プロが教えるわが家の防犯対策術!

はじめまして。
 先日、大学での講義中、僕たちの集団の目の前で授業を受けていた人が、なんという本かは忘れたのですが、髪の毛が緑で、目が顔の半分くらいあって、しかも色が青くて、というような世に言う萌え(?)系のイラストが表紙になっている本を読んでいました。

 その後、その人のことについて話になったのですが、ある人が「ああいう本を読んでる奴って、オタクかネクラかのどっちかだよな」といいました。
 その場はみんなに合わせて、ハハハと笑っていましたが、僕もティーンズエイジャーズブックっていうんですか、よく分かりませんけど、富士見ファンタジアとか角川スニーカー文庫なんかを面白そうだなと思って見かけたら買って読んだりします。
 その中でも、冴木忍の作品とかはとても面白いので、新刊で見つけたら買ったりもしています。
 彼女の作品を読むとその辺の週刊誌の漫画なんてぜんぜん物足りないくらいの気持ちになります。

 そういう富士見ファンタジアとかの作品って不当に低く評価されているようなきがしてなりません。その彼は「あいつは絶対ロリコンだ」とまで言いました。
 幼稚っぽいといえば、ジャンプやマガジンに連載されている漫画のほうがよっぽど幼稚っぽいと思います。けどマガジンを呼んでいる人に対して、ロリコンなんていう人は僕の周りではいません。
 やはり問題は、あの表紙のイラストだと思います。 
 確かに大学生で20歳を超えた大人が、まるで少女漫画に出てくるような目がでかくて、髪の毛がカラフルな少女がかかれている表紙の絵の本を読んでいれば、あまり気持ちのよいものではないとは思います。
 と、いうわけで何であんなキャラが表紙にかかれているんでしょうか。あれだったらいっそ表紙なんてないほうがもっと一般的に広まって、よく売れるんじゃないかなと思ったりするんですが、どうでしょうか。
 
 

A 回答 (6件)

初めまして。

私は作家志望の女です。

私は今まで、イラストで小説を選んだことがありません。
ずらりと並んでいる中からふと目が止まった1冊を手に取り、とりあえずカバーの見返しに書いてある簡単なあらすじを読んで、面白そうなら買ってみます。
その本のカバーイラストが、たとえ「買うのも恥ずかしい」くらいの絵であっても。
買う時は恥ずかしいかもしれないけれど、お店によっては(お店の)カバーを付けてくれるし、付けてくれなくても買ってから自分ではずしてしまえばいいのではないでしょうか。
それに中身が面白い内容でどうしても読みたいのならば、外側なんか気にしないで買えませんか?

私も作家志望なので、正直言えばイラストで小説を選ばれる現状には悲しく思います。
けれどそうしないと売れないという現状も仕方ないことなのだと受け止めています。
それはきっと、小説を読む年齢層が低くなっているからではないでしょうか。
お恥ずかしい話ですが、私は同人活動(大雑把に言えばアニメや漫画などが好きな人が情報紙や本を作って即売会で売り買いすることです)の経験があります。
もちろん好きでやっていたのですが、少し前まで年齢層が高かった同人界でも、最近では小・中学生も活動をしているというのが実状で、確実に年齢層の低下が目立ちつつあります。
それを考えれば、イラストで小説を選ぶ時代になってしまったという事も認めざるを得ないことでしょう。
私個人の意見としては、こういう時代だからこそ、そういうイラスト付きの小説を好んで読んでいる人がいても別におかしいことではないと思いますよ。
それを「おかしい」とか「ネクラだ、オタクだ」というほうがおかしいのではないでしょうか。
azariさんも本を読むなら分かりますよね?
「好きだから読んでいる」という気持ちが。
あなたも、冴木忍さんの本が「好きで」読むのですから。

それと少々気になったのですが、質問の中に「あんなイラスト」「あんなキャラ」と書いてありましたが、それって描いてる人に失礼だと思いませんか?
たとえば私がそういうイラストを描いていたとして、見ず知らずの人にそう言われたら、とても悲しい気持ちになります……。
「どうして、見ず知らずのあなたに、そう言われなきゃならないの? 言われる筋合いはないし覚えもない。描きたいものを描いているだけなのに」と……。
azariさんも、作者の立場になって考えてみてください。
誰かに「おまけのようなあんな論文なら、いっそ書かなきゃいいんだ。テストだけ受けているほうが、素晴らしく評価されるんじゃないかと思うんだ」と言われたらどう思いますか?

