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人間の頭に疲労物質か何か溜まっていくんでしょうか?
最近寝る時間が惜しいと感じます。
寝る必要が無ければもっと時間を有効に使えるのにと…
不老長寿は実現できそうな話は出てますが不眠というのは可能なんでしょうか?

A 回答 (6件)

こんにちは。


「眠る」ということは「脳:神経系」を休ませるということです。
我々が眠らなければならないのは疲れるからです。質問者さんもご存知のように、疲れるというのは「細胞に疲労物質が溜まる」ということです。エネルギーをどんどん供給してやれば疲れることはないように思いますが、細胞が活動をすれば必ず老廃物が出ます。ですから、これを排出しなければ機能は回復しません。
筋肉や消化器官といいますのは使わなければ休ませることができます。ですが、「脳:神経系」を使わないようにするためには眠るしかないわけです。心臓や呼吸などの自律神経系が眠ることはできませんが、身体全体の活動状態を低くしてやれば休ませることができます。

では、将来に科学が発達して二時間か三時間くらいで疲労を回復させる処置ができるようになったとしたらどうなるでしょうか。たいへん効率が良いように思いますが、こうなりますと残りの二十時間をぶっ通しで活動することになりますから、結局、身体が持ちませんよね。
また、動物の体内には「日照リズム」というものがありますから、遺伝子も作り変えなければなりません。それに、世界中のひとがこれをやりますと二酸化炭素の放出量がガバガバ増えますので、地球温暖化は避けられません。環境を守るためにもやはり夜は休んでもらわなければちょっと困ります。

我々動物に寿命が決まっているのは、これは生涯の間に活動できる量が決まっているということです。眠っているときは80%ぐらいの代謝機能を落とせるのですから、その分は寿命に入っています。実際に、冬眠をする動物の方が寿命は長いです。ですから、暖かい動物園に連れて来られて冬眠しなくなった動物は寿命が短くなります。
細胞分裂の回数には限りがありますし、身体を使えば組織が傷みます。細胞を生き返らせて「長寿」というのは実現できても「不老」というものの対策ができないならばちょっと願い下げですよね。
若いうちは無理が利きますのでたくさん活動することができます。ですが、現在の「痴呆症」といいますのはその大半が「生活習慣病」と言われています。若いときに無理をしたからです。これに対しまして、健康なお年寄りといいますのは幾つになってもボケません。
時間がもったいないと思うのでしたら起きているときを有効に使う以外に手段はないです。無理は決して禁物です。このためにはぐっすりと眠ってちゃんと疲れを取らなければなりません。そうすれば自分に与えられた寿命を全部使い切ることができます。最終的にはこの方が得です。
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私はコンピュータは素人ですが、使っていて動きが遅くなってしまったとき、中身を整理する機能がありますね。

そうするとはやく動くようになります。どこかこれは睡眠に似ているところがあるように思います。DNAで有名なクリックは睡眠時におかしな回路を修復しているという仮説を出しています。断眠実験を長期行うと精神異常をきたすというのも納得できます。
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一つの理由として、体内時計の存在が考えられます。


ヒトでは約24時間周期で様々な遺伝子の発現パターンが、ほぼ全ての細胞で変化しています。つまり、体内で起こる化学反応は24時間周期で刻々と変化しているということです。

例えば一つの細胞内で、何かを分解する反応と、同じ何かを合成する反応は同時に行うことができないはずですし、ある二種類の反応を同時に行うと反応経路が混線したり、有害な副産物を生じたりすることもあるでしょう。
これは実際に光合成をする細菌で、窒素固定と光合成が体内時計によって同時に起こらないように制御されていたり、ヒトでもある種の脂質の合成と分解が時間的に分けられているらしい、というような研究もあるので恐らく正しいでしょう。
脳神経の話も、外界からの刺激を処理するのと、記憶などの定着を行う処理が並列処理できないのかもしれません。

以上の理由から、疲労を除去するというネガティブな反応だけではなく、生存するために必要な多くの化学反応(覚醒しているときにはできない反応)を積極的に行う場として、睡眠を取る必要があるのだと推測されます。
重篤な睡眠障害では何日起きていても眠気を全く感じないなどの症状が出たりしますが、その場合は睡眠薬を処方されます。
結局、眠くならない体にすることはできても、眠らないで健康に過ごすのは生物学的に非常に困難なのではないでしょうか。

ただ、時計遺伝子の配列の個人差によって徹夜が得意だったり苦手だったりするという研究もあるので、体内時計を動かす時計遺伝子群と、その出力遺伝子の配列の一部を改造することで、より短く効率的な睡眠をとることができるようになるのではないかとは思います。
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最近私が読んでたコラムです。


http://www.1101.com/suimin/ikegaya/index.html
池谷裕二という方の見解ですが、
じっくり読むと大変おもしろいとおもいますが、
要約すると、寝ている間の脳(の一部分)は休んでいるのではなく、特に深い眠りの間は起きている時よりものすごく働いており、起きている間に記憶したことを圧縮し、あれとこれ、それとあれをあちこちネットワークでつなぐ働きをしているそうです。
なので、脳に関して言えば、睡眠は「充電、休息」の範疇に無い一面、むしろ真逆の一面も持っているとのことです。
「脳がはたらく時間」を取り上げる事も、問題ですね。きっと。

途中にある実験が出てきます。
○問題を出す。
Aグループ
→朝に問題を見せて、8時間考えて、8時間後に答えてもらう。

Bグループ
→夜に問題を見せて、8時間睡眠をとって、朝に答えてもらう。

Cグループ
→夜に問題を見せて、朝答えるが、徹夜で8時間考えてもらう。

正解率のいいグループは…という実験です。
http://www.1101.com/suimin/ikegaya/2007-11-30.html


「ほとんど寝なくても平気な人」はまれにいるみたいですが、そういう人は「無理なく、普段からそう」みたいです。
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動物全般について言えることなのですが、動物は眠っている間が正常なのです。

食物を食べ、生殖を行なうためにやむなく起きているのです。進化の過程で自意識というものを持ったのが動物なのです。
ですから正常ではない状態を永く続けることが不可能なのですよ。
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こんなページを見つけました。


もしかしたら、脳のメンテナンスと免疫力低下防止ができるのなら必要なくなるのかもしれませんね。

参考URL:http://www.excite.co.jp/health/column/rid_768/
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