タイムマシーンがあったら、過去と未来どちらに行く?

地震のゆれによる機械の転倒(倒壊というのか)の計算をしたいと思っているのですが、どなたか教えて下さい。
高さ3.7mの機械で重さ6t、重心位置1.3m、設置幅0.8m
重心の横方向の位置は中央にある。前後は長いので倒れない。
というような機械で、震度7の地震に対して倒れるのかどうか、
横向きにかかる力はどれだけか。
専門家の人にとっては簡単な問題だと思いますが、当方知識がなく困っております。
計算方法だけでも、あるいは考え方だけでも教えていただければうれしく思います。

A 回答 (4件)

もっと単純化してみました.



地震による機械の最大運動エネルギーが機械を倒そうとすると考えました.
最大加速度をa,振幅をA,振幅周期をω,機械を重心の質点と考える,
回転中心~質点は最初θ0=atan(1.3/0.4)にあったものが,
θ=π/2になると倒れるとする(π/2はラジアン表記で,90度のこと),

質点は地震で,最大速度v=Aω=a/ωで動いています.
このとき質点は,K=mv^2/2,の運動エネルギーを持っています.
これが質点をθ=π/2になるように動かす為に必要なエネルギーは,
質点の位置エネルギーから,P=mgL(1-sinθ0),となります.
Lは回転中心~重心の距離,=√(0.4^2+1.3^2).

倒れるときには,K>Pとなっている(質点を持ち上げて尚動く)ので,
mv^2/2>mgL(1-sinθ0)
この式で,mを消し,g=9.8m/s,L,θ0の値を入れてやると,
v>√(2gL(1-sinθ0))
ここでv=a/ωなので,気象庁のデータから,ある地震の「最大加速度」と「揺れ周期」を
入手してvを求め,それが上の式を満たせば「機械は倒れる」と言えます.

・・・と,かなりおおざっぱなので妥当性に欠けますが,上記を質点ではなく,
剛体の回転運動に発展させれば,もっと信憑性が出ると思います.
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
今までのご教示から、実務的な考え方として、以下の方法を採りたいと考えます。
機械の底面の角を中心として、重心の位置に最大加速度による水平力がかかり機械が傾き、角の鉛直を超えると倒れる。それを防止するためには、まさに鉛直になったときの水平力を支えるロープの強度があればいい。
ロープを機械の上面につけるとすると、角から取付部の距離/重心位置分小さくて良い。
震度7で600galとの記録がある。800galの記録もあるようですので、高い方を取って800galとして、6000kgの質量にそれが働くものとして最悪(振幅が大きい)800/980×6000=4898kgの力を受けるため、高さ2.2mのところに水平にロープを張って受けるとすると、ルート(1.3^2+0.4^2)/(2.2^2+0.4^2)×4898=2979 2979kgに耐える強度にする。
ということで、かなりおおざっぱになりましたが、大きな間違いはないでしょうか?

お礼日時:2002/09/10 16:26

ああなるほど.


単純化されつつも最悪ケースが考慮されたうまいモデル化ですね.
私,がやがやややこしくしてしまってすみませんでした...
センスなかったなぁ...
私も勉強になりました.
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震度については,過去,体感震度,


http://wwweprc.eri.u-tokyo.ac.jp/CSS/kaisetsu.html
でしたが,地震計による計測震度に変更されました.
http://wwweprc.eri.u-tokyo.ac.jp/CSS/shindo_new. …
http://wwweprc.eri.u-tokyo.ac.jp/CSS/FigX/kokuji …
http://www.kishou.go.jp/know/shindo/keisoku.html
上記を見ると,揺れの周波数成分毎に強度を求めているようです.
「震度」で評価する場合,過去の地震のデータを参考にして,
運動方程式の右辺が,周波数毎の単振動の総和Σa(ω,t)となりますが,
そこまで詳細にする必要がなければ,
http://www.adep.or.jp/shindo/index.shizuoka.html
の下の方ように適当な最大加速度を選んで,最大加速度のみを考慮すれば
良いと思います.
その場合注意すべきは,物体の固有振動数に合った揺れの場合は共振を起こして,
揺れが大きくなる点ですが,求め方は一番簡単には,
上記最大加速度Aが角周波数ωで加わる,L=(回転中心~重心の距離)の振り子
だと考えることでしょう.

以上はGoogleで「震度 加速度」で検索して見付けました.
加速度の単位galについてはご存知だと思いますので蛇足まで,
http://www.nilim.go.jp/japanese/database/nwdb/ht …
にありますように,cm/sec2です.

恐らく一番簡単な表記で,
http://www.topic.ad.jp/sice/papers/185/185-1.pdf
の2章に書かれている手法だと思います.
(但し,C=0.重力を考慮している.トルク=力×(回転中心~重心の距離).)
しかしこれは一般的に解析的に解けないので,数値計算が必要になります.

数値計算を簡単に行うには,「差分法」をExcelで計算します.
差分法については,
http://www.math.kobe-u.ac.jp/~taka/asir-book-htm …
http://www.math.kobe-u.ac.jp/~taka/asir-book-htm …
をご覧下さい.

参考URL:http://www.topic.ad.jp/sice/papers/185/185-1.pdf
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この回答へのお礼

お忙しい中、ありがとうございました。
震度7で600gal程度の水平力が計測された記録が分かってきましたので、この程度で計算したいと思います。

お礼日時:2002/09/10 15:32

一番簡単なのは,重心に全ての質量がある(質点)と仮定します.


又は剛体の回転の運動方程式を立てます.
どちらにしても,長方形断面の下の端を回転中心として倒れようとすると
思いますので,以下,剛体の場合について,です.

まず慣性モーメントIを求めます.
仮に断面の左下を回転中心とすれば,
I=∫∫√(x^2+y^2)ρdydx,
ρ=6000/(0.8×3.7)
0≦x≦0.8,0≦y≦3.7
となります.(ρは奥行きを持った微笑断面の密度,ヨーカンのような形.)

地震での最大加速度をa(定数)として運動方程式を立てれば,
I(d^2θ/dt^2)=6000×a×(1.3/√(0.4^2+1.3^2))
右辺は,加速度の内,回転中心と重心とを結んだ線分に垂直な成分のみを
考慮しています.
θ:機械の底面と床とが為す角度.
今,簡単のために,I(d^2θ/dt^2)=A,と書けば,
t(時刻)について2回積分して,積分定数をC,Dとすれば,
θ=(A/2I)t^2 + Ct + D
ですが,t=0でθ=0,dθ/dt=0とすれば,C=D=0です.

次に地震を単振動として,加速度を
a(t)=Aω^2×sin(ωt)
として,上式の「a」の部分をa(t)に書き換えてやれば,
より現実的になりましょう.a(t)の2回時間積分したものは,
x(t)=Asin(ωt)です.

倒れたかどうかの判定は,重心が底面の端の上を越えたとき,とすれば良いです.

以上,ざっとしましたので,次元確認とかご確認下さい.
と言いますが,上記を元に力学の教科書の方をご参照下さい...

この回答への補足

ありがとうございます。
震度7が最大どれくらいの加速度になるか、それによって横向きの力はどれくらいかかるか。それが倒れる限界を超えているか。
よく考えると、この点につきるように思います。
この点で、どうでしょうか?
地震と加速度の関係はこちらでも調べてみますが・・・
ちょっと上のご説明についていけないものですから(^_^;)

補足日時:2002/09/10 10:36
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