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最近ペンタブレットを買って、イラストや静物画を描いて、気に入った作品はプリントしてるんですが・・・

現在使用しているプリンター(エプソン:PM-700)は4色インクで それなり色合いがあり、まぁ納得の印刷が出来ているんですが・・・
でも、6色の方がもっと豊かな色表現になるんでしょうか
6色インクでは4色インクでは出ない色合いが有るんでしょうか?
(見比べて一目で解かるほどに・・・)

宜しければ情報提供お願い致します。

A 回答 (3件)

 前置きとして、詳しい知識がある訳でも専門家でもない事をお断りしておきます。



 昔、コマーシャル・フォトグラファーだった頃の記憶を書きます。
 一般的、大多数の印刷物は通常「ブラック(墨)・シアン(青)・マゼンタ(赤)・イエロー(黄)」の四色で、印刷します。
 ところが、印刷経費を抑えるために、写真やグラデーションが無いイラストか、グラデーションが有っても印刷上がりにシビアーでないもの(例えば新聞折込のパチンコ屋のチラシとか・・・)は、墨を使わず、シアン・マゼンタ・イエローの三色で印刷していました。三色の混合で墨も賄っているのです。が、黒い部分やシャドー部分の表現として締りがなく奥行きの無い印刷物になり易いのです。多分、今も変わらないと思います。
 一方、美術図録や写真集、高級な着物カタログなど、色とシズル感や質感にこだわる印刷物は、基本四色にプラスして特色と言われる中間色を加えていました。その特色が一色で済めば五色刷りですし、特色を二色プラスすれば六色刷りとなります。
 どこまで拘るか、どこで妥協するかで、使用色の数は決まります。
 大半の印刷工場は、四色機(一回の工程で基本四色が刷れる機械)ですので、特色を使う場合は、インクの乾きを待つ間に、機械にセットされている基本四色と特色を入れ替えて、色を重ねる為に再度機械に掛けるのです。その場合も四色しかプラス出来ません。滅多には無いと思いますが、特色の数がそれでも足りなければ、更に同じ作業を繰り返す事になります。(インクによる紙の伸びなどの問題で、繰り返す事は実質的に良い結果になるとは限りませんが・・)
 しかし、印刷工場によっては、高級印刷物を無理無くこなせる様に、六色機や八色機などの機械を導入している所も有るのです。
 以上の事から類推すれば、家庭用プリンタでも、よりスムーズなグラデーションの表現やビビットではなくナチュナルな気品のある印刷を望むのであれば、よりインク数の多いプリンタの方が有利という事だと思います。
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この回答へのお礼

hossannpap様、早々のご回答有難うございます。

基本的には4色構成でも充分、対応できうるんですね。
色とシズル感や質感にこだわる場合は 更に中間色が加わればより表現が豊かになるのですね

>ナチュナルな気品のある印刷を望むのであれば、よりインク数の多いプリンタの方が有利という事だと思います。

「ナチュナルな気品のある印刷を望むのであれば・・」・・・残念ながら今は試行錯誤の繰り返しで気品のある印刷物に見合う・・・そこまでの作品が完成されていません。でも、すご~く楽しんです

その道のプロの方の 貴重なアドバイス有難う御座います
とても参考になりました!

ご回答有難う有難う御座いました!!

お礼日時:2008/03/25 11:12

プリンタの修理屋です。



6色機といっても、過去にはいろんな組み合わせがありました。
考え方はいろいろなのですが、基本的な考え方としては以下のようなことがあります。

カラー印刷に関しては他の方が言われているようにC、M、Yの3色で全て表現できる理屈です。黒は全てのインクを混合した場合、白は何も噴射しない(=紙の色)事で表現しています。
プリンタの大きな目的として、コンピューターからの文字データーの印刷があり、それは黒が主体です。
そうすると3色では、常に全てのカラーインクを消耗することになります。ランニングコストもあるのですが、紙に対して大量のインクが噴射されることになります。
普通紙の給水能力はたかが知れていますので、滲んだり、紙が波打ったりするわけです。
そこで、黒のインクを装備するようになりました。
現在はキヤノンのように黒インクは普通紙用に顔料インクを装備していることもあります。

