電子書籍の厳選無料作品が豊富!

2つの疑問、わかる方だけでも良いので、回答よろしくお願いします。
自分は、
0.999・・・=1
なのは、
0.9,0.99,0.999,0.9999・・・・
という数列は
(1)「1に限りなく近づく」というイメージをもつことができる
(2)この数列が収束する値のことを、無限小数0.999・・・で表す
からである、と本で読みました。

疑問1 「1に限りなく近づく」というイメージだけで、
    0.999・・・=1としてしまってよいのか。((1)は本の文章をそのまま抜き出し)

また、その本では、
0.999・・・=1
の式に対する注意点として、
「限りなく近づいていくその目標となる数が1なのであって、小数点以下の9を無限に続けていくといつの間にか1になってしまう、という解釈ではありません。」
と書いています。

疑問2 この「注意点」を読むと、0.999・・・≠1のように思えてしまうが、どうしてそうではないのか。

A 回答 (8件)

>小数点以下の9を無限に続けていくといつの間にか1になってしまう、という解釈ではありません



いくら続けても1そのものにはならない、ということの言い換え。

>限りなく近づいていくその目標となる数が1なのであって

近づいていく目標=近づいていく「その先」すなわち極限値という意味。

0.999... というのは
0.9, 0.99, 0.999, 0.999 ・・・ という数列そのもの(動くもの)ではなくて、
それが近づいていく到達点(実際には到達しないので「目標」という表現にしている)のことだと
言いたいのではないかと思います。

実際極限を習った後でも0.999... 「が」1に近づいていくイメージを持っている生徒がいます。
だから「0.999... 自体は止まっている」ということを強調したいのではないでしょうか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>いくら続けても1そのものにはならない
ここがよくわかりません。無限に続ければ1に等しいのではないでしょうか?
>近づいていく目標=近づいていく「その先」すなわち極限値という意味
するとpontiac_gpさんは、「数列」を主語として「注意点」を読まれたのですね。なるほど、それもよさそうです。
>実際には到達しないので「目標」という表現にしている
なるほどー、これは思いつけませんでした。納得です。
>実際極限を習った後でも0.999・・・「が」1に近づいていくイメージを持っている生徒がいます。
0.999・・・はそれ自体「1つの」値なので、別に1に近づいているわけではなく、「0.999・・・自体はとまっている」ということでしょうか?何かわかったようなわからないような感じです。

また補足回答おねがいできますでしょうか?

お礼日時:2008/02/05 00:46

きっと、腑に落ちない点は「証明」でしょう。



「証明」のためには、用語の定義と証明に用いてよい「命題」(前提とか、公理とか呼ばれるもの)が必要です。

あなたがこの問題を考えるにあたって、それらが不足しています。
(平行線の同位角が等しいという公理を与えられずに、三角形の内角の和が2πであることを示そうとしているようなものです)

まず、0.9999・・・・とは何なのか?
そして、(意外に思うかもしれませんが)「1」とは何か。
これらを含む「実数」とはなにか、
そして「2つの実数が等しい」とはどういうことか、
これらの情報をひとつひとつ確認しないかぎり、
0.9999・・・・=1 という命題の証明はできません。

逆に、ここまでの回答者の皆さんは、これらのことを前提知識として説明を試みています。
あなたが理解できないのはそこが原因です。

実数の定義(有理数の切断でも、単調有界有理数列の同値類でも)を学習したうえで、0.999・・・が何を意味するかを学べば全ての疑問は氷解します。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ちゃんと手順を踏まないと、理解できませんよね・・・
こういう回答もとてもありがたいです。
最初から土俵が違っていたなんて、回答者の皆さん申し訳ありませんでした。

お礼日時:2008/02/05 02:06

同じような疑問を持つ方が大変多いので,少し説明を試みてみます.特に,



疑問1 「1に限りなく近づく」というイメージだけで、
    0.999・・・=1としてしまってよいのか。((1)は本の文章をそのまま抜き出し)

という疑問にお答えしてみます.


