
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
酸化鉄(II) は別名“酸化第一鉄”、酸化鉄(III) は“酸化第二鉄”とも呼びます。
古い時代の呼び名ですが、恐らくイオンの価数と「第一」「第2」を混同する恐れがあり紛らわしいという理由で使われなくなったのでしょう。化学式 FeO で表される酸化鉄の場合、鉄イオンの価数が +2(人によっては、流儀の違いにより「+II」とも表記する)であるため、ローマ数字で符号を除いた価数を表し丸カッコにいれて「酸化鉄(II)」の様に表記します。
因みに、もしも「酸化鉄(I)」なる化合物が存在したとすると、その化学式は Fe2O になると思われます。
しかし、Fe^+ イオンは Fe^{2+} や Fe^{3+} よりも恐らくかなり不安定であるため、天然には殆ど存在しないでしょう。
No.2
- 回答日時:
酸化鉄IIではなく、酸化鉄(II)ですね。
かっこに入れて書きます。かっこの中の数字(ローマ数字)は、酸化数といいます。酸化鉄の場合は、鉄の酸化数を表します。FeOでは、鉄の酸化数が+2なので酸化鉄(II)となります。なぜ+1ではなく+2になるかといいますと、結合している相手が酸素だからです。例外はありますが(過酸化水素H2O2中の酸素など)、酸素は数ある元素の中でフッ素に次いで電気陰性度が高く、普通-2価のイオンのように挙動します。こうして、酸素の酸化数が-2となります。-2価の酸素と1:1で結合して全体として電荷が0となる数、ということで、自動的にFeO中の鉄は+2価ということになるのです。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報