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カナダに1ヶ月弱、旅行に行きます。
現地でのホテル代や買い物はカードで支払うつもりなのですが、
そのほかに、現地に住んでいる友人と現地ツアーに参加するのに10万位使用します。
その代金は友人が立て替えてくれており、本人の希望でカナダドルの現金で返したいのですが、お金をどのように準備すればよいでしょうか?

今、三井住友銀行と新生銀行のキャッシュカード(クレジット機能なし。クレジットはANAのVISAと郵便局提携セゾンのVISA)は持っていますが、このカードで現地で日本円(→カナダドルに両替)またはカナダドルで直接引き出すことはできるのでしょうか?
それとも日本でTCに変えて持って行った方がよいのでしょうか?

アドバイスお願いします

A 回答 (7件)

 先般ニュージーランドの飛行機予約の件でお会いして以来ですが、今度はカナダですか。

旅行の機会がたくさんおありで羨ましいです。

 カナダドルの調達ではNo. 4のご回答にもあるように、クレジットカードによるキャッシングかカナダドル建てトラベラーズチェック(以下TC)のレートがよいです。ただしバンクーバーなど西海岸の都市では、日本円現金をそのまま両替した方が有利になることがあります。

 最初にいくつかの為替用語について説明させてください。
・銀行間レート その名の通り外国為替市場において銀行間の取引に使われるレートです。新聞やテレビなどで報じられているレートは特に断りのない限り銀行間レートです。
・公示仲値 銀行間レートは株価などと同じく常時変動しており、金融機関でこれを取引の基準に使うと処理が煩雑になります。そこで各金融機関は銀行間レートに代えて「公示仲値(TTM)」というものを定め、一日を通して適用します。(一日に数回見直す金融機関もあります)
・クレジットカード会社が定める通貨間換算レート クレジットカード会社も海外利用分の決済を行う関係で、通貨間の換算レートを毎日定めます。クレジットカード会社が定める通貨間換算レートと銀行間レートの乖離は、私の集計では通常±0.4%以内、為替変動の激しい局面でも±1.0%以内で収まっています。

 クレジットカード会社が定める通貨間換算レート、公示仲値、銀行間レートの三者は同じ値と見なして差し支えありません。為替相場は常に変動していますので、No. 4のご回答のようにレートの絶対値でなく上乗せの手数料の多寡で比較するのはうまい方法です。ただし「上乗せ前のレートは何か」を確かめておくのは当然の前提です。

1. トラベラーズチェック
 TC発行時のレートには「対顧客電信売レート(TTS)」が適用されます。カナダドルのTTSは大半の銀行で公示仲値に1円60銭上乗せです。この上乗せ分のことを「為替手数料」と呼びます。このほかにTC発行手数料が1%かかります。また通信販売業者「セシール」[1]は手数料0.5%でTCを発行していて多少有利です。セシールは三菱東京UFJ銀行のレートを使っているようです。
 カナダでTCを換金する際、銀行やTCのブランドによっては換金手数料(1回3~5カナダドル程度)を徴収することがあり(例えば[2])、その場合は多少目減りが生じます。

 シティバンク銀行は外貨預金をそのままTCで払い出せて便利ですが、カナダドル建てTCは扱っていません(ユーロ、米ドル、英ポンド、豪ドルのTCのみ)。また外貨現金は米ドルのみの扱いです。シティバンク銀行でカナダドル外貨預金をしても、TCや現金で払い出すことはできないのです。今回の1,000カナダドルのためだけならシティバンク銀行にメリットは全くありません。

2. 日本でカナダドル現金に両替
 これはあまりお勧めしない方法です。日本におけるカナダドル現金の両替レートは大半の金融機関で公示仲値+8円60銭で、日本円→カナダドルの片道で8.2%も目減りしてしまうことになります。到着後すぐに必要な最小限の現金を用意する目的ならよいのですが、1,000 CADとまとまったお金でしかも急がないならお勧めしません。

