組み換え価は50%以下ということが解からないのです。すいません。
問題を解いていて思ったのでそのまま写させていただきます。
(問題丸投げではありませんので・・・その解答は解かってますから。)
ある植物において、花の色に関する遺伝子と種子の形に関する遺伝子は同一染色体上にある。花の色の赤(A)は白(a)に対して優性で、種子の形のまる(B)はしわ(b)に対してそれぞれ優性である。
問1 花が赤く種子が丸いX株に劣性の同型接合体を交雑したところ、赤まる、赤しわ、白まる、白しわが10:3:3:10の割合であらわれた。
このことからX株の遺伝子型を決定せよ
問2 A,Bの両遺伝子の組み換え価を小数第一位まで求めよ。
というのが問題です。
解答には
問1 XはAaBb 問2 23.1%(3/13×100)
とあります。 問1のほうは解かるのですが
問2の場合、 Xが優性同士あるいは劣性同士配偶子を形成しているとは限らず、すなわちAb、aBで配偶子を形成している場合が考えられ
その場合組換え価は(10/13×100)となると思うのですがどうでしょうか?
これは相同組換えがそう頻繁に起こるものではないという常識の元に解く問題なのですか?組換え価は必ず50%以下という前提ゆえ上記の考え方は破棄されるのでしょうか?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1087945.html
この質問も参考にさせていただいたのですが、優性同士で配偶子を形成しているものとの検定交雑とは限らないのではと思うと混乱してきました。
長い質問となり恐縮ですが何卒よろしくお願いいたします。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
少数のサンプルなら見かけの組換え価が50%を超える事もあるかもしれません。
でもそういう場合には分離比がきれいな数字にならないでしょうね。1:5:2:3とか変な数値になって「どうすりゃ良いの?」となりそうです。サンプル数が十分多くなければ、少ない方が組換えの結果だとは限らないと考えるのは正しい姿勢だと思います。データが本当に正しいのかを問うことをしなければ、間違った結果を鵜呑みにする事になってしまいます。そういう意味では質問者さんは何も間違っていません。
高校生物の問題としてという事であれば、データの信頼性まで考慮する必要がないように十分多数のサンプルから分離比をとった事を暗黙の了解としているのだと思います。組換え価というものを理解してもらう為に典型的な事例を示す、あるいはそうした事例で理解度をはかる、ということです。それを「問題の為の問題」だと言いたいのかもしれませんが、まずは典型例が理解できていないとどうしようもないですから。
何度もご教授いただき有難うございます。
高校生物の問題としてという事であれば、(中略)十分多数のサンプルから分離比をとった事を暗黙の了解としている
なるほど、と思いました。この問題のみならず高校生物は変なところ(言葉足らずのところ)がありますものね。
さておきこの問題の解法としては、
「Xが優性同士あるいは劣性同士配偶子を形成しているとは限らず、すなわちAb、aBで配偶子を形成している場合が考えられる。しかしながら組換え価として50%以下となる確率を取りうるのは本問題ではAA,abを前提とした組換えの場合であり、23.1%(3/13×100)が解となる。」
と言うことで宜しいでしょうか?
ご想像に難くないと思いますがこの問題集の解法には
「花が赤く種子」がどんな配偶子を形成しているかには言及していません。
天下り的にどかんと23.1%が出てきます。
No.3
- 回答日時:
ANo.2です。
勘違いをしてました。下の回答は忘れてください。
ただ、補足に載せておられるサイトでも「組換え価が50%を越えることはない」と言っています。よく読んでみてください。
勘違い?ですか・・・・。
それなりに納得していたのですが、
わざわざ書き込んでいただき有難うございます。
サイトでは組換え価が50%を越えることはないとたしかに表記していますが、
前後の文脈から捉えるとこれは平均組換え価が50%を越えることがないと言う意味だと思います。
事実100%になるとの表現も見受けられますし。
サンプルを多く取るとどんなに多くても50%(実際には38%くらい)が限界だという風に捉えました。
ゆえに補足で書いたのは10:3:3:10が
10万:3万:3万:10万
であれば50%を越えることはないのでしょうが
サンプル数を明記していない以上
23.1%だけが解答というのはおかしいのではないか?
という意見を補足させていただいたのです。
有難うございました。
No.2
- 回答日時:
とりあえず、同一染色体に云々や相同組換え云々は忘れてください。
組換え価はそういう事がわかる前からあるものですから。AとBが独立で、ランダムに分配されるとすれば組換え価は50%になるという事はご存知でしょう。もし50%以上の確率でABとabができるなら、その二つが一緒に分配されやすくなるような要因があり、例外的にAbやaBができると考えるでしょう。遺伝子の組み合わせによって例外的な配偶子が出来る確率が違うことがわかり、どんな確率で例外が生じるかを調べようと考えるようになります。とすると例外側を対象に計算する事になり、自然50%以下の数値が出る事になります。そもそも組換え価というのはこういうものなので、50%以上になることはありません。
研究が進んで連鎖の原因が同一染色体上に遺伝子があるからだとわかってからも、質問にお書きになった通り相同組換えがそう頻繁に起こるものではないことから、相同組換えの結果生じたものが例外側であるという前提が崩れることはなく、例外側を対象に計算する方法がそのまま残っているのでしょう。
この回答への補足
http://www.fides.dti.ne.jp/~fuyamak/recombinatio …
こちらのページでも勉強させていただいて(確率はよくわかりませんが)、組換え価が50%を越えることがあると知りようやく安心しました。
もちろん10:3:3:10の母集団がわからないものの
組換え価23.1%というのが現実的な解答である。
と言うことだと今のところ思っています。
ただ(10/13×100)%という数字を考慮することがないのは片手落ちだと思うのです。
実際高校の参考書には組換え価は50%を超えないの一点張りですので、仕方のないことだとは思うのですが。
以上、質問に加えこの問題が高校生物であることを付記します。
念のためもう少し回答を受けたいと思います。よろしくお願いします。
ご回答有難うございます。
なるほど、歴史背景から計算方法に影響しているのではということですね。
質問には書かなかったのですが、これは高校生物の問題なのです。
問題のための問題であって、50%以上の組換え価について教えることができないと言うことなのかもしれませんね。
長い質問文をお読みいただき有難うございました。
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