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幕末に起こった「ええじゃないか」ですが、いろいろ調べても意味がよく分かりません。
「神社の神符が降った」ってどういうことでしょうか?
「討幕に影響した」って具体的にどう影響したのでしょうか?
「ええじゃないか」って何がええのでしょうか???

A 回答 (3件)

「神社の神符が降った」というのは、空から神社の御札が降って来たといわれています。

ですが、実際のところは朝起きると、家の軒下や庭、庭の木の枝等に御札が落ちていた(置かれていた)というのが実情のようです。「昨晩までは何もなかったのに朝、起きるといつの間にか御札があった。空から降って来たに違いない」という事らしいです。

「討幕に影響」・・・幕末の世情不安な時期に起きた世直しを求める民衆の運動、あるいは一種の集団ヒステリーな訳ですが、この騒ぎにより治安が大きく乱されました。その結果、この騒ぎをおさめる為に幕府は力を割かねばならず、討幕派への取り締まりにも影響したのです。特に京ではこの騒ぎに乗じて、多くの討幕派の人間が幕府の目を掻い潜って入り込む事に成功し、討幕活動も活発化しました。そして「王政復古」がなされ、翌年には「鳥羽伏見の戦い」が起きる事となります。
実際、昔から討幕派が、治安を乱して幕府を混乱させる為に、御札を撒き騒ぎを引き起こしたという説があります。
福沢諭吉と並んで「天下の双幅」と言われた、明治時代のジャーナリストの福地源一郎は「御札降りは京都方が人心を騒擾させる為に施した計略なり」と言っています。
また総理大臣になった大隈重信も「誰かの手のこんだ芸当に違いない」と言っています。

「ええじゃないか」というのは囃子言葉で、色々な事がええみたいです。もともとは御札がふってきた来た事が吉兆に違いないという事で、「おめでたいぞ、ええじゃないか」となったみたいです。それが広がるうちに色々な事が唄われています。
「日本国の世直り、ええじゃないか」とか、「おかげ参りすりゃ、ええじゃないか」とか当時の世情、関心事など色々な事に関して、ええじゃないかと言っていたみたいです。
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この回答へのお礼

詳しい回答をありがとうございました。
これで大分スッキリしました。

お礼日時:2007/05/05 07:59

諸説あるんですが、最初は伊勢神宮へのおかげ参りと関係があったとか。


何年かに1回、ブームのように伊勢神宮へ全国の人がお参りに殺到したそうです。
その集団が「神社の神符が降った」と言ってこれで全てが救われるみたいな
感覚で「ええじゃないか」と囃子ながら踊り狂って伊勢を目指したそうです。
「ええじゃないか」の意味もよく分からないのだけど確かお囃子の一部で
「くれたってええじゃないか」と言いながらお金持ちの商店に集団で
押し入り金銀をばら撒いたと言われています。その結果、破産した商店も
あったようで、そういう意味で庶民による下克上といいますか、革命だったと
分析する人もいるようです。
発生時期が幕末だったので本来は無政府状態に対する社会不安だったんだと
思いますが、幕府の統治能力の低下を決定的にし、倒幕に影響したと
分析している人もいるのだと思います。
あいまいな記憶なので自信なしです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
単純なようで難しい用語だったんですね。

お礼日時:2007/05/05 07:58
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