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同じような質問が過去にありましたら申し訳ありません。
今年の九月にヨーロッパまでビジネスクラス特典航空券で行く計画をしていましたが、ほとんどの日程が空席待ちとなっています。

ビジネスに空席があれば特典航空券に回してもらえるのでしょうか。それとも特典航空券の席数は限定されていて、いくら空席があっても乗せてもらえないのでしょうか。(ちなみにヒラのAMC会員です)
申し込むのが遅すぎたのですが、どのくらいとれるものなのか、実際に空席待ちでビジネスに乗れた方がいたら教えていただけたら幸いです。
(無理そうなら、今回は格安エコノミーで行こうかと思っています)

A 回答 (4件)

 出発日が近付いても空席が多く残っている場合、その分が特典航空券に回されることはあります。

しかし欧州線や北米線のビジネスクラスは有償航空券での需要も多く、特典航空券へは配分そのものが出にくくなっています。仮に出たとしてもご存じのようにANAマイレージクラブの上級会員が優先されますので、一般会員ですと条件はかなり厳しくなります。

 まず有償航空券まで含めて「イールドマネージメント」の説明からいたします。航空便の座席という商品には「供給数は限られている」「在庫を翌日に持ち越せない」「固定費が高く変動費が小さい」という特徴があります。このような条件の下で利益を最大化する販売管理手法を「イールドマネージメント」などと呼んでいます。イールドマネージメントについては[1]のページが分かりやすくかつ詳しいので、ご興味があればご覧ください。[1]のページはホテルの部屋の販売を例にしていますが、航空便の座席の販売も本質は同じです。
 航空券には値段の高いものから安いものまであり、さらにこれに特典航空券が加わります。もし予約受付開始と同時安い航空券や特典航空券での予約まで無制限に受け付けると、座席はそれらの航空券で全てふさがってしまい、航空会社の収益は小さくなります。
 かといって高い航空券にばかり割り当てて販売すると売れ残り、当日は空席だらけで飛行機を飛ばす羽目になってしまいます。そこで航空会社は需要予測を立て、最初は高い航空券の割り当てを多く設定し、売れ行きをにらみながらだんだんと安い航空券に座席を開放していきます。この配分調整は常に行われており、高い航空券しか残っていなかった便に突如安い航空券が出ることも珍しくはありません。

 特典航空券への座席配分もイールドマネージメントの枠組みの中で調整されますが、言うまでもなく特典航空券は一番後回しで、配分が出るのは「空席が十分にあるか、あるいはその可能性が明らかに高いと予測できる場合」とお考えください。繰り返しになりますが配分は常に調整されており、最初から最後まで固定されているものではないです。
 航空会社にとってもみすみす空席で飛ばすより特典航空券でマイルを消化してもらった方がまだありがたく、空席が十分あるのに意地悪(?)して特典航空券を出すのを渋ったところでメリットはありません。上で述べたように航空便の座席には「固定費が高く変動費が小さい」特性があり、空席を景品として提供する追加コストはわずかだからです。余談ですがこの景品提供コストの低さと、その景品を有償で購入した時の値段の高さのギャップが、マイレージプログラムが成功した理由の一つです。

 さて質問者さんは9月のご旅行をお考えとのことですが、これから9月までの間に、有償航空券を購入してその便のビジネスクラスを予約するお客さんはそれなりの数出てくるでしょう。航空会社側からすれば、有償旅客が見込めるうちは特典航空券への配分は出したくないわけです。特に長距離線のビジネスクラスは昨今の航空会社にとって重要な収益源であり、その意味でも特典航空券への配分は絞り気味にせざるを得ません。
 特典航空券に配分が出るとしたら、上述のように「有償客の予約が予測より少なくどうも空席が発生しそうだ」となった場合です。しかし実際の空席がどの程度発生するか、確実なことは出発日が近付かないと(航空会社にも)分かりません。そのような理由から出発日の1か月前や2か月前の段階では配分は絞られており、ANAのWebサイトで特典航空券の空席カレンダーを見ても「ほとんどの日が空席待ち」になってしまっているわけです。
 一方で今から10~15日後くらいの便では、カレンダー上でそこそこ空席も見つかることにお気付きかと思います。これが「当日は空席が発生しそうだ」ということで、特典航空券用に追加配分された座席と推定されます。その不確実な可能性に賭けるか、それとも確実に旅行に行くために(エコノミーでも)有償航空券を購入するかは、質問者さんのご希望次第です。

 冒頭で述べましたように欧州線や北米線のビジネスクラスは、もともと業務渡航の有償航空券での需要が多い上、マイルの利用法としても「欧州線・北米線のビジネスクラス特典航空券」は人気があるために競争が非常に激しくなっています。全く取れないわけではないのですが、希望の日程や路線ですんなり取れることは稀です。空きのある日程・路線を丹念に探し、それを上手につなげて旅程を組むのが特典航空券の上手な利用法ということになるでしょう。
 以下に記したのは、私が過去にビジネスクラスの特典航空券やビジネスクラスへのアップグレードを申込んだ時の結果です。欧州線はスターアライアンス他社を含めて第一希望で取れなかったことがほとんどで、日程や経由地を調整することでなんとか特典航空券を利用しています。例えば、週末の出発を週央に変更するなどは一つの手です。

