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高校生物からの質問です。
参考書に以下のような文がありました。
『キイロショウジョウバエの体色と羽の形の遺伝子は、同一染色体にあるので、2つの遺伝子は連鎖している。また、体細胞には8本の染色体があるので、遺伝子の連鎖群の数は4であり、相同染色体の数とおなじである。』
この文の後半部で“連鎖群の数は4”とあるのですが、連鎖群とは同一染色体にある遺伝子の集まり、という定義ならば、連鎖群の数は8となるのではないでしょうか?もしくは、相同染色体のことを考慮に入れて、「連鎖群は4対」と表現すべきではないでしょうか?
宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

>体細胞には8本の染色体があるので、遺伝子の連鎖群の数は4であり、相同染色体の数とおなじである。



これは正しく、そういう考え方で使われている概念で、

>連鎖群の数は8となるのではないでしょうか?もしくは、相同染色体のことを考慮に入れて、「連鎖群は4対」と表現すべきではないでしょうか?

という使われ方は決してないので、そう覚えてください。

ちょっと理屈を言えば、
連鎖群という概念は、すべての遺伝子は独立の法則にしたがって配偶子に振り分けられる、つまり、ひとつの配偶子に、ある遺伝子対のどちら側が入るかというのと、別の遺伝子対のどちら側が入るかというのは、無関係に起こる、という考えが主流だったときに、例外の現象として見つかったものです。結局、同じ染色体上に乗った遺伝子は同時に同じ配偶子に入る確率が、独立の法則に従うと考えたときより高くなるということで、同時に振り分けやすい遺伝子のグループを連鎖群と言ったわけです。

連鎖群はいくつあるかというのは、(体細胞に染色体が何本、何対ありますかということに出発した概念ではなく)ひとつの配偶子に振り分けられる遺伝子のグループはいくつありますかということで、つまりそれは半数染色体数に一致するのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>連鎖群はいくつあるかというのは、(体細胞に染色体が何本、何対ありますかということに出発した概念ではなく)ひとつの配偶子に振り分けられる遺伝子のグループはいくつありますかということで、つまりそれは半数染色体数に一致するのです。
納得しました。ありがとうございます。

お礼日時:2008/01/22 03:26

「同一染色体上にある遺伝子の集まり」を、わかりやすく、「同一染色体上にある遺伝子が集まったもの(塊)」ととらえればよいのではないでしょうか。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2008/01/22 03:23

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