幼稚園時代「何組」でしたか?

カントの市民資格とはどういったものでしょうか。

A 回答 (1件)

ごく簡単に述べます。



カントは、自然状態においてすでに存立する権利を「生得権」と「取得権」とに分類します。
ここでいう「市民資格」とは、市民があらかじめ持っている権利、つまりはこの「生得権」のことです。

生得権とは何か。カントの規定は明快です。「自由」ということです。さらにこの「自由」の中身は「法哲学」ではこのように規定されています。

「自由(他者の強制的な選択意志よりの独立性)。それは普遍的法則にしたがって他者の自由と両立することができるかぎりにおいて。唯一の原本的な、彼の人間性に基づいて各人に帰属する権利である。」(『法哲学』)

さらに、このことは同時に「平等」ということも意味します。平等とは「自分自身の主人である人間の資格」ということです。

この「自由」と「平等」というのは、コインの表裏にある関係です。
つまり人はそれぞれに自由に生まれついているがゆえに、各人は社会の中にあって平等なのです。

そうしてさらに、ここから「自由で平等な市民」がものを占有する権利を持つかが演繹されていきます。
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