まず答えをいうと,もちろん,イメージだけでしているわけではなく,”十進法の定義”から上のような等式が得られるということです.そのために,十進法(本質的には二進法でも,n進法でも何でもよいですが)の定義(数の表記の約束事)から理解しなくてはなりません.

ご存知の通り,十進法は,数を表すために人類が編み出した素晴らしい工夫の表記であり,無限にある数をたった十個の文字(0,1,2,3,4,5,6,7,8,9)だけで表せるという発明です.例えば,十進法がなければ,『一』や『五』などだけでなく,『百』とか『千』とか,無数に記号が必要になってしまいますが,十進法では百は『100』と表せばよいし,『八万千五百九』は『81509』と表せば事足りて,どんな大きな整数も表すことができますね.我々は十進法の表記にすっかり慣れてしまっているので,十進法で表した表記を実際の数字に表す約束事を暗黙のうちに脳が理解して処理していますが,ちゃんと約束事を述べると,
例えば『81509』の場合,『万』が八つあり,『千』が1つあり,『百』が五つ,『一』が九つ,あるような数を『81509』と表すということですね(ここで,あえて『10000』や『1000』と書かずに『万』や『千』などの数を書きましたが,”十進法表記や漢字表記やどんな表記をしようと”表記の以前に『万』や『千』などの『数』という概念が先行して存在していることに注意してください.例えば『三』という数は『・・・』という風に・が三つあることをイメージしたり,『万』というのは・が本当に一万個あることをイメージしてください.ちなみに余談ですが,十は一つもないということを表すために,零という数の発明が重要になります.もし0がなければ,上の約束事が8159となってしまい,八千百五十九と区別がつかなくなります).
上の十進法の表記の約束事を数式で書くと,

『81509』= 8*10000 + 1*1000 + 5*100 + 0* 10 + 9*1

です.これをさらに拡張すると,必ずしも整数でなく,一部の小数も書くことができるようになります.それが,例えば
『81509.234』
という小数ですが,これは『一万』が八つあり,『千』が1つあり,『百』が五つ,『一』が九つ,にさらに,『十分の一』が二つ,『百分の一』が三つ,『千分の一』が四つある数を表しており,数式では

『81509.234』= 8*10000 + 1*1000 + 5*100 + 0* 10 + 9*1 + 2*0.1 + 3*0.01 + 4*0.01

ということになります.このようにすることでかなり多くの実数(十進法で有限小数で止まるような数)が表記されます.文字で書くと,

a_N a_{N-1} … a_1 a_0. a_{-1} a_{-2} … a_{-M}

(ただし a_i は 0,1,...,9のうちのどれか)
という表記を見たら,それは

a_N*10^N + a_{N-1}*10^{N-1} + … + a_1*10^1 + a_0* 10^0 + a_{-1} 10^{-1} a_{-2} 10^{-2} + … a_{-M} 10^{-M}
= Σ_{k=-M}^{N} a_k 10^k … (1)

という数を表していることになります.

ところが,これでは任意の実数が十進法で表現できなくなってしまいます.例えば典型的な例は『三分の一』や『円周率』という数です.こういうのは,無限小数表記を十進法に取り入れることで表せることになります.ようやく本題に近づきましたが,例えば十進法で
0.3333333333…
のように,右に無限に数字が並んでいる場合,(1)式の有限の場合を一般化して,数を表す約束事を次のように”定義”します(← ここに注意してください).
0.3333333333… = Σ_{k=-∞}^{-1} 3 10^k
= lim_{M→∞} Σ_{k=-M}^{-1} 3 10^k
です.より一般的には,

a_N a_{N-1} … a_1 a_0. a_{-1} a_{-2} … a_{-M} …

という十進法の表記は,次の数

lim_{M→∞} Σ_{k=-M}^{N} a_k 10^k … (2)

を表していると約束しているわけです.(ここで厳密には,lim_{M→∞}というのは,ε-N論法で定義される極限です.)