長々と失礼しましたが、ようは私が言いたいのは、以下の通りなのです。

『イラストが好きだから可愛いから買った。読んでみたら面白かった』
間違っていません。おかしいことではありません。
『あんなイラストが書いてある本を読んでるのはオタクだ。ネクラだ。ロリコンだ』
なぜそう言い切れるのですか?なぜそう決めつけるのですか?
『読みたかったけれど、表紙を見て、買うのをやめた』
どうしてやめたのですか?本当に読みたいのなら買うべきでしょう。それをイラストがイヤ、という理由だけで買わないのはおかしくありません?
本当に、その本が読みたかったのですか?

もし、お気を悪くされたら申し訳ありません。
ただ、こういう意見を持つ人もいるのだよ、という事だけは分かって頂きたく回答させていただきました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>少々気になったのですが、質問の中に「あんなイラスト」「あんなキャラ」と書いてありましたが、それって描いてる人に失礼だと思いませんか?
 これに関しては、あなたのおっしゃるとおりです。一生懸命に描いておられる方には大変失礼な言い方になってしまったことを、心から反省しています。

 そして第一段落についてですが、確かに表紙だけにイラストが入っているものに関してはそれでよいのですが、僕が読む本のたいていの場合には、挿絵という形で、ほんの中にもとても多くのイラストが描かれているので、電車とかで読むときにはどうしても周囲の視線を気にせずにはいられません。

 本文では不必要な記述が多かったせいか、きちんと伝わらなかったのかもしれませんが、僕はFT(ファンタジー)小説は低年齢の人はもちろんですが、高校生、中には大学生が読んでも考えさせられることが書いてある本も多数あると思います。

 漫画やアニメは(これも職業とされている方には大変失礼な言い方になってしまいますが)ストーリーを追いすぎていて、一度見たり読んだりすると再度見る気は、少なくても僕は、あまりしません。
 あまりにも主人公本位で一面的な視点しか描かれていないのも、とても気になります。

 FT小説のほうはページ数が多く取れるためか、一流の作家の方の世界観や正義感、思想や信条などはとても立派にかかれている作品も多いです。いろいろな人の視点にたった小説も多くて、ひとつの物事に対して、多面的に捕らえることができると思います。

 僕自身はFT小説は世間には勘違いして受け止められているという感じがしてなりません。あの手の小説は小、中学生の読み物で大人が読むのはみっともないことだと思われているのは、とても悲しいことだと思います。その勘違いを正すためには一度読んでもらうのが一番だと思います。
 ただ、FT小説を初めて読むことを阻害している大きな原因の一つに、お金をもらって一生懸命に描いている人には大変申し訳ないのですが、あのような世間から見れば芸術性をあまり認められていないイラストを描いていると、いつまでたっても誤解は解けないのではないかと思っているわけです。

 何も分からない人にとっては、世間のイメージというのは大きなものだと思います。
>『あんなイラストが書いてある本を読んでるのはオタクだ。ネクラだ。ロリコンだ』
 こういう評価をする世間の人は、決して少なくありません。さらに困ったことにマスコミを通して、程度の差こそあれ、そういう方が世間に知られることで、そういうイメージは強くなっていきます。

長々書いてしまいました。
 あなたが作家志望だということで、真剣に回答してくださったであろうと思って僕のほうもかなり気合を入れて書きました。
 人を感動させる職業というのは素晴らしいものだと思います。FT小説の中にも感動させてくれる本はたくさんあります。立派な作家になってください。
 ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/10 19:12

