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下記の文書は間違っていないでしょうか?

『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる』

もしかして…
『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎだす』
の方がより良い文書になりますか?

誰か赤ペン入れてくださいw
何卒、よろしくお願いします。

gooドクター

A 回答 (4件)

 いま頃済みません。


 質問を目にしたときから気になっていたのですが、調べてみるとあまりにも奥が深くて。
 結論を書くと、「バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎだす」はちょっとヘンだと思いますが、理由を論理的に説明するのはむずかしいようです。
「バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」ならさほどおかしくはないでしょう。

 当方は長年校正の仕事もしています。
 もし、担当編集者から「赤ペン入れてください」というリクエストがあった原稿なら、この部分はリライトします。具体的な添削例をつくるには、前後の文脈(重言)がないと……。

 詳しくは下記をご参照ください。
【紡ぎ上げる 紡ぎ出す 教えて! goo 辞書】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3168. …
 辞書の引用などがあってかなり長いので、一部を抜粋(重言)します。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 少しでも前に進むために、類似の表現を並べる。「~(し)だす」は「~(し)出す」と表記する。
1)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる
2)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ上げる
3)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ出す
4)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ出す
5)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぐ
6)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぐ
 
 当方の感覚だと、1)~6)のうち3)は△。
 なぜそうなるのかを考え始めると、きわめて微妙な話になる。

【1】「~(し)上げる」になりやすい動詞/「~(し)出す」になりやすい動詞
 まず考えなければならないのは、「~(し)上げる」「~(し)出す」の意味。
 辞書の引用は末尾に。
 大前提として「~(し)出す」の〈イその動作を始める意を表す〉は意味がかわってくるので無視する。

「~(し)上げる」は〈アその動作が終わる意を表す。「仕事を早くし―・げる」「一日で織り―・げる」〉だろう。
「~(し)出す」は〈アそうすることによって外や表面に現れるようにする意を表す。「しぼり―・す」「見つけ―・す」〉だろう。

「~(し)上げる」「~(し)出す」を使う言葉をいくつかあげてみる。
作り上げる 作り出す
編み上げる 編み出す
※「編み出す」は「編み物」から離れる
織り上げる △織り出す
※「織りなす」はアリでも、「織り出す」は異和感がある。
書き上げる 書き出す
※「書き出す」は意味がちょっと違うかも。

汲み上げる 汲み出す
※この「上げる」は物理的な「上昇」の意味合い。
しぼり上げる しぼり出す
※「しぼり上げる」は原義を離れて抽象的な意味。
△踏み上げる 踏み出す
△飛び上げる 飛び出す
△生み上げる 生み出す

 こうして見ていくと、「~(し)上げる」「~(し)出す」の両方が使える動詞は少ない印象がある。
 あえて分類するなら、コツコツと積み上げていくイメージのものが、「~(し)上げる」になりやすい。コツコツと積み上げた結果、作業が終わると「~(し)上げる」になる。瞬間的な動作のイメージが強いものが「~(し)出す」になりやすい。
「作る」は、コツコツと積み上げていくイメージと、「生み出す」と同じように新しいものを「作り出す」ニュアンスの両方をもっている。
「編み出す」は「編み物」から離れて、別な意味で使われる。「画期的な方法を編み出した」……etc.
「織り出す」は△だろう。 
 そう考えると、「紡ぐ」は「紡ぎ出す」にはしにくくなる。

【2】「紡ぎ出す」の特殊性
 ここで「紡ぐ」の意味を考える(辞書の引用は末尾に)。
 簡単に言ってしまうと、「(綿や繭を)糸にする」ことだろう。ここから派生した意味に関して『大辞泉』『大辞林』はまったく触れていない。
 頓挫しかけたが、『実用日本語表現辞典』に「紡ぎ出す」の項があった。
==============引用開始
(1)あたかも綿から綿糸を紡ぐように、細やかな作業によって言葉や作品を形にしていくこと。比喩的な表現で、この用法が一般的に用いられている。織り成す。
==============引用終了

 なぜこの記述が『大辞泉』や『大辞林』にないのかは知らない。さらに言うと、「紡ぐ」にも原義から派生して「言葉や作品を形にしていくこと」とあっていいはずだが、見当たらない(泣)。
 ということは、この意味で「紡ぐ」は使えないことになる。そうなると当然、「紡ぎ上げる」も使えない。
 個人的には比喩的な表現で「(物語などを)を紡ぐ」もアリだと思うが、根拠は示せない。

