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夏休みになり練習を頑張りすぎて両手に激痛が走ります。病院にいったところ、休養しかないといわれました。ピアノをやっていくからには、いつか腱鞘炎になってしまうのでは・・・という不安はありました。でもこのあと控えている発表会や公開レッスンのことを考えるとどのよううに弾いていけばよいのか不安です。御経験者の方がいらしたら、痛みがひいたあと、どのように克服されていったのかどうぞ教えてくださいませんか。無理して将来をつぶすのが怖いのですが、休みっぱなしというのも不安です。どのくらいピアノから離れていたのか、そして今は大丈夫なのか・・・。どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

No. 1 です。

追加のご質問にお答えいたします。はい、痛み止めの薬とかを飲んでいなければ、痛みが取れた段階で練習を始めてもよろしいかと思います。神様は「神経」という便利なものを与えてくださったようです。練習量に関しては、手首を使わない練習なら、やるだけ無駄だと思いますので、量より質を考えてはいかがでしょうか。過去と同じ練習を繰り返したら、同じ問題を再発することになりかねません。

コメントを拝見し「やっぱりそうか」というのが第一の感想でした。

ハノンに関するディスカッションはいろいろあり、反論も当然あるかと思いますが、参考になると思いますので少し書いてみます。

ハノンはご存知の通りフランスのピアノ教師でした。生まれたのが1819年、亡くなったのが1900年。この時代のピアノは一般的には現代のピアノより小さかったですしタッチも軽かったのです。現代のピアノのモデルが出来たのが大体1830年頃、ベーゼンドルファー社がリストのために開発したものでしたが、直ぐに世界に広がるようなものではありませんでした。演奏法はまだまだハープシコード(チェンバロ)奏法の名残がありました。

ハノン氏の記述を読めばわかるのですが、「手首の使い方」に関する項目がありません。これは明らかにハープシコード奏法の伝統と言っても宜しいと思います。ジャン・フィリップ・ラモーは「鍵盤楽器を弾くときは手首を動かしてはいけない」と書いています。

しかしながら、リストやチャイコフスキーのコンチェルトを弾いたことのある人、または一度でもソロリサイタルを開いたことの有る人であれば理解してもらえると思いますが、現代のピアノを弾きこなすのは「手首次第」。上手いか下手か、あるいは弾けるか弾けないかは「手首の使い方次第」。と言っても過言ではないと思います。

ピアノ教師として私は生徒にハノンを使わせていますが、ハノンさんには申し訳ないのですが、ハノン氏の記述は無視させ、第一番から「手首の使い方」を教えながらゆっくり弾かせています。ハノンを教えるのではなくハノンを利用して手首の使い方を教えていますので、目的が違います。

昭和時代、野球部の監督が炎天下に生徒に水を飲まさずにうさぎ跳びをやらせていました。なんとなくそれを思い出してしまいましたが、闇雲にハノンを練習するのは問題があると思います。

言ってしまえば、ハノンの練習に音楽的は要素はゼロで、100%技術的な練習と言えます。でなければ発表会でハノンを弾いてもおかしくないわけです。

個人的にはハノンの1番から60番までぶっ通して弾くことよりも、バッハのインベンションとシンフォニアをぶっ通して弾くほうが遥かに練習になると思っています。せいぜい30分でできます。おまけに手を見ないで全部弾いたら初見の練習にもなります。生徒達には「ハノンは1番から60番まで通して弾くものではない」と厳しく戒めているほどです。

改めて申しますと、手首を使わない練習など、百害あって一利無し、だと思います。

(私がロシアへ留学していた時は一日8時間くらい練習しました。確かに指は痛くなりましたが、手首の使い方に関しては、過去14年間ほどアメリカで特訓を受けたお陰でそれほど問題も無く留学を終えました。参考になれば幸いです。)
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この回答へのお礼

不安で昨夜もメソメソ泣けてしまいましたが、心の中にしみ込む回答を頂きそうだったのか・・・と実感しています。一人で悩んでいなくてここに投稿してよかったです。先生の丁寧なアドバイス、肝に命じて音楽を続けていきます。いつかどこかで先生にお会いできたらいいなと思いました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/08/22 10:09

ピアノ教師です。


経験上、手や腕の痛さは、「指だけでピアノを弾いている場合」が一番多く出るように思います。ピアノはそもそも指だけで弾くものではありません。もし手首の有効な使い方を習っていないのであれば、直ぐにでも教師を変えるべきでしょう。
まず「とても痛い」と思ったら練習は続けないこと。体を不自然に使うと痛みが出ます。「体の自然な動きは自然な音を生む」と言ったアーチストがいるくらいです。持って生まれた体を、自然に逆らわずに使うべきだと思います。
とりあえず、痛みがなくなるまでピアノに触るべきではないでしょう。そのためにはさし当たっての発表会や公開レッスンはキャンセルするくらいのつもりのほうが、あなたのためになると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。実は、夏休みになり毎日ハノンを一冊通して弾いていました。三部に入ったあたりになると疲れて、苦しくて・・・。もう、ハノンはやめます。原因はわかっているつもりなのですが、ほかにもあるのですね。痛みが取れたらもう練習を始めてもいいですか?練習量や時間は、半分くらいにしておけばいいですか?また、こんなに痛くなるかも・・・という不安があります。

お礼日時:2007/08/22 06:46

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