では,本題の

0.99999…

という十進法の表記ですが,これは何の数を表しているのか?ということになります.ところが定義(2)によると,これは

lim_{M→∞} Σ_{k=-M}^{-1} 9 10^k
= lim_{M→∞} Σ_{k=1}^{M} 9 10^k
= lim_{M→∞} 9 Σ_{k=1}^{M} (1/10)^k
= lim_{M→∞} 9 (1/10 - (1/10)^{M+1})/(1 - 1/10)
= 9 (1/10)/(1 - 1/10)
= 9 (1/10)/(9/10)
= 1
となり,『1』という数を表していることになっていることがわかります.これがよく話題に出る

0.99999… = 1

という一見矛盾したように見える等式の正体です.『一』という数は,『0.9999…』もしくは『1』と十進法表そうが,漢字で『一』と書こうが,『I』と書こうが,・という・が1つというイメージで持とうが,表記の以前に実在した数でそれは悪魔でもただ1つの存在であることに注意してください.ところが,十進法では,この『一』という数を表すとき,
0.99999…
とも表せるし,
1
とも表せる,という表記の一意性がないということにすぎないのです(表記が一般的に一意でないことは,ある意味で十進法の欠点とも言う人もいますが,普段それを意識することはほとんどないでしょう.ただし十進法を用いたある種の証明を行うときは,この非一意性は注意しなくてはなりません.例えばカントールの対角線論法による実数の濃度は自然数の濃度よりも大きいという証明では注意を必要とします).

同じ『一』という数がなぜ上のように一意にならないか?という疑問には答えていませんが,十進法の気持ちを考えると,次のようになります.普通の人は,
『一』
を見て,すぐに,この数は『一』が一つだけなので,十進法の約束から,
1
と表記するでしょう.しかし少しひねくれた人は,
『一』という数には,まず『十分の一』が『九つ』あり,これだけでは足りないから,さらに『百分の一』が『九つ』あり,まだ足りなくて『千分の一』が『九つ』あり,…これが一生終わらない…ということになり,0.99999…と表そうということになる可能性もあるわけです.

以上,推敲せずに長々と書いて見ましたが,ポイントは
(A)『数』は表記法に先行して存在する概念である,
(B)数を表すのに十進法の表記の約束事,特に無限小数の十進法の約束は極限で定義されていること,
(C)同じ数を表すのに十進法の表記は一意ではなく,それが

0.9999 … = 1 

という二通りの表記となって現れているということです.

どうでしょう?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
文字式のところはよくわからなかったけれど、もう少し勉強が進んだら読み返してみようと思っています。
0.999・・・=1は、イメージからではなく、実は十進法の定義から得ていたんですね。質問しなければわかりませんでした。感謝します。
十進法という表記の話、ポイントA~Cなど、とても役に立ちました。
特に圧巻だったのは、
>しかし少しひねくれた人は・・・
のところです。確かに十進法の気持ちを考えていますね。ちょっと感動を覚えました。

お礼日時:2008/02/05 01:51

>このままでは、この方法では0.999・・・=1は証明できていないことになってしまいますよね。



そうですね。イメージだけで 0.999… = 1 としているのであれば「何も示していない」のと同じです。
私ならその時点でその本は捨てます。

著作者の意図を推し量らないと読めない本など無用の長物と言えましょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。まあでもその本は、普通の新書なので、そこまで期待するのは酷かもしれない、と思いました。

お礼日時:2008/02/05 00:16

#2です



回答1はまさにその本とやらの説明の補足だったのですが上手く伝えられなかったようですね。
極論を言ってしまうとこの本の説明は少し変なところはありますよね。「イメージ」はあくまでイメージなので、もし質問者さんの感覚と合わないのでしたら忘れたほうがいいかもしれません。
本題は「0.999…」という無限小数にあり、前出のイメージは、質問者さんが現在把握できている部分の理解をを導くためのものでしかありません。

前半とは「限りなく近づいていくその目標となる数が1なのであって」ですか?
これもこの本の表現が悪いですね。何が目標なのやら。
本当に言いたいであろう内容は
「限りなく近づいた結果(0.999…という無限小数)が1と等しいとみなせるのであって」
です。9が無限に続くからこそ「=1」である、それ以外は何千億何百兆の9が並ぼうが1とはイコールではない。