3. カナダで日本円現金から両替
 バンクーバーなど西海岸の都市に限ってお勧めする方法です。西海岸の都市は日本との交易・交流が盛んで日本円の流通量も多いために、日本円現金からでも悪くないレートで両替できます。例えば[3]で紹介されている両替商[4]など好レートを出しています。4月12日のこの両替商のレートは
日本円→カナダドル 100円→0.9400 CAD
カナダドル→日本円 0.9590 CAD→100円
となっています。売買の中間のレートは0.9495ですので、日本円→カナダドル片道での手数料(目減り)は1.0%と分かります。この両替商では両替1回ごとの手数料もありません。片道1%ならかなりお得な両替と考えて頂いて結構です。
 一方、東海岸になると日本円の流通量が減ることもあって、日本円現金からの両替は銀行でも両替商でもレートが悪くなるようです。東海岸の場合はキャッシングかTCをお勧めします。

4. クレジットカードでキャッシング
 クレジットカードでキャッシングした場合、適用されるレートは上記の「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」そのままです。為替手数料に相当するもの(海外利用時の手数料1.60~1.63%)は今は加算されません[5-8]。ANA VISAでも手数料1.63%は加算されないことを実際に利用して確認済みです。
 一方、利息は別途加算されます。利率は年利で15~25%、利用日から引落し日までの期間は25~55日くらいですので、利息として1.0~3.8%程度を払う計算になります。これが手数料にあたるとお考え下さい。ANA VISAは三井住友カード発行で利率は年利18.0%[9]、郵貯カード《セゾン》はセゾンカード発行で年利24.0~25.0%です。またATMによっては設置者が利用手数料(典型的には50円~200円相当くらい)を徴収することがあります。これは国際キャッシュカードやデビットカードでも同じです。
 キャッシングをより有利に使う方法としてNo. 4のご回答にもある繰上げ返済があります。幸いなことに三井住友カード、セゾンカードはどちらも繰り上げ返済可能で、かつ提携ATMから返済すれば振込手数料もかかりません。ただし滞在が1か月となると帰国してからの繰り上げ返済が締め日に間に合わず、通常の引落しになる可能性もあります。
 クレジットカードによっては繰り上げ返済自体ができなかったり、繰上げできても銀行振込手数料を負担しなくてはならなかったりします。そのようなカードは当然ながらキャッシングには不向きです。

5. 国際キャッシュカード
 新生銀行のキャッシュカードはそのまま国際キャッシュカードの機能を持っており、海外で現地通貨を引き出せます。ただしレートは良いとは言えず「VISAインターナショナルが定めるレート」に手数料が4%加算されます。「VISAインターナショナルが定めるレート」とはまさに上述の「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」ですから、目減りはそのまま4%と計算されます。
 三井住友は「VISAインターナショナルが定めるレート」に3%を加算、さらに1回200円の手数料がかかります[10]。日本円にして2万円以上を引き出すなら三井住友有利、それ以下なら新生有利ということになります。
 シティバンク銀行のキャッシュカードも同様に国際キャッシュカードの機能を持っています。レートは新生に比べて別に悪いわけではありません。確かに対顧客電信売レート(TTS)に3%加算なのですがカナダドルのTTSに3%加算されるわけでなく、正しい計算は「カナダドルの金額を公示仲値相当のレートで米ドルに換算し、米ドルのTTSに3%加算」です。シティバンク銀行における米ドルのTTSは公示仲値に1円加算ですから、今のレート(公示仲値で1米ドル=119円00銭程度)で計算すると手数料合計は3.8%です。

6. デビットカードでキャッシング
 郵貯カード《セゾン》でクレジットカードのブランドがVISAなら、「郵貯グローバルサービス」[11,12]を利用することができます。これは国際キャッシュカードの場合と同様、郵便貯金口座の資金を、現地ATMを通じて現地通貨で引き出せるサービスです。
 事前の手続き(特定保留)が必要で多少手間はかかりますが、引落し額は「VISAインターナショナルが定めるレート+1.60%で円換算、これに1回200円を加算」なので、一度に8,334円以上引き出すなら新生銀行のキャッシュカードより有利です。三井住友との比較では「郵貯グローバルサービス」が常に有利です。