髪の毛が緑で、目が顔の半分くらいあって、しかも色が青くて、というような世に言う萌え(?)系のイラストならば売れるからでしょ。


仮にこれらのイラストをなくしたら、ライトノベル業界の売上げは信じられないくらい激減すると思います。
多少の読者層を捨てて、世間のイメージを悪くしたとしても、こうしたほうが売れるからってことでしょうね。
かわいい女の子が表紙にあれば内容はどうであれ、たいてい売れます。
ライトノベル業界は世間的に低く見られがちですが、中にはかなりレベルの高い作品もあって、それがイラストでマイナスイメージにとられることもありますけど、逆に内容がかなり小説として劣っていても、イラストのおかげで売上げをかなりあげることも実際あります。
イラストで小説を選ぶという基準をどうかとも思うけど、ライトノベル読者の大半は実はイラストを本を買うときの基準にしてるようですよ。
そのあとに、あらすじなんかを見て面白そうなら買う。
第一のチェックはイラストでしょう。
ここにいわゆる萌え系のイラストをもってくれば、たいていの読者は買ってくれます。
現代の若者がなぜかこういう趣向を好む限り、それが一般的なものとして広く社会に普及するのは当然のことです。もっとも、それをよしと思わない読者もいるでしょうけど、それらはライトノベルの読者層全体で比べればごく少数派なんです。
これからもっとライトノベルは増えていくでしょうね。
そうして、ライトノベルが他の講談社、集英社、角川などのメジャーな出版社を蹴落としていきますよ。
だって、今のティーンエイジャーならライトノベルの方が知名度高いでしょうし、彼らが成長していけばそれがますます主流になることは必至ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>仮にこれらのイラストをなくしたら、ライトノベル業界の売上げは信じられないくらい激減すると思います。
 新刊を買うと、よくアンケートはがきが付いていて、確かにそれには『どうしてこの本を買いましたか』みたいな項目があって『イラストが気に入ったから』みたいな回答例もありますから、ここに丸がつくこともあるのだろうなぁ、と思っていましたが、たくさんの人が丸をつけているようですね。
 個人的にはあなたが言うように、「小説を買おうとしているときにイラストで決めるなよ」といってやりたい気もしますが。
 
>内容がかなり小説として劣っていても、イラストのおかげで売上げをかなりあげることも実際あります。
 まぁ、確かに僕が好きな画風の漫画(決して髪がカラフルな女の子が登場するやつじゃないですよ)でも、とてつもなく面白くない漫画っていうのもあるから、そういうこともあるのでしょうね。
 
 まぁ、個人的にもこういう質の高い小説がどんどん読まれることはいいことだと思いますので、発展していってほしいものです。
 ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/07 10:02

#2の方と張り合うわけではないですが、僕は"角川系ファンタジー"と呼んでます。


メインが角川に富士見にメディアワークスですから…

それはともかく、これらのブランドに共通の方法論として、"売れたら(売れそうなら)メディアミックスで荒稼ぎ"というのがあると思います。
それを見こんでの絵師選択ではないでしょうか。
天野嘉孝氏や末弥純氏らのファンタジー画はすばらしいですが、彼らのイラストが売りになっている作品をアニメ化やコミック化するとなるとかなり困難なのではないでしょうか。


まあ、ともあれ、どうにかして欲しいとは思います^^;
実際、内容以前に表紙で手が出せなくなったシリーズとかありますからねぇ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>実際、内容以前に表紙で手が出せなくなったシリーズとかありますからねぇ。
 まったく同感ですね。
 友達と一緒にいるときは、新刊のチェックがしたくてもあのコーナーには近づくことさえできませんから。
 あのコーナーで立ち読みができるくらいにまで吹っ切れたらよいのですが。
 ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/07 09:52

一般的にライトノベルというジャンル分けがされていて、業界的にはレベルの低い作品として認識されているようです。


しかし、中には高いレベルの作品があるのでこの分け方は結構、納得のいかない時があります。
大部分は漫画やアニメ、ゲームといったものが対象としている世代向けですので、かわいいキャラクターの表紙の方が売れますし、キャラやゲーム性を売りにしているのが現実です。
もともとの目的として、一般受けするものではなく特定の世代、趣味の人を対象としています。
その中に良い作品があるだけなので・・・。
一般受けしたいなら普通の文庫として出版すれば良いだけですから。
逆に活字離れが激しい現在ではそういったキャラクター物の方が売り上げが良い場合があります。
このジャンルは幅が広いので色々な作品があるので仕方がないですよ。
まあ、普通の文庫でも色々な作品がありますから、あくまで作品単位で考えた方が良いと思います。
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この回答へのお礼