【3】「を」か「に」か
「紡ぐ」(「紡ぎ上げる」「紡ぎ出す」も同様)の前に来るは何が適切か。
 フツーに考えれば「~を紡ぐ」だろう。「~に紡ぐ」は情緒的な表現のにおいがする。とは言え、「糸に紡ぐ」ならさほど不自然に感じられないので、「(物語など)に紡ぐ」を間違いにする理由も思いつかない。

【4】「3)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ出す」はなぜ△か
 3)が△なら、「1)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」「5)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぐ」も△になるはず。だが、1)5)ならさほど不自然に感じない。この理由がわからない。
 ちょっと強引なのを承知で理由づけてみる。
 原形とも言える5)は辞書にはないが、比喩的な表現で「言葉や作品を形にしていくこと」と解釈できる。その動作が終わる(完成する)ことを表わすのが1)。
 一方「紡ぎ出す」は、本来の意味を離れている。
 本来の意味を離れているぶん、「糸に紡ぐ」のイメージから離れる。そうなると、「物語を{作る/書く/生む}」などのように、「を」が自然に感じられるのでは。


 以下は余談。
 そういうメンドーな理屈を別に、仕事のゲラで「バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」という文章が出てきたら、チェックを入れる。『実用日本語表現辞典』にあるように比喩的な意味なら「紡ぎ出す」のほうがいい、という意味ではない。
 文脈がないと何とも言えない気もするが、「バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」には強い異和感がある。「バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ上げる」にしても大差はない。
 ミステリーで「一見バラバラの出来事から1つの結論を導き出す」くらいなら自然。「ありふれた日常を1つの物語に仕立て上げる」もおかしくないだろう。
「紡ぐ」を使うのなら……「ありふれた日常を鋭い感性で見つめて傑作を紡ぎ出した」ならさほどおかしくないだろう。
 そう考えると、一番気になるのは「物語を紡ぎ出す」が「曲を作曲する」のような重言に感じられることかもしれない。
 重言に関しては下記参照。
【重言の話4(第1稿)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-863.h …

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「紡ぐ」とは、【綿・繭から繊維を引き出し,よりをかけて糸にする。

】という意味です。つまり、「糸=完成されたもの」です。

「あげる」には、~し終える、完成させる、といった意味があるので、
『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる』という表現は正しいです。
しかし、「出す」は、外へ現れるようにする、という意味なので、
『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎだす』は誤りで、『バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎだす』のように表現する必要があります。
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この回答へのお礼

納得しました。「紡ぎ上げる」と「紡ぎだす」の使用時は、その前に来る助詞が違ってくるのですね。
ご回答誠にありがとうございました!

お礼日時:2014/11/13 13:57

Q、下記の文書は間違っていないでしょうか?


A、間違っています。

紡ぐ:綿糸や絹糸から糸をつむぐように詩作や執筆すること。
  :そのちょい文学的な表現。

そもそも、「バラバラの出来事を1つの物語に仕立てる」ってのが、どうにも不自然。「バラバラの出来事」と「1つの物語」を作出するプロセス・連関をイメージすることが実に難しい。なぜなら、個々の出来事を寄せ集めたって物語が出来る筈ないから。そういう無理な文章に<紡ぐ>という文学的な表現は唐突で違和感がいっぱい。それに、「詩作や執筆する」という本来の意味とは用い方もちょっと違う。

>彼は、幼少時の幾つかのエピソードから素晴らしい一つの物語を紡ぎだした。

「バラバラの出来事を・・・」という書き出しが頂けません。

と、思いますよ。
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この回答へのお礼

例文が分かりやすくて参考になりました
ご回答誠にありがとうございます!

お礼日時:2014/11/13 13:54

「紡ぐ」は綿(めん、わた)または繭(まゆ)の繊維を縒り合わせて織物などに用いる糸を生産する作業を指します。


「紡ぎ出す」とした場合は、ともかくも糸を生産する意味に近く。
「紡ぎ上げる」では、「最高の製糸作業をする」意味になり、丁寧な仕事ぶりを表しています。
『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎだす』とすれば、『ともかくも一つの物語に纏めておく』の意に近く。
『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる』とすれば、『美しい文章を心掛けながら、一つの物語に丁寧に纏める』のような意味になります。
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この回答へのお礼

微妙なニュアンスの違いが分かりました
早速のご回答誠にありがとうございます!

お礼日時:2014/11/13 13:51

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