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ある地域の(大阪から車で2時間位の場所)農家の方(イチゴ農園)が、中央卸売市場に出荷せず、農協へイチゴを出してました。(イチゴの味は美味しかったです。)
なぜ、直に中央卸売市場へ出さず、農協へ出すのですか?
付き合いで多少農協へ出すのは分かりますが、すべて農協へ出してました。中央卸売市場に直接出したほうが、キロ単価も高いですよね??
何か直では出せない理由でもあるのですか? 規格などが決まってると思いますが、商品をきちんとそろえて出せば、セリや相対で買ってもらえるのではないでしょうか?
この辺は県内消費だからと言っておりましたが、やはりそれじゃ単価も安いんですよね? 中央卸売市場だせばいいのに理由がわかりません。

A 回答 (2件)

その農家が農協に出荷するのは農協が共選、共販を行っているからではないでしょうか、この方式は規格を統一して多数の農家の品物を集荷して一括して販売する方式です。

特に大きな産地では多く行われています。多くは複数の市場に出荷されます。価格は市場により違いますから多くは週単位で価格を計算して農家に配分されます。この方式の方が販売する市場の方も規格が統一されていますから販売に手間もかかりませんし買う方も規格が統一されていますから大量の仕入れをする大手の流通業者にも都合がいいのです。市場の販売会社は手数料が収入源ですから大量販売の方が収入が上がります。出荷する農家にしても販売の手数料が引かれても自分で運ぶよりも安くなることが多いのです。市場を往復すれば4時間かかりますし燃料費もかかります。市場えの出荷は夜か早朝に行われますが毎日4時間の労働が追加になり大変な負担となります。通常の共選手数料は地域や組合により違いますが私の地域では運賃を含めても10~15%です。
個人で出荷される物を個選といいます。市場に近い産地に限られますし多くは小松菜やホウレン草の葉物野菜が主力です。ほかの野菜にもありますが数は少ないようです。これは市場での販売方法もあるようです市場では果菜類や果実は見本競売といって見本で競りが行われますが葉物野菜は移動競売といって品物をみながら移動しながら競りが行われますから少量でも品物が良ければ有利に販売できることもあります。しかし個人で有利に販売されるためには長年の信用と実績がなければなりません。市場でももっとも高値で取引されるのは個人で出荷されたものが多いのです。最近は伝票は市場を通しますが仲卸業者に直接販売されることも多くなりましたこの方が競りで販売するより高値で販売できますし卸業者からしても良い野菜が安定的に仕入れられるので双方にメリットがあります。
一度実際の競りを観ると大変参考になりますから近くに市場があれば見学してみてください。
卸売市場法という法律で市場は規制されていますがその中に少量出荷した品物の差別は禁止されていますが実際にはかなりの差はあるとおもいます。

この回答への補足

ありがとうございます。大変分かりやすく理解いたしました。
仲卸業者に直接販売する場合どのようにすれば直接販売できるのでしょうか?仲卸業者とコンタクトとるにはどの場所に行けばよろしいのでしょうか?名簿とかってあるのでしょうか?

補足日時:2007/12/11 14:06
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手っ取り早く、わかりやすく言うと、



面倒くさいからです。

特に家族経営ですと、この場合は大阪中央卸売市場まで2時間もかかるんですから往復4時間になりますね、農家の方が毎日配送だけで4時間も時間を取られたら経営が成り立てません。

用は、農協に委託していると思っていいでしょう。

市場手数料の8.5%は個人で持っていっても、農協を通しても同じです。あとは、農協の手数料は(各地によって異なると思いますが)数%でしょう。そのほかに、運賃(農協→運送会社→市場)が1箱\50~\100位?ですので、農協に出す方がオトクになるわけです。

ちなみに、大阪から車で2時間ぐらいとのことですが、和歌山県の貴志川のイチゴでしょうか?共選で出荷する方が、「貴志川のイチゴ」というブランドで出荷でき、値段もいいですし安定しています。(祝儀値を除く)
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