【試算例】
 銀行間レート、公示仲値、クレジットカード会社が定める通貨間換算レートの三者が等しく1カナダドル=104円50銭、1米ドル=119円00銭の際に、1,000カナダドルを準備するのに必要な日本円の額を比較します。有利な順に以下の通りです。
(1)カナダで両替商をよく選んで日本円現金を両替
104.50×1.01×1,000=105,545円
* 行き先が東海岸の場合は不適
(2)クレジットカードでキャッシング
104.50×{1+(0.18×40÷365)}×1,000=106,561円
* ANA VISA(年利18%) 利用日から40日で返済を仮定
* 現地ATM使用料は含めず
* 滞在が1か月と長いので繰り上げ返済はしない(できない)と仮定
(3)カナダドル建てトラベラーズチェック
(104.50+1.60)×1.01×1,000=107,161円
* カナダでは、TC換金手数料のかからない銀行を選ぶとします
* 「セシール」を使えば(104.50+1.60)×1.005×1,000=106,630円
(4)郵貯《セゾン》 郵貯グローバルサービス
104.50×1.0160×1,000+200=106,372円
* 現地ATM使用料は含めず 以下(5)~(7)に共通
(5)三井住友銀行 国際キャッシュカード
104.50×1.03×1,000+200=107,835円
* 発行手数料1,050円別途必要
(6)シティバンク銀行 国際キャッシュカード
104.50÷119.00×(119.00+1.00)×1.03×1,000=108,539円
(7)新生銀行 国際キャッシュカード
104.50×1.04×1,000=108,680円
(8)日本の銀行でカナダドル現金に両替
(104.50+8.60)×1,000=113,100円

参考ページ
[1] http://www.cecile.co.jp/travelers_cheque/
[2] http://www.tdcanadatrust.com/accounts/fees.jsp#t …
[3] http://www.jpcanada.com/vbce.html
[4] http://www.vbce.info/index.cfm?fuseaction=Major_ …
[5] JCB「事務処理手数料1.60%の上乗せはなし」 http://plaza.jcb.co.jp/travel/guide/beginner/cau …
[6] ゆめカード「海外キャッシングについては上記コスト加算はありません」 http://www.youmecard.jp/use/overseas.html
[7] シティカード「海外キャッシングサービスには事務処理経費は含まれません」 http://www.citibank.co.jp/ccsi/info/info.html
[8] GE Moneyカード 第19条参照  http://gemoney.jp/card/etc/rule_org2.asp
[9] https://www.smbc-card.com/mem/loancash/kaigai_ca …
[10] http://www.smbc.co.jp/kojin/sonota/cash/naiyo.html
[11] http://www.saisoncard.co.jp/lineup/ca001.html
[12] http://www.saisoncard.co.jp/lineup/ca001a.html

参考URL:http://www.jpcanada.com/vbce.html,http://www.vbce.info/index.cfm?fuseaction=Major_ …
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この回答へのお礼

度々有難うございます。
また詳しいご回答、参考URLも感謝いたします。
じっくり見比べて勉強します!

お礼日時:2007/04/17 13:35

#4です。


下記若干補足します。
まず、クレジットカードで現地通貨をキャッシングするときの手数料は、1%ではなく1.63%でした。
あと、国内銀行での店頭両替レートは、カナダドルの場合8円程度の為替手数料がかかるようです(3~3.5円は米ドルと勘違いしていました)。したがって、新生銀行・三井住友・クレジットカードいずれの方法で現地通貨キャッシングをした場合でも、銀行で現金両替するよりはトクです。
T/Cについては、カナダドルでも為替手数料は2円弱のようです。したがって、

1)クレジットカードでキャッシング(1.63%+利息)
2)T/C発行(2円+1%)
3)三井住友 国際キャッシュカード(3%)
4)新生銀行(4%)
5)銀行店頭での現金両替(8円)

という順番になります。
ちなみに、シティバンクの口座維持手数料は、円預金残高が平均50万円以上または、外貨預金残高が平均20万円以上で無料、それでなければ月2100円です。この平均とは、月末ではなく「毎日の残高の平均」なので、月のうち20日くらい残高ゼロで、月末に50万円入れてもダメですので気をつけてください。
また、Citibankのキャッシュカードでも現地通貨を引き出せるのですが、このレートはクレジットカードや新生銀行などに比べかなり悪いようです。仲値ではなく、TTSに3%を乗じたレートになるためです。
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ビザカードで、現地ATM機でキャッシングをして、


