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デジカメで撮影したビルや建物をみると、カメラのレンズのせいか、
端のほうはまるくゆがんでしまいます。
プロが撮った写真なんかはビシッと直線のままになっているのですが、
その違いを教えてください。

A 回答 (7件)

直線が曲がって写るのは#2,4,5さん回答にあるレンズの「歪曲」によるものです。

(広角レンズでの遠近感の誇張では、尻すぼみのような写り方にはなりますが、(レンズに歪曲なければ)直線は直線のまま写ります。)

なお、歪曲には「糸巻き型」「樽型」と呼ばれるもの以外に両者が組み合わされた「陣笠」と呼ばれるようなものもあります。(陣笠のタイプだと画面周辺で直線がうねるので、結構気になります。)
これらは、2種類(または3種類)の歪曲があるというよりも、歪曲の正負それぞれに名前がつけられている、という状況かと。

また、レンズの直径と歪曲の大小はあまり関係が無い(小さいレンズでも驚異的に歪曲の小さい「ホロゴン」のようなレンズもある)ようですし、広角レンズだとフランジバックの短いレンズの方が歪曲を小さく抑えやすい(対称型のレンズ構成にできるため)ようです。
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曲率を御存じでしょうか?


例を挙げるのならば地球と野球のボールを比較します。

私たちは地球のある1点に立っています。
その立っている場所で地球は球体であると周囲を見まわしてすぐに確認できるでしょうか?
野球のボールはひと目で球体であると確認できますよね。
ボールは曲率が大きく、地球は小さいということになります。

カメラのレンズは球体の一部を切り取ったものといえます。
レンズは球面で撮像面は平面です。
そのためにどうしても球面と平面の違いで歪曲収差の影響は出てしまいます。
これはレンズの直径が小さい物ほど大きく出てきます。
ですから撮像面に対して必要以上の直径を持つレンズを使えば歪曲収差は少なくなります。
それとフランジバック(レンズがカメラボディに取り付いている面から撮像面までの距離)が長い方が歪曲収差の影響は少なくなってきます。
このことからコンパクトデジカメではどうしても歪曲収差の影響を大きく受けて当たり前と言えるのです。
http://www.nikon-digital.net/bbs/photo/image/120 …
これはNikon PC-E 24mmの撮りましたが、シフトしていませんが建物の柱の線がまっすぐに見えると思います。
これをコンパクトデジカメで撮れば、おそらくドアスコープから外を覗いたような写り方をすると思います。
まっすぐ写すこつとしては撮像素子に対して十分以上の口径を持つレンズの使用、イメージサークルが十分な大きさを持つレンズを使用、望遠で撮る、などが必要と思います。
シフトなどのあおりの効くレンズは別にあおらなくても建物の線はまっすぐに写ります。
理由はやはり十分なイメージサークルを持ち、通常レンズのように撮像素子ギリギリのイメージサークルと比較にならないからです。
場合によっては一眼デジカメに中判用のレンズを使ってもいいと思いますよ。

コンパクトデジカメはやはりこういうことは不可能ですから、なるべくまっすぐな線の含まれない被写体を探すべきです。
私はこれが嫌でコンパクトデジは使いたいという気になれないです。
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レンズ一体型のコンパクトデジカメ、特に最近のトレンドである広角に強い(28mmから始まる機種)では歪曲収差が顕著です。



レンズ交換が可能なデジタル一眼なら歪曲収差の少ないレンズを選択可能です。更に、カメラ付属の専用ソフトを使用すると歪曲収差を補正することも出来ますし、Adobe PhotoshopCS3では歪曲修正機能もあります。Panitshop Proでも可能だったかな?

また、プロが使用する機材では135カメラだとシフト/ティルトレンズがあり、中判以上のカメラだとレンズの歪曲収差は135カメラより少なくなっています。
ただし、それらの収差が少ないレンズはそれなりに高価でレンズ1本でデジタル一眼の中級機が余裕で買えます。
高層建築物を見上げて撮影した場合の先細りを防ぐには、蛇腹式の中判以上のカメラ、またはシフト/ティルト機構のあるキヤノンかニコンの一眼レフを使用します。
当然、その様な撮影をする場合は三脚必須です。

