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チェルノブイリ原発事故くらいの原子力発電所の大事故が起きて、放射能が拡散した場合、その原子力発電所から風下に住んでいる人たちに避難警告が出るかもしれないそうですが、風上に住んでいる人たちには被害はずっと少なくてすむでしょうか。

A 回答 (2件)

チェルノブイリなみの事故なら、近くに住んでいる人たちは、風下も風上も関係ありません。

影響を受けます。

少し遠くの人たちは風下、風上は関係あるでしょうが、逃げる方角を決めておいたほうがいいでしょう。それを考えてみます。

日本の原子力発電所はタービンの冷却水を取放水するため、必ず海の近くにあります。ウクライナの内陸にあった
チェルノブイリとは全く地理的条件が違います。

海岸地方では、通常、海と陸の間に吹く風は海風と陸風があります。昼は海から陸へ(海風)、夜は陸から海へ(陸風)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E9%99%B8% …

しかし、台風がきたとき、台風はどの方向に進むでしょうか?大まかには南から北に上がってきつつ、西から東に移っていきます。
これは地球の自転の方向の影響で、北半球ではそうなるからです。

したがって原子力発電所の南側、西側が北側、東側より少しは影響が少ないはずです。現実にチェルノブイリの事故後、
放射能をもった雲は東側のアジア側に多く広がり、西側の北米側はカナダの北くらいまでにしか広がりませんでした。

あまり短期的な風向きでその都度放送される情報で動き回るのではなく、原則的には原子力発電所の南西側に
逃げるのがいいはずです。昼間に事故が起こったら、海が一番安全でしょうが、そうもいかない。夜におこったら、
陸風で海方向に風が吹いていますから、夜の間が移動のチャンスです。落ち着いてじっとしていてくださいなどと
放送されますでしょうが、気にせずに南西の方向に早いところ移動したほうがいいでしょう。
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放射能を有する放射性物質は、風に乗って拡散しますから、風上のほうが風下よりも当然被害は小さいはずですね。

比較論で言うなら、「ずっと少ない」ことは間違いないです。

よく誤解されるのは、放射能と放射線とはちょっとちがうと言うことです。
人体に直接影響するのは放射線で、宇宙放射線や、ラジウム温泉などの形でわれわれも日常的に微量、浴びています。ちなみに、柏崎刈羽原子力発電所の事故で放出された放射性物質は、ラジウム温泉数十リットル相当とか聞きました。
ですが、極端に強い放射線を浴びたり、強い放射線を長期にわたって浴びつづけると、ガンや白血病などの病気(放射線障害)を引き起こします。なお、放射線にもアルファ線、ベータ線、ガンマ線の3種類があって、透過力や有害性も違います。
放射線は、放射性物質から出るのですが、放射線自体は電波や光と同じように、風によっては運ばれません。(しかるべき遮蔽物でさえぎるしかない。)ですが、「放射線」は光や電波と同じく、すぐ消えてしまいますので、極端に強い放射線を浴びない限り、直接に人体に影響する場合は少ないのです。(JCOの事故などはその場合ですが。)
問題は、これらの放射線そのものよりも、その放射線を発する放射性物質です。前述したように、放射性物質は「物質」ですから、風に乗って運ばれます。これが人体に入ると排出されにくく、かなりの長期にわたり、放射線を発しつづけます。放射線の強度自体が小さくても、体の細胞は長期にわたって放射線にさらされるので、放射線障害を引き起こします。
放射性物質が、どの程度の放射線を放射するのか、というのが「放射能」の本来の意味ですが、世間一般では、「放射能」という言葉は「放射性物質」とほぼ同義で使われています。

改めて答えますと、放射性物質の風による拡散を考慮すれば、風下に比べると風上のほうが放射性物質が拡散しにくいので、被害は小さくなります。
ただし、だからといって風上にはまったく対策が要らないというわけではないです。拡散しにくいだけで、しないわけではないですし、風向きはしょっちゅう変わりますから。それらもろもろを予想して、避難勧告は出されますから、当然、風下のほうが広い範囲に避難勧告が出されるわけです。

放射線に対する防護と、放射能(放射性物質)に対する防護とは、おのずと考え方が異なります。違いを理解していただけたでしょうか。
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