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先日、母が地元新聞紙の取材を受けました。内容は母の仕事に関することだったのですが、掲載された記事を読むと、母の仕事相手(クライアントさんや業者さん)に対して失礼な印象を与えてしまう表現があったらしく、母が大変ショックを受けていました。
取材時に、記者さんに「事前に(掲載前に)どのような記事になるか確認させていただくことはできないのでしょうか?」と聞いたところ「それはできない決まりなんです」と言われたとのこと。後日、掲載された新聞が送られてきて、母が紙面でその記事を読み、ショックを受けたので「このような表現では、相手に失礼な印象を与えかねない…。残念です」とその記者さんに電話したそうなんですが、「まだ未熟な者ですいません」のひと言で終わりだったそうです。
(1)新聞では、取材を受けた側が掲載前に記事をチェックすることはできない規則というか、しきたりのようなものがあるのでしょうか?
(2)掲載後に記事に対して不満がある場合、どこかに相談したり訴えたりすることはできないのでしょうか?
どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

1)に関しては理念的な問題と、実務上の問題双方があります。



 まず、前者に関して言えば、事件などの場合、相手に対して発表の前の段階のものを提示して、相手の検閲を受けるのは果たして自由な報道でしょうか(極端な例を挙げれば、TBSがオウム真理教に放送前のビデオを見せた問題に至るわけです)。
 仮に一部の場合のみ、相手に原稿を見せていた場合、それをタテによりハードなケースで検閲を要求されかねません。その線引はし辛いので(平和な町ダネに限る、なんて内規はどこをどう定義したらいいのでしょうか?)取材先に記事を確認させるということは原則的にしないのです。

 後者に関しては、記者が執筆した記事がそのまま新聞に載るわけではない、というシステム上の問題です。
 記者が出した原稿は、デスク(記者の元締め)がチェックし、レイアウトを行う記者に渡します。それぞれの段階で文章は手直しされますし、新聞社のレギュレーションに合わない表現は合致させられます(それによって表現のテイストが変わることも当然ある)。
 レイアウト屋はその記事が長すぎればザキザキとそれをカットしつぎはぎにすることもあります。経緯説明とか、長いカギカッコなんてのは真っ先に狙われる部分です。
 こういうことをされないで原稿がそのまま載るのはよほどの大物記者ぐらいです。
 ここで、仮に記者が彼乃至彼女の書き上げた原稿を見せたとしても、それがその表現のまま掲載される保証はどこにもありません。掲載される状態になるのは、新聞が発行される前日夜遅くか、当日の未明です。実際的にはチェックする時間も無いわけです。

#経験としてはこの2点に関して説明を加え、かつ必ずしも意見を反映出来ないと因果を含めた上で、私的に原稿を送ることはあります。

2)に関してはどこまでやるかにも依ります。最大は当然民事訴訟。どうしてもとっちめざるを得ない、と言うレベルなら数個所-新聞社の広報窓口や記者の所属部署の長など-あての厳重な(かつ筋の通った)お手紙でも送れば野郎は叱責されるかもしれません。
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。新聞取材のシステムについては理解ができましたし、確かにどこで線引きするのかという難しい問題であるということは分かりました。そのような背景を理解し、ある意味どのように書かれても文句は言えないと諦めた上で、新聞取材は受けないといけないということですね。(今回のことに限っては)取材を受ける・掲載されるということは、母にとっては嬉しいこと・名誉なことだったのですが、新聞に限らずマスコミの取材を受けるということに対しては慎重に考えなければいけないと考えさせられました。詳細な回答をありがとうございました。

お礼日時:2007/12/08 10:59

(1)新聞では、取材を受けた側が掲載前に記事をチェックすることはできない規則というか、しきたりのようなものがあるのでしょうか?



残念ながら、質問者のお母様は取材対象としては、福田首相と同列ですので、事前検閲を受ける危険性があるため、記事のチェックはさせません。

(2)掲載後に記事に対して不満がある場合、どこかに相談したり訴えたりすることはできないのでしょうか?

放送の場合
http://www.bpo.gr.jp/
広告の場合
http://www.jaro.or.jp/
などがありますが 新聞や雑誌の記事に関してはありません。
すでにご指摘にように民事裁判を起こすしかありません。

放送の場合、国民の資産である電波を使って許認可事業という性格、広告の場合、クレームを付けられたときの広告主のブランドに傷が付くことを防ぐためにそれぞれ組織があります。
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。大まかに新聞取材の性質がわかってきました。今後の参考にさせていただきたとおもいます。

お礼日時:2007/12/09 00:14

 お母さんはさぞいやな思いをされてと思います。


 私も昔、仕事の件で取材を受けた事がありますが、翌日の紙面を見て、取材記事の数字に間違いがあるのを発見し、いやな思いをした経験があります。
 訂正記事の抗議をしようと思いましたが、一日だけで終わってしまう紙面でもありますので、止めました。
 なお、事前確認は、新聞の公平性からして、難しいと思います。
 今回の記事が、クライアントに対して取り返しのつかないような間違った内容でしたら、訂正記事を出すよう抗議すべきだと思います。
 そうでもなければ、残念ですが、お母さんが新聞記事の不備をお詫びするしかないと思います。
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この回答へのお礼

さっそく回答いただきありがとうございます。今回のことに関しては、例えば明らかに数字が違うとか名前が間違っているとかではなく、あくまで表現が問題だったので訂正記事も難しそうです。「新聞見たよ」という声を聞くたび、母は複雑な心境なようで…。今後の仕事に支障がないことを祈るばかりです。新聞の公平性って一体何なんだろう…と思ってしまいました。我が家で新聞に対する不信感が高まったのは事実ですね。

お礼日時:2007/12/07 13:18

(1)新聞では、取材を受けた側が掲載前に記事をチェックすることはできない規則というか、しきたりのようなものがあるのでしょうか?




経験ですが、雑誌は見せてくれますが、新聞は結構厳しいです。



(2)掲載後に記事に対して不満がある場合、どこかに相談したり訴えたりすることはできないのでしょうか?


新聞社にクレームしかありません。
再度その方に不満を告げ、
別の機会を設けきちんとした記事にしてもらう手があります。
よほどの事がない限り、訂正、お詫びなどはまず書きません。
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この回答へのお礼

さっそく回答いただきありがとうございます。雑誌ではチェックできる場合があっても、新聞は難しいのですね。一般人からしたら、取材がどのような形になるのかは掲載するまでまったく分からないというのは、すごく不安だしリスクも大きいと思ってしまいます。すべての不満に訂正やお詫びを載せていたら、新聞がお詫び記事だらけになってしまいそうですね。

お礼日時:2007/12/07 13:12

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