さて、カラープリンタにはインクの色よりも薄い色は表現できないという宿命があります。
通常は3原色を各々256階調で表現することで、1677万色などといいますが、実際にインクを噴射するノズルはONかOFFの制御が基本ですので、それほど細かい制御はできません。
(キヤノンは大小2つのヒーターを入れて4階調を実現しているはずです)
インクの色を薄めにしておいて重ね打ちしているはずですが、あまりにも薄くしてしまうと大変に時間がかかります。

そこで、そこそこの濃度にしておき、薄い場合はドットを間引きして印刷するのが普通です。

この、間引きを行った結果出てくるのがザラザラとした粒状感です。
少し前のプリンタでは大きな問題になっていました。

そこで、標準の色よりも薄いインクを装備して、間引き率を減らし粒状間を抑えたのが6色プリンタです。
この時に考え方の差があり、Yの薄いものを装備したもの、逆に濃いYを装備したもの、Yの影響は少ないので黒を装備したものなどがあり、一番多かったのは最後の物です。
黒(Bk):フォト用で使える黒。通常文書にも対応してはいるが若干苦手。
フォトシアン(PC)もしくはライトシアン(LC):標準のシアンよりも薄いシアン。
フォトマゼンタ(PM)もしくはライトマゼンタ(LM):標準のマゼンタより薄いマゼンタ。
後は普通のC、M、Yです。

人の肌とか青空とか、微妙に色変化をするような被写体の場合に差が出るはずです。


ただ、近年は噴射するインクの粒を微細化することによって濃度を押さえ粒状感を押さえる方向になっています。
キヤノンなどでは一部の高級機を除き、マルチカラー機は少なくなってきています。

やはりクリーニングなどで無駄になるインクの量は無視できなくなりますし、廃インクタンクの寿命も短くなります。
写真ばかりを印刷する人も少ないので、結局は4色(5色)機が主流になっています。
画質は確実にあがるとは思いますが、派手な色の写真の場合、3色で印刷するプリンタのほうが発色が派手できれいに見えるという現実もあります。

Pro9500という10色機とiX5000という4色機(フォト印刷は3色)で同じものを印刷したところ、素人さんはiX5000を指示、目の肥えた方はPro9500の自然な発色を評価するという傾向がありました。
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この回答へのお礼

4G52GS様、とても詳しくご説明して頂き有難う御座いました

プリンターの構造的な事を含めは4色機・6色機の発色のメカニズムが理解できました。
プロならではの 奥深い部分での貴重なアドバイスとても参考になりました。

ご回答、有難う御座いました。

お礼日時:2008/03/26 02:06

家庭用インクジェットプリンタが扱う色空間はほとんどがsRGBです(お絵かきソフトも)。

RGB各プレーン256階調の掛け合わせで、記録・表現できる色域の広さは厳密に決められています。故に使える色域の広さは、4色機も6色機も変わりないです。

ただし、ある色からある色へのグラデーションの階調の細かさは、6色機が優れてます。また4色機では不得手な淡い色味の再現も6色機や8色機が(中間色のライトインクを積んでいるので)優れています。8色機くらいになるとsRGBの色域を超えた色再現も可能なので、AdobeRGB色空間が使えたり(お絵かきソフト側でも対応していないと意味ありませんが)します。
普通のスナップ写真やアニメ調単純べた塗りの画像では、パッと見の差は感じにくいと思いますが、グラデーションや淡い色を多用したイラストをいい紙に出力すれば差はわかると思います。

プリンタのインク数だけじゃなく最小インクドロップサイズも出力の画質に影響してきます。
4色機より6色機の方が一般的にコストがかけられているので、そういう粒状性に関する画質や、紙送りなどの動作音の静粛性・出力速度など画質に関係のない部分でも高性能です。
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この回答へのお礼

WillDesignWorks様、ご回答有難う御座います。

グラデーションの階調の細かさや、淡い色味の再現などは6・8色機の方が優れている(ソフト対応が条件)んですね。

>いい紙に出力すれば差はわかると思います。
この、「いい紙」とはどういう紙のことなんでしょうか
マット紙には『ファイン用紙』『スーパーファイン用紙』『超スーパーファイン用紙』など有りますが・・
この差って白色純度の差なのでしょうか?白色純度が高ければ高い程より表現豊かに印刷されるのでしょうか?
それとも材質成分自体が異なるのでしょうか?
もし、お時間が御許しになりましたら 再度アドバイスお願い致します。

ご回答有難う御座いました。

お礼日時:2008/03/25 11:41

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