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減数分裂中における染色体の移動や用語を教えて下さい

2n=2の生物を考えます。
まず最初に細胞の中にはDNAがあると思いますが、2n=2なので
塩基配列の同じDNAが2本(ADNAとA’DNAにします)あると考えて良いでしょうか?
減数分裂の時はこのADNAとA’DNAが複製されます(2倍になる)。
ADNAから複製されたDNAをAADNA、A’DNAから複製されたDNAをA’A’DNAとします。
ADNAとAADNAは姉妹染色分体と呼んで良いでしょうか?
ADNAとAADNAはくっついて染色体(この時点でDNAはX字型に見える。 (1)染色体と呼ぶことにします)になる。
A’DNAとA’A’DNAはくっついて染色体((2)染色体と呼ぶ)になる。
(1)染色体と(2)染色体は相同染色体と呼んで良いですか?
(1)染色体と(2)染色体は核の中の同じ空間ら辺に並びます(並ぶだけで、くっついてはいない?)。並んだ状態を二価染色体と呼ぶ。
つまり二価染色体というのは4本の姉妹染色分体が並んだ状態を指す?

第一分裂後期には二つの細胞((1)細胞と(2)細胞にします)に分かれますが、この時に(1)細胞に入るDNAというのはADNA、AADNA、A’DNA,A’A’DNAのどれかいずれか二つが入るのでしょうか?

それともADNAとAADNAは必ず別々の細胞に入るのでしょうか?
(A’DNAとA’A’DNAも別々の細胞に入る)
別々の細胞に入るとなると2パターンしかありませんよね?
(つまりADNAとA’DNAが同じ細胞に入る場合とADNAとA’A’DNAが同じ細胞に入る場合)

第二分裂終期で4つの細胞になりますが、これは当然各DNAは別々の細胞に入るので問題はありません。

A 回答 (2件)

1つの染色体にはDNAが2本含まれていて、複製によって染色体が2つになる時には、複製前からあるDNA1本とその情報を元に新たに合成されたDNA1本が対になって新しい染色体を作ります。

つまりADNAとAADNAはどちらの染色分体にも1本ずつあるわけです。ADNAとAADNAの組み合わせをもった2つの染色体を姉妹染色体と呼びます。A染色体が2つあるのですから、この姉妹染色体をAAと表記するのが正確ではないかと思います。

AとA'は相同染色体と呼びます。これは体細胞であろうが分裂期、間期の違いがあろうが関係なくそう呼んで差し支えありません。相同染色体が対合(減数分裂の時に見られるくっついた状態)したものを二価染色体と呼びます。この時期には交叉が起こっていて、相同染色体の一部がくっついています。

前還元型・後還元型は異型分裂が減数第一分裂に起こるか第二分裂に起こるかの違いですが、学校で教わるのは前還元型です。こちらは異型分裂が減数第一分裂に起こるので、減数第一分裂後の細胞はAAを持つ細胞とA'A'を持つ細胞ができます。

染色体DNAが裸の状態で存在するわけではないことは質問者様の挙げておられるサイトに書いてあります。大部分の染色体DNAはヒストンに巻き付いていますし、それ以上の高次構造をとっていると考えられています。分裂期にはさらに凝集して目に見えるX型の染色体を形成します。分裂中期の染色体像は、それが実際に目で見て観察できるものであるということが重要で、模式図で示すよりも大きなインパクトがあるからこそ使われているのでしょう。左右対称なX型の染色体が対称軸で分かれることは、遺伝情報が均等に分配されることを理解する上でも役に立つと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
今まで誤解して覚えていたのが払拭されました。
もっと細かいことも聞いていきたいのですが、
まずは一人で学習していきたいと思います。
またの機会がありましたらお願い致します。

お礼日時:2007/08/21 23:15

■私は高校の理科と情報の教師です。


「ADNAとAADNAはくっついて」これは誤りです。
と思ったのですが、
「ADNAから複製されたDNAをAADNA、とします。」
この表現が誤解を生む原因です。
ADNAから複製されたDNAは全く同じ塩基配列なので、ADNAと表現すべきです。
-----
ADNAをAで表します。
ADNAから複製されたDNAもAで表します。
-----この表現の仕方で説明します。
●AとA'の塩基配列は違います。
Aが父親からもらったDNAならば、A'は母親からもらったDNAです。
■減数分裂の前の間期での複製
A→AA。A'→A'A'
当然、AとAの塩基配列は同じです。
AとAはそれぞれ、染色分体と言います。AAは染色体。
染色分体+染色分体=染色体。
★ただし、最近はAだけで染色体と言う方が多いみたいです。
★姉妹染色分体という用語は聞いた事がありません。
AAとA'A'が相同染色体です。
■減数分裂の第一分裂
AAとA'A'がくっつきAAA'A'となります。
AAA'A'が二価染色体です。くっついた状態を二価染色体と呼ぶ。
★「二価染色体というのは4本の染色分体がくっついた状態を指す。」
これなら、間違いではないですが、染色分体という言葉は教科書では使われなくなってきています。私は使った方が分かり易いと思いますが。
■減数分裂の第二分裂
AAが入っている細胞とA'A'が入っている細胞の2つの細胞から始まります。AA'が入っている細胞はできません。

■補足
減数分裂は生物の種類によって、前還元型と後還元型というのがあるのですが、高校の生物では、そこまで扱いません。
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この回答へのお礼

分かり易いご回答ありがとうございます。
今と昔(昔っていっても勉強したのが15年ぐらい前ですけど)では
用語の定義が多少違ってきているのですね。
前還元型・後還元型という用語も聞いたことありませんし。
それは異型分裂・同型分裂のことでしょうか。

体細胞時のAとA’の関係のDNAというのは名前がついているのでしょうか?(相同DNAとか? それともこの時点で既に相同染色体と呼んでいるのでしょうか?)
よく参考書にXの字型になっているDNAが載っていますが、これは減数分裂で複製された状態の時のA-Aのくっつき(もう片方はA’-A’)の様子を現していると言っても良いでしょうか?
http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/celldi …
(このリンク先の一番初めにでてくる図参照)

そもそも体細胞時の染色体(ほんとうはDNAと呼ぶべきだと思いますが)
はヒストンタンパクなどとくっついていない状態で存在していると思いますが、たとえば上記の図のようなものが載っていたら、染色体というのはXの字型になっているんだと勘違いするのではないでしょうか?
(もちろんどの参考書にもこの図は分裂中期のものですって書いてありますが)
それよりは便宜的にXの字型になっていない染色体を並ばせた方が良いと思いますがどうでしょうか?

あと、組換えなのですが、これは二価染色体になったときに起こると思いますが、この時の組み変わる組み合わせというのは、僕が最初決めたADNA、AADNA、A’DNA、A’A’DNAで考えると、

1 ADNAとA’DNA
2 ADNAとA’A’DNA
3 AADNAとA’DNA
4 AADNAとA’A’DNA 

これの4種類の場合があると思って良いでしょうか?

お礼日時:2007/08/17 16:36

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