(A) 2001年8月 ×関西→シンガポール
正規割引航空券"GET21"(当時)からマイル引き換えでのアップグレードを申込んだが、当時まだ一般会員だったこともあり、結局割当ては回ってこなかった。
(B) 2001年11月 ○関西→シンガポール、○シンガポール→関西
ANAプラチナサービスメンバーとなりメンバー特典のアップグレード券を利用。3週間前に申込み。三連休絡みだったが比較的容易に取れた。当日のビジネスクラスにはまだ空席があった。
(C) 2002年5月 ○成田→フランクフルト、○フランクフルト→成田
アップグレード券(ANA SFCとブロンズ)を利用。5週間前にビジネスクラスへのアップグレードを申込み、往路はその場で、復路は数日のうちにOKが出た。GET35を利用。
(D) 2003年7月 ○成田→コペンハーゲン、○ミュンヘン→成田
ビジネスクラスでスターアライアンス特典航空券を申込み。出発の3週間前にいったん仮の旅程で予約した上で、発券期限までの間に少しでも希望に近い便が出ないか探った。往路は結局第一希望の日に空席が出ず仮に押さえた便で出発。復路はフランクフルト→成田を希望のミュンヘン発に変更できた。
(E) 2004年1月 ○成田→シンガポール、○シンガポール→成田
GET21+アップグレード券で利用。三連休絡みだったが特に苦労せず予約できた。アップグレードの申込みは出発1か月前。
(F) 2004年2月 ○成田→オークランド、○オークランド→成田
ニュージーランド航空のビジネスクラス特典航空券。2週間前に申込んだが、業務目的での渡航者がもともと多くないためか容易に予約できた。
(G) 2004年7月 ×ロンドン→成田
GET21+アップグレード券で3週間前にビジネスクラスを申込んだがその時点で20人以上の空席待ち。しかもその後次々と有償客で埋まり、結局アップグレードは叶わず。
(H) 2006年8月 ○成田→チューリヒ、○フランクフルト→成田
お盆の最繁忙期に絡んだ日程のスターアライアンス特典航空券。出発2週間前に何気なく空席状況を調べてみたら、ビジネスクラスはどこも満席だったもののファーストに空席を発見したので仮の日程で急遽予約。さらに発券期限まで粘ったところ、往路はお盆入り最初の日曜発の便にうまく変更できた。復路は第一希望の日程に空きが出ず、仮に押さえた日程の便で帰国。

【まとめ】
(1)航空会社は「イールドマネージメント」という手法で常に座席配分を調整しています。出発日が近付いて、どうも空席が残りそうだとなれば、特典航空券に配分が追加されることはあり得ます。(誰かが特典航空券をキャンセルすることは必須ではありません)
(2)一方で欧州線や北米線のビジネスクラスは、有償航空券での需要ももとより多い上に特典航空券でも人気があります。空席待ちで乗れることもなくはないのですが、その確率は一般に低いものです。
(3)出発日が近くなってから空きのある日程・路線を探し、うまくつなげて旅行に仕立てるのが特典航空券の一つの使い方と言えます。逆に日程や目的地が動かせないのであれば特典航空券は使いにくいです。

参考ページ
[1] http://www.geocities.co.jp/HeartLand/3999/rm/

参考URL:http://www.geocities.co.jp/HeartLand/3999/rm/
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私もANAプラチナメンバーです。



今まで、4回ほどビジネスクラスの特典航空券をキャンセル待ちしましたがその後に取れたことは1度もありませんでした。結局、キャンセル待ち期限が来てしまい、購入もしくはエコノミー特典を利用しました。

自分の不運をひけらかすのはどうかと思いましたが、まず行けるか行けないかは重要でしょうから私自身の経験としてお伝えすることにします。
ご参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
キャンセル待ち、の状態になればとれる確率がたかいのではと思っていましたが、相当厳しそうですね。
貴重なご報告ありがとうございました、

お礼日時:2007/07/07 16:03

特典航空券で使用できる席は限定されています。


需要の多いときは 特典航空券で使用できる席はごくわずかしかありません。
そのため、いくら空席があっても予約できないことは珍しくありません。
同じように割り引き航空券で使用できる席もかぎられています。

航空券を大きく分けると (上位→下位)
ノーマル航空券、IATAペックス航空券、ゾーンペックス航空券、ゾーンペックス「早割」航空券、ディスカウント航空券、特典航空券となります。
それぞれの販売席数は事前に決まっています。
上位航空券を購入すれば、下位の航空券で割り当てられた席を購入することができますが、下位の航空券では上位航空券で割り当てられた席を購入できません。

早割でキャンセル待ちなのに、1万円ほど高くなるゾーンペックスなら空席が沢山あることは珍しくありませんよ。
 
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
ということは、特典ビジネス航空券を予約してる人がだれかキャンセルをしない限りは取れるのは難しそうとのことでしょうか。。。。

お礼日時:2007/07/06 18:34

ANAプラチナメンバーです。


私の経験からすると特典航空券の場合、最初は空席待ち状態が多いです。この4月日本に帰国するためにエコの特典航空券を予約しましたが、「お座席がご用意できました」メールがなかなか来ずに、ルフトを
調べたところビジネスが簡単に取れました。たまたまスターアライアンス系でマイレージ20%オフをやっていましたので、ANAのエコとほとんど同じマイレージでした。ビジネスに拘るのでしたら、スターアライアンス系の特典航空券をあたってみるのも一計だと思います。
回答になっていないかもしれませんが。。。
Good Luck!
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
いろいろ調べてみたのですが、すでにほかのスターアライアンス系も予約がいっぱいでした。
キャンセル料がかかってしまうけど、通常の航空券も抑えておいたほうがいいかもしれませんね。

お礼日時:2007/07/06 06:00

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