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「伊勢物語」の和歌
「名にし負はばいざこと問はん都鳥わが思ふ人はありやなしやと」
この物語でてくる隅田川の渡りの場所を考えます。台東区地下鉄浅草駅のちかくを隅田川が流れます。そこに言問橋がかかっています。推測すると、言問橋の付近と考えられます。その橋のあたりにはユリカモメが群れています。ユリカモメは都鳥をさすといわれます。隅田川を船で渡った場所はどのあたりでしょうか。教えてください。

A 回答 (3件)

丁寧なお礼の言葉をいただき,ありがとうございました。


また先日の回答はぞんざいな言葉遣いで失礼しました。

その後ちょっと調べてみたところ,
「都鳥」の歌は言問橋より1.5Kほど上流にある
白髭橋のあたりで詠まれた,とされているようです。

昔の江戸の推定地形図(かなりショッキングな地図ですよ)
からしてもここらへんしかないようです。
http://www.asahi-net.or.jp/~vm3s-kwkm/edo/edo145 …

現在の白髭橋のあたりには地下鉄路線もなく,
(しいて言えば南千住が最寄駅か,)
風景も緑少なく,ガスタンクが見えるなど,
隅田公園とは違って物語の世界とは縁遠いようですが・・・

しかし,ここには神亀元年(724年)に建てられたとされる
石浜神社があり,そこに「都鳥」の歌碑があるそうです。
神亀元年から神社があったとすれば,
業平は当然ここに立ち寄ったとも考えられます。
(落ちたりとはいえ貴族が立ち寄れるようなところは,
その当時,周囲にいくらもなかったでしょうから。)

歌碑は文化年間に建てられたものなので
磨滅しているかもしれませんが,
いつか涼しい季節にでも足を延ばされてはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

ごていねいに恐れ入ります。伊勢物語は高校のときに教わりました。古典にしては分かりやすい文章からなっていると思います。すでに高校を卒業して久しくなりますが、この都鳥の和歌がよまれた場所はどこだろうかと考えていました。言問橋の近くを歩いたときは、波打ち際にくちばしと足が赤い鳥が群れていました。この鳥こそ都鳥です。そこで、都鳥の和歌がよまれた場所はこの辺りかなと思うときもありました。もう少し涼しくなったら、お話にある白髭橋の近くに行って見るつもりです。ていねいな回答に重ねて感謝申し上げます。お礼が遅れてしまい失礼しました。

お礼日時:2007/08/18 11:33

「業平」という地名があるので,


その辺りではないか。
そこらの役所に問い合わせてみると
手がかりが得られるかもしれない。
(地元贔屓の牽強付会の可能性はあるが。)

ただし,言問橋もあるし業平という地名もあるが,
現在の地図にあるような地形が
平安時代にもあったとは思えない。

「江戸」の地形は江戸時代の大規模な土木事業でできた。
それ以前には,(なんと)利根川が東京湾に流れていた。
東京駅も銀座も海の底で,日比谷は断崖絶壁の海岸だった。

伊勢物語の当時の場所を同定するには,
周辺の地形の把握が不可欠だ。
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この回答へのお礼

ていねいな回答をいただきありがとうございます。私は伊勢物語が好きで都鳥の和歌がよまれた場所を知りたいと思います。回答のとおり、江戸時代の地理もかなり変化しているのですね。今となっては、よまれた場所は分からないようです。時々、言問橋のあたりを歩くときに、ここが和歌がよまれた場所かなと思ったりします。お礼が送れたことをお詫びします。暑さ厳しき折、どうぞご自愛ください。

お礼日時:2007/08/16 08:08

言問橋の架けられたのは、昭和3年で、当時ここに渡しがあったわけではないそうで、言問団子が近くにあったのでそれに因んだというような色気より食い気、花より男子のような話もあります。



もちろん江戸時代の隅田の橋は、永代橋、新大橋、両国橋ぐらいですから、このあたりには橋はなく、渡しだけだったようですね。
江戸時代からの「言問の渡し」といわれるものは、現在の言問橋の上流の向島三囲神社と浅草待乳山聖天を繋ぐ「竹屋の渡し」と、下流の源森川河口から浅草観音への「枕橋の渡し」を総称したもので、これもあくまで江戸時代のことですから、利根川が江戸湾に流れ込んでいた中世の隅田川とは、どうも事情が異なるようです。
まして、在原業平が隅田川を渡ったという確証すらないのですから、何処を渡ったかという考古学的な推測は難しいのではないでしょうか。
回答になっていなくて、ごめんなさい。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答に感謝します。高校で伊勢物語を勉強しました。かきつばたや立田山、都鳥の和歌はとてもよい和歌だと思います。隅田川のほとりに佇んでいると、ユリカモメが波打ち際に群れています。そんなときは、ここが渡りの場所ではないかと思ったりします。でも、お答えのように無理なのでしょう。暑さも厳しくなる折、ご自愛されますように。

お礼日時:2007/08/01 22:24

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