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「ガマが吹く」とはどういう意味ですか?

下記はあるHPの文章です。
>堤防のガマが吹くものは、どういう色をしているか確認する。濁っている水は危ない。

このように大雨の時に堤防が切れそうになることと関係がありそうなんですが、具体的にはどういうことなんでしょうか。東海地方の方言(的な)用語かもしれませんが、その一方で業界用語(?)なのかとも思います。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

もともとは地域限定の言葉だったと思われますが、現在では全国区で使用されます。

ただし、専門的にはボイリング(パイピングの一種)と呼ばれることが多いです。

堤防が決壊する時には、堤防全体が水を多量に含むために不安定化して崩壊する場合と、局所的に強度が低下し“穴ぼこ”が開いてしまい、それがどんどん拡大して崩壊に至る場合とがあります。
後者をパイピングと呼び、堤防の内側から外側に向けてパイプ状の穴が開いて、そこから川の水が漏れ出します。堤防だけでなく、住宅地の盛土などでも、豪雨時にはパイピング現象が見られることがあり、盛土崩壊の重要な前兆現象とされています。
ボイリングに関しても、ほとんどパイピングと同義ですが、川の水位上昇に伴い、堤防周辺の地盤内の水圧が高まることにより、もともと地盤内にあった気泡や水に溶け込んでいた酸素などが、水と一緒に噴出す現象です。
いずれの場合も、局所的にではありますが、それだけ堤防盛土ないし地盤の強度が低下している証拠です。また、そこから出る水が著しく濁っているということは、内部で盛土材・地盤をドンドン浸食している証拠なので注意が必要です。

『ガマ』という言葉自体は、上記のような現象というよりも、その結果できた『穴ぼこ』のことを指すことが多いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

専門家の方に回答をいただきまして恐縮です。正直言って、よく理解できていませんが、雰囲気はわかりました。

実はある大学のフェアに行こうと思いプログラムを見たら、演題にこの言葉がありました。内容がわからず質問しました。これですっきりしました。

お礼日時:2007/09/30 00:06

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