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ペントースリン酸経路について質問があります。ペントースリン酸経路において、6ホスホグルコノラクトンから6ホスホグルコン酸に代わる反応を触媒する酵素がラクトナーゼであるという風に大学の授業で習ったのですが、この酵素名が覚えにくくて困っています。例えば脱水素化する酵素ならデヒドロゲナーゼ、異性化する酵素ならばイソメラーゼというようにその酵素がどんな働きをするのかによって酵素は命名されているのかと思っていたのですが、その流れからするとラクトナーゼは加水分解をしている酵素なので○○ヒドロラーゼのような形になるのではないかと思ってしまいました。ラクトナーゼはラクトンに反応する酵素なのでラクトナーゼはという名称になっていると思うのですが、ラクトンヒロドラーゼとなっても良さそうと思ってしまいました。よく考えれば今まで解糖系で習ってきた酵素等を振り返ってみても、物質名+その物質にどんな作用をするのかという命名法になっていたため急に違う命名法になってしまってびっくりしているといった感じです。漠然とした質問で申し訳ありません。当方は今大学二年生で、高校時代は化学と物理を選択していたので生物にはあまり詳しくなく、酵素についてもあまり分かっておらず、今生化学を勉強し始めたばっかりの状態です。
酵素の命名法はどのように考えればいいのか。 物質名+ーゼみたいな名前の酵素は他にあるのか という点が分からず、ぜひご教授願いたいのですが、ペントースリン酸経路や解糖系、クエン酸回路等の周辺知識やプラスαも是非良ければ回答に含めていただけるととても嬉しいです。

A 回答 (1件)

現在では酵素の反応様式に対して「EC 番号」があって, それぞれの番号に対して系統名が付けられる. 一方で「常用名」という「通称」もある.



って
https://ja.wikipedia.org/wiki/EC%E7%95%AA%E5%8F% …
に書いてある. そこにもあるけど初期に命名された酵素は当然このような命名法を考慮するわけにもいかないので, 「トリプシン」のように「-ase」がつかないものや「カタラーゼ」のように「どんな反応なのかさっぱりわからない」ものもある.

質問文に出てくる「ラクトナーゼ」, より詳しくは「6-ホスホグルコノラクトナーゼ」 (単に「ラクトナーゼ」では「どのラクトンに作用するのか」が決まらない) には EC 3.1.1.31 という EC 番号が与えられていて, 対応する系統名は
https://www.genome.jp/dbget-bin/www_bget?enzyme+ …
によると
6-phospho-D-glucono-1,5-lactone lactonohydrolase (6-ホスホ-D-グルコノ-1,5-ラクトン ラクトノヒドロラーゼ)
となっている. 「ラクトンヒドロラーゼ」でもいいような気がするけど, 発音の都合で o が挿入されたものと思われる (ときどき生じる).

あと, 加水分解酵素では基質の名前をとって「○○ase」とすることがある (アミラーゼやマルターゼ, ATPase など). ほかにも, スクロースを分解する酵素としてスクラーゼとサッカラーゼというのもあるらしい.
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この回答へのお礼

ありがとうございます! 参考になりました。

お礼日時:2022/04/23 01:27

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