こういう説明ではいかがでしょうか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。hiro_gtさんの#2の回答を誤解してしまったようです。すみません。
#2の回答の前半内容は、あくまでもイメージの話だったんですね。そのイメージには、ぼくも賛成です。ありがとうございます。

#4の回答の後半についてですが、この本の内容を、hiro_gtさんのおっしゃるように解釈すれば、とても納得できる説明をいただけたと思っています。ただ、そのように解釈してよいか、は知るすべがありませんね。でも、それはもちろんしょうがないです。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/04 23:13

>疑問1 「1に限りなく近づく」というイメージだけで、


>     0.999・・・=1としてしまってよいのか

もちろんダメです。しかし、(1)は 0.9999... = 1 であることを前提として、
表記法として「近づくイメージが持てる」と言っているに過ぎないのでは?


>疑問2 この「注意点」を読むと、0.999・・・≠1のように思えてしまうが、どうしてそうではないのか。

その書籍の言わんとしていることが質問文からだけでは不明です。

「限りなく近付く」は数学的には点列の収束によって定式化され、それ以外の言葉遊びは基本的に範疇外です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。この間答えていただいた質問のお礼がまだですみません。回答内容が理解できたらさせていただこうと思っています。

疑問1 いえ、残念ながらそうではありませんでした。このままでは、この方法では0.999・・・=1は証明できていないことになってしまいますよね。

疑問2 そうですよね。「注意点」の文章には主語がないんです。でも、0.999・・・=1の式に対する注意点なので、「0.999・・・が1に限りなく近づく」みたいな言い方になっていると受け取るとしたらどうでしょうか。本の筆者が、「限りなく近づく」を、そんなに厳密な意味で使っていなくて、「限りなく近づいていく」と表現しているのだとしたら、筆者は何を言いたかったのでしょうか。数学の範疇外かもしれませんが、知りたいのです。どうか考えていただけないでしょうか。

お礼日時:2008/02/04 22:52

こういうのはどうでしょうか?




回答1

1-0.9=0.1
1-0.99=0.01
1-0.999=0.001

これはすぐ分かると思います。
これがどんどん進んでいった先には

1-0.99999…=0.00000…

という結果があります。
この「…」は「この先も無限に続く」という意味です。
「限りなく」近づいた結果、0.00000
…の先に何処まで進んでも終わりが無い(無限に0が続く)という状態が現れました。

つまり差は0なので、0.99999…=1というわけです。

回答2
0.9999…の先に「9が無限に続いている数」というそのものが1に等しいのであって、どんどん後ろに9を付けていくうちにどこかで1になる訳ではないということです。
少し表現が難しいんですが、無限に9が続く「0.99999…」とどこかに終わりのある「0.99…99」とは全く別物だと思ってください。


まだ不足かもしれませんが私が説明できるのはこれくらいです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

回答1について
おっしゃりたいことはわかります。正確に言えば、どんな小さな正の数よりも、1と0.999・・・との差が小さくなるから0.999・・・=1であるとおっしゃりたいんですよね。その通りだと思います。ですが、この本のような証明方法で0.999・・・=1が証明できているか、の答えを僕は求めています。よろしくお願いします。

回答2について
おっしゃるとおりです。僕も同じことを思っていました。ですが「注意点」の前半内容を読むと、0.999≠1の様に思えてしまいませんか?
そこが疑問なのです。度々の説明不足、申し訳ありません。

お礼日時:2008/02/04 22:24

それじゃ、1を3でわったらどうなりますか?


1/3=0.333333333333333333・・・・・・・と無限に続くんじゃないですか?
ということは無限に続く0.333333333333333333・・・・・・・に3をかければ1ですよね?
なら、0.333333333333333333・・・・・・・掛ける3の0.99999999999999・・・・・も1ですよね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
merlionXXさんのおっしゃる証明方法なら0.999・・・=1でよいと思いますが、僕が本で読んだ方法で0.999・・・=1は証明できているのか、を聞きたかったのです。舌足らずですみませんでした。

お礼日時:2008/02/04 21:53

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!