
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
#1さま,#2さまの御回答は原理的にはその通りなのですが,
実はもうひとつ重要な要因があります.
「偏光」です.
惑星など,自分では光らず,太陽光を反射して明るくなっているものは,
普通の星(恒星)ほど「ちらつかない」です,金星や木星,土星はよく
見えますので,一度見てみて下さい.(肉眼で結構です.)
これは反射光は「偏光」からです.
通常,恒星の光は,その電磁場の振動方向(偏光面)がいろいろなのが
混ざったもの(結局,無偏光)なのですが,反射光は反射面の状態により
偏光状態が揃う場合があります.
その場合,大気の乱れにより光路は曲げられるのですが,その光は偏光
しているので曲がり方が一様で,結局目に届く頃には余りちらつかない
ものとなります.
それに対し,無偏光の光は曲がり曲がってむちゃくちゃになるため,
大気の状態によって明るさが大きくかわり,結局「瞬き」となります.
偏光しているかどうかは,ハンズ等で「偏光板」をお買いになって,
それをすかして対象物を見て,その偏光版の傾きを変えてみると
明るさが変われば,「偏光している」ことになります.
No.5
- 回答日時:
誤解を与えてしまうと大変なので訂正します。
#4さんの言う「変光星」は、食変光星にしても脈動変光星にしても、その周期が数十年から短くても数日のものが大半です。長い間記録を取り続けないとその明るさの変化は判別できないほどで、恒星のまたたきとはまた別の現象です。恒星の光のまたたきには、大気の流動による屈折率の変化と、さらには、我々からその恒星までの空間に存在する「宇宙塵(空間物質のかけら)」の存在が影響しています。
宇宙空間は一般的には「無」と言われていますが、巨星が爆発した後の小さなかけらや、彗星が吐き出したガスなどの微粒子が漂っています。それらがその恒星の視線方向を横切るとやはり一時的に光が遮断されるのです。
微粒子の大きさはミクロン単位かもしれませんが、その数が膨大であれば、恒星の光を瞬かせるほどに影響を及ぼすのです。
金星や火星などの惑星のまたたきが少ない理由は、#3さんの理由でほとんどですが、それらが我々のほんの近くにあるため、横切る宇宙塵の数がとても少ないということも、もうひとつの理由なのです。
そう考えると、恒星というものが、いかに遠いところにあるのかがわかりますね。
No.4
- 回答日時:
No.2
- 回答日時:
実際に星の光が点滅しているのではなく,
仰る通り大気の影響で光が屈折するんです。
つまり星の光が貴方の眼の方に向かったり,
向かわなかったりするので,点滅しているようにみえるんですね。
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