>もともとの目的として、一般受けするものではなく特定の世代、趣味の人を対象としています。
 これがとてももったいないような気がします。

 漫画というのはジャンプやマガジンは特にそう思うのですが、勧善懲悪の世界であり、努力すれば必ず報われる世界観で描かれていると思います。
 けど現実には必ずしもそうとは思えない場面だって多々ありますし、『何でこんな目にあうんだろう』と頭を抱える人も決して少ないくないと思います。

 それに漫画というのはストーリー重視な読み物で、人の感情とかを丁寧に書くことはかなり難しいだろうと思います。
 それにこれは完全に主観的なものですが、小説のほうが読めば読むほど味わいが出てくるような気がします。漫画って一回読んだらあんまりもう一回読みたいというような気はしませんし。

 確かに、ファンタジー小説は『剣と魔法の物語』で人気が出て、アニメ化されるものなんかは特にその傾向は強いような気がします。(スレイヤーズとか)
 ただ、そんな作品ばかりではないので、硬い作品に抵抗を感じる人が、気楽に読める本として定着すればいいのになぁと思うのですが。
 ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/07 09:44

 俺は角川スニーカーや富士見ファンタジアみたいなのを、一般のファンタジーと区別して日本系ファンタジーと呼んでいます。



 で、質問文中にあるような評価は、日本系ファンタジーの存在意義(つまり出版社の方針ですが)を理解していないから出てくるものです。
 あの文庫は10代の子供向けですから、重厚なイメージを好む人が見れば、そりゃあそういう感想も出てきて当然です。

 ファイナルファンタジーやドラクエに出てくる主人公に向かって、「おいおい、炎出すなよ」とかツッコミ入れたところで、アレはそういう話なんですから(笑)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>あの文庫は10代の子供向けですから、重厚なイメージを好む人が見れば、そりゃあそういう感想も出てきて当然です。  
 いや、僕の友達も重厚な小説が好みというわけではないんですよ。
 ただ、あなたが言うところの日本系ファンタジーの本の表紙は同じ10代の子供向けと思われる少年ジャンプや少年マガジンの表紙と比べてみても、明らかにかわいらしい女の子というか、ある意味『ロリコン』的な絵になっているようにしか思えないらしいのです。
 僕自身はそういわれてみればそうかな、と思ったりもしているわけですけど。
 ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/07 09:30

azariさんこんにちは。


私もFT系大好きでよく読みます。
そして、私もいつも同じような感想を書店で思い、新人作家の新刊は表紙で選んでしまいますね。
その後にあらしじを見ます。

他のジャンルの本でもそうですけど、文字しかない本にとって、想像をかきたてられる挿画ってとても重要です。
これによってどんなに素晴らしい内容でも、挿画如何によっては読者その他の評価が落ちる場合があると思います。
そして、読者ならまだ内容によっては目をつぶることでも、まったくその本に興味のない人、今回のazariさんが取り上げていたような人達にとっては、視覚的にインパクトのある表紙で判断してしまいがちです。
それが、なお絵としても低レベルな物だったのならなおさらで、それを読む当人の評価につながるのも仕方のない事じゃないでしょうか。

ただ、出版社側としては販売する上では必ず売上をあげなければならず、会社のパターンとして、一番読むであろう読者層に受けるイラストレーターを当てることがあると思います。
日本では、残念ながらFT系は海外のような重厚なイメージではなく、どうしても「子供の読むもの」「おとぎ話」といったイメージが大半です。
これでは、少なくともハヤカワFT系の表紙レベルを期待するのも無理な話かなと思います。
読者の側から、「もっとこういう感じの人に」という、出版社側へのアプローチが必要かもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>日本では、残念ながらFT系は海外のような重厚なイメージではなく、どうしても「子供の読むもの」「おとぎ話」といったイメージが大半です。
 なるほど、そうなのかもしれません。
 僕もそれほど、この手の本を読んだことがないので、はっきりとはいえないのですが、どうも「剣と魔法の物語」というのが多いようなので、それが好きな人たちの趣味に合わせた、イラストという風になってしまうのでしょう。
 
 僕の場合は「中身は面白いかも知れないけど、こんなのとてもカウンターに持っていけない」といった理由で、買わなかった本とかもあるので残念ですが。
 ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/07 09:25

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