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オーディオ入門者です。

アンプを購入予定なのですが、分からないことがあります。
同じ価格帯で比較すると大抵A級アンプは出力が小さく、B級アンプは
何倍も出力が大きいです。

その点について、A級は30Wでも普通の家庭では十分な出力だ、
と言われます。でも、B級で30Wだとかなり小さい方ですし、
市場でもあまり見かけません。確かに一般家庭ではそんなに大きな
音は出しません。でもB級の場合は同じメーカーで同じシリーズの場合
出力の大きさによってランク付けされてます。A級でもその傾向があり
ますが、大きな出力の場合価格がものすごく上がっていきます。

具体的に言うと、ラックスマンのL-509u(AB級)とL-509aII
(A級)がありますが、後者の方が人気があると聞きました。


ヤフオクとかでもA級を謳っているアンプは古くても人気があるようです。

また、A級は常に最大出力の電力(?)が供給されているから急峻な
音楽信号の変化について行けるからだ、と言われたことがあるのです
が、B級でも音楽信号の変化に対し電力供給量が付いていけないとは
思えないのです。

あと、A級はあたたかみ、というか真空管のアンプを思わせる、等と
言われたこともあります。これも理解不能です。

実際音を聞けばいいのでしょうが、田舎でなかなか上記のような製品
の比較試聴が出来ません。

本当にA級の方が良いのでしょうか。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

アンプにおいてA級B級というのは、設計するときのバイアス電圧の掛け方による違いです。

音楽信号でスピーカーを鳴らすためにはある程度の電力(パワー)いります。通常電圧だけを増幅する部分(前段と言う)はすべてA級となっています。A級動作とは、トランジスターや真空管のような増幅素子の入力出力曲線の直線(入力に対して出力が1時比例に増える部分)のみの範囲で使うことを言います、したがってひずみが少なく良い音になります。しかしそれでは実際に使用できる範囲が狭くてそのためA級アンプは出力が小さめなのです。大きなパワーを得るためには、増幅素子の、信号を入れて出力が出てくる電圧(カットオフ点)に動作の基準点を決めて,正負半分づつ二つの素子に役割を分担させます。これをプッシュプル接続と言ってB級の場合はすべてこれになります。でもこれだと0Vから直線部分までの歪む領域が入ってしまうので、通常はほぼ直線領域が使えるAB級となっています。またA級の場合常にかなりの電流を流しているので、急激な信号(ドラム、シンバル等)が入った場合でも歪みにくい(電気においても慣性の法則のような作用があります)わけです。B級、AB級の場合はこの逆で、ほぼ電流0からいきなり大電流が流れることになり歪みやすいわけです。従って柔らかいひずみの少ない音を好む人は、同じく柔らかい感じのする真空管アンプを好みます。実際の音を聞いてみるとほとんど、私の場合感じませんが、個人差も大きいですし、長時間聞いている場合などは影響するかもしれません。ただA級アンプの出力の大きなものは非常に高額になるので、ぜいたく感はおおきいです。
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この回答へのお礼

>(電気においても慣性の法則のような作用があります)

なるほど!電気における慣性の法則ですか。

>従って柔らかいひずみの少ない音を好む人は、同じく柔らかい感じのする真空管アンプを好みます。

A級が「柔らかい音」というのは歪みが少ないからなのですね。
納得がいきました。感謝いたします。

お礼日時:2008/02/22 22:33

電気回路的にいえば,ポイントはクロスオーバー歪みの問題だけでしょう.


あとは気分とかいろんな要素はありますが,本質的ではありません.
A級動作は音が出ていようがいまいがトランジスタはほぼ一定の熱を発生し続けます.B級動作は実際に出力に電流が流れるときに熱損失が発生しますから,発熱量は少なくてすみます.素子が熱をもつということは,結局壊れるということなので,言い換えると同じトランジスタなり真空管であれば,B級の方が大きな出力が得られます.
クロスオーバー歪みはB級の最大の欠点です.現実的にはほとんどの場合これを逃れるためには純B級の動作はさせません.AB級と呼ばれる,A級とB級の中間の動作にします.B級に近いAB級というか.こうしてもクロスオーバー歪みが完全になくなるわけではありませんが,格段に小さくなります.
ただ,簡易式の回路だと,純B級動作も可能です.もっとも,オーディオ用として市販しているアンプではそういう回路は採用されていないとは思いますが.
A級ではクロスオーバー歪みは出ませんが,素子というのは必ず非直線性と非対称性がありますから歪みがなくなるわけでもないです.
個人的には A級だからとかB級だからというのはあまり意味がないと思っています.それ以上にいろんな要素で音が変わるので,自分がこれでいいと思えるんならそれでいいじゃないか,ということです.
何のためにアンプを使うのかといえば,気持ちよく音楽を聴くためですから,それができるなら回路が何であろうがどうでもいいというか.
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この回答へのお礼

>何のためにアンプを使うのかといえば,気持ちよく音楽を聴くためですから,それができるなら回路が何であろうがどうでもいいというか.

確かにそうですね。いつか試聴してみたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/22 22:27

A級というのは最大出力の時と同じ電流が、無信号時にも常時流れています(その電流は当然「熱」として無駄に消費されています)


信号が入ると、その電流はスピーカーの方に流れを変える様になっています
B級の場合は、無信号時にはほとんど電流が流れていなくて、信号が入ったときにスピーカーに電流を流します
この、電流を「水」の流れだと思ってください
A級は常時流れている水流の向きを変えるだけなので、反応が早い
B級は信号が入ってからバルブを開ける様な物なので、反応が遅い
この遅さが音の「歪み」になります

あと、よく言われるのが、クロスオーバー歪みです
B級では、出力トランジスターの出力が0Vを境に+側と-側で切り替わります
この時の動作が非線形なので歪が発生すると言われています
AB級は、A級とB級の中間の動作をします
小出力時にはA級、ある主力からはB級動作をします
一般に、小出力時の方が歪を感じやすいので、この様な方式が考えれたのだと思います
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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2008/02/22 22:24

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