シフト/ティルト機構のあるレンズはキヤノンのTS-E24mm F3.5L、TS-E45mm F2.8、TS-E90mm F2.8、ニコンのPC Micro Nikkor 85mmF2.8D、PC-E NIKKOR 24mm F3.5D EDです。
これらのレンズを有効に使うにはフルサイズと呼ばれるデジタル一眼レフかフィルム一眼レフが必要です。もちろんAPS-Cのデジタル一眼でも使用可能ですが、36mm相当の画角になるので意外と不便。

コンデジの歪曲収差がどの程度なのかは↓で各機種毎の【実写速報】を参照してください。
http://dc.watch.impress.co.jp/
煉瓦ブロックを正面から写した写真で本来まっすぐなはずの煉瓦の並びが曲がって見えるのが歪曲収差です。


以上、機材を買うお金がないならソフトで補正するしかありません。
レンズ交換可能なカメラを用意できないならソフトを用意して一枚毎に修正するか、諦めるかのいずれかです。
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歪曲の原因や症状はいくつかありますが、それはともかくとして



>ビシッと直線のままになっている

のは使っているレンズの違いです。
焦点距離とか使うカメラ、撮影サイズ、技術の違い等ではなくて
純粋にレンズの描写性能の差です。
建築写真などに使用する業務用のレンズはそれだけで数十万円しますが
その価格の殆どが歪みをなくす為のものと言ってもいいくらいです。

これは撮影段階で消すことが出来ません(つまり、技術ではなく)から
フイルムの時代は収差のない高価なレンズを使うしかありませんでした。

デジタルになって、撮影後の画像に対して
ソフト的に歪みを消す事ができるようになりましたから
それに対応したレンズとソフトを使えば
一般のカメラでも歪みのない画像が得られます。
中にはカメラにその機能を内蔵したコンパクトデジカメもあります。



アオリを使うのは歪曲除去とは別の目的です。

それと、「湿板」「ガラスフイルム」はずっと昔の話です。今は使いません(笑)。
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建築写真が歪まず直角に直線に写るのは


フィールドカメラで撮影します
蛇腹がついて風呂敷のような暗幕を被ってピントや構図を合わせて撮影します
知らない人はものすごく旧式のカメラのように思う人もいますが
大変高度なテクニックの必要なカメラです

参考URL:http://www.seventhland.com/floors/1stfloor/camer …
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デジカメに限らず、高いビルなどを下から写せば、広角レンズほど遠近感が誇張されて、上がすぼまって写ります。


コレをなくすには、シフトレンズなどを使うしかありません。

また、画面の端の直線が丸く(歪んで)写るのは、歪曲収差によるもので、特にズームレンズに顕著に見られます。
これには2種類あって、樽型歪曲収差と糸巻き型歪曲収差があり、他の収差と違い絞り値を変えても変わりません。
歪曲収差が気になるのであれば、ズームの場合はワイド端とテレ端の中間付近で撮影するか、単焦点レンズを使用します。単焦点レンズの方が、ズームレンズよりも一般的に歪曲収差は少ないからです。
レンズ交換が不可能であれば、歪曲収差の少ない焦点距離で撮影するか、ソフトで修正するしかないでしょう。
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世の中に出回っている写真…とよばれるものが


どういう器材で撮影されているかを知ることは重要です。
広角レンズを使ったスナップ写真用の「コンパクトカメラ」
銀塩・CCDともに交換レンズを多用して好きな画をクリエイトしやすい
「一眼レフ」
銀塩でフィルムサイズの大きい中判カメラの「6×6」
銀塩でガラスの感光剤を塗った蛇腹がついた「暗箱カメラ」
フィルムの小さい「スパイカメラ」ミノックス
絶滅してしまった「110カメラ」コダック規格
などがあります。
プロの一部ではスタジオカメラや広告写真用に
「湿板写真」と呼ばれる「暗箱」カメラを使います。
この蛇腹式のレトロなカメラでは
蛇腹を前後左右にティルトできるのです。
すりガラスにピントを合わせたあと
感光剤の塗られた湿板を同じ場所に付け替えて撮影します
この蛇腹ティルトでは疑似的に消失点を解放できます。
ビルを見上げているのに先端まで窓枠が平行のままにできるのです。
口径が大きく、絞りを絞ってピントが全体に合うようにしておいて
長時間露光させてビルのゆがみのない写真や
広角レンズなのにゆがみの少ない写真が撮影できるのです。
写真学校などで教えるテクニックになります。
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