帰国して、そのカード事務所に電話し、
日本のどこの銀行のATM機で返済できるかを
聞いて、すみやかに返済するのが、
一番レートがよろしいとおもいます。

キャッシングの際のレートは、
買い物の際のレートよりよろしい。
すぐ返すと、ほとんど利子がかかりません。

行く前に、ビザカードの事務所に連絡し、
カナダでキャッシング可能かどうかは
問い合わせていたほうが良いかもしれません。
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新生銀行のキャッシュカードは、標準で現地ATMにて現地通貨の引き出しが可能です(PlusマークのあるATMで使用可能)。

この場合、通常レートの4%の手数料がプラスされます。おおむね4円程度ということになりますので、国内銀行での為替手数料(3~3.5円)より割高ということになります(あと、ATMによってATM使用手数料が2~3ドルかかることがあります)。
三井住友の場合、国際キャッシュカードを発行すれば、現地ATMでの引き出し(同じくPlus対応ATM)が可能となります。カード発行手数料が1050円、引き出し1回当たり200円の手数料がかかります。為替手数料は3%で、新生銀行よりは割安ですが、銀行での両替とおおむね同じレートです。

クレジットカードにPlusまたはCirrusのマークが入っていれば、それでキャッシングすることも可能です。この為替手数料は1%ですので、上記のキャッシュカードを使用する方法より割安です。ただし、キャッシング手数料(利息)がかかります。年利がおおむね15%~20%程度なので、1月で1~2%程度の利息ということになります(請求が遅れたら、その分利息もかさむ)。
帰国後すぐにクレジットカード会社に連絡して繰上げ返済すれば、この利息は最小限にすることが可能となります。

T/Cの場合、発行手数料1%、為替手数料が1.5円程度なので、おおむね2.5円程度の手数料となります。

トータル的には、クレジットカードでキャッシング⇒繰り上げ返済が一番割安、ついでT/Cを発行してもらう、ということになると思います。

もっとも、手数料の差は10万円ならせいぜい1000円~2000円程度ですから、それほど頓着するほどのこともないかもしれません。

ちなみに、Citibankに口座を持っていれば、外貨普通預金口座の残高から無手数料でT/Cを発行してもらうことが可能です。また、あまったT/Cも無手数料で外貨普通預金口座に預け入れすることができます。海外旅行に頻繁に行く人には、非常にお得な口座です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
新生銀行は現地で現地通貨での引き出しが可能だったような気がする・・と思っていたのですが、手数料が結構するのですね。
シティバンクは残高によっては維持費がかかるというようなことを聞いたような気がしますが・・また詳しく調べてみます。

お礼日時:2007/04/12 22:07

カナダに着いたら友人にすぐ返済するのに、わざわざT/Cにするのは1%の発行手数料がもったいないです。

T/Cはある程度の期間持ち歩いて、盗難や紛失が起きた時のリスクヘッジとして購入すべき商品です。

日本円を持っていって、現地の銀行でカナダドルに替えるという方法もありますが、都会でなければ日本円のレートはあまりよくないこともあるので、私ならクレジットカードでそのままATMからキャッシングする方法をお勧めします。

お手持ちのクレジットカードの裏面に「CIRRUS」や「PLUS」のマークが入っていれば、ほぼ世界中のATMで現地通貨を引き出せます。それが一番手っ取り早くて、レートも損にならなくて、管理も楽だと思います。
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大昔、カナダに旅行した時は、横浜銀行でカナダドルに換金してから行きました。



http://www.boy.co.jp/tenpo/ryogae.htm

お手持ちのキャッシュカードやクレジットカードの裏面に、<PLUS>マークが付いていれば、提携している海外のATMから、現地通貨で引き出しが可能です。
普通、クレジットカードはOKですが、キャッシュカードは国際キャッシュカードの申し込みをしてなければ、対応していない筈です。

http://www.smbc.co.jp/kojin/sonota/cash/
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どちらも可能です。

日本円で10万円ならVISAはカナダでもキャッシング出来ると思います。

私は現金を多く持ち歩かないので国内でもカ-ドです。海外に行く時もキャッシュは空港に行くまでに必要な額しか所持しません。現地でそれほどキャッシュが必要になったケースもないので、いつもそんな感じです。

ただ為替レートが気になる場合は国内でカナダ$かT/Cに交換した方が安心です。
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