
No.13ベストアンサー
- 回答日時:
石油を人工的に作り出すことは十分可能ですし、すでに実用化されています。
値段もバカ高いということはありません。その前に、何十年後かに地球上の石油が枯渇するというのはウソです。専門の学者は何十年後まで「少なくとも」石油は「ある」といっているのです。「可採年数」といいます。それをマスコミや新エネルギーを開発している科学者が何十年後に石油が「なくなる」と間違って(あるいはワザと)言っているのです。だまされないでください。
ということはともかく。石油を人工的に作り出すことは可能です。
第二次世界大戦中にドイツで石炭からガソリンや重油を作る方法が考案されました。その技術は戦後、南アフリカに移転されて実用化され、現在でも巨大な石炭液化プラントが稼働中です。南アフリカの人々は石炭からできたガソリンを普通のガソリンと区別せずに使っています。アメリカでも石炭から石油を作るプロジェクトが進行中で、もうすぐ稼動するはずです。
南アフリカでは、天然ガスからも石油を作っていますが、この技術はカタールに移転され、一昨年から稼動を開始しています。イギリスのシェル石油もこの技術を持っていて、マレーシアで実用化されています。これで作られた灯油は日本へも輸出されているので、貴方も使っているかもしれません。
カナダではオイルサンドから石油を作っています。カナダのオイルサンドを石油に換算するとカナダはサウジアラビアについで世界第二の石油大国になるそうです。オイルサンドから作られた人工原油はロッキー山脈を越えて、日本へ運ばれる計画もあります。
このように石油を人工的に作り出すことは可能で、世界中で盛んになりつつありますが、これは石油が枯渇するからではなく、石油の値段が上昇した結果、人工的に石油をつくっても儲かるようになってきたというビジネス上の理由からです。アメリカが石炭から石油を作ろうとしているのは、これ以上中東から石油を輸入したくないという理由もあります。
No.12
- 回答日時:
石油=原油というものは自然物であり、ガス分以外は多種多様な成分が混ざったものです。
従って全く石油と同じものを造る事は馬鹿げていますが、ガソリン・灯油・軽油と言った用途別の合成は可能ですし、現在の原油価格なら充分採算に乗ります。
他の方が触れられていますが、共に石油の禁輸を経験したドイツ・南アフリカで発明・発展したGTL(ガス・トゥ・リキッド)という技術が代表的なものです。ドイツ・南アフリカは石炭資源に恵まれていたので、石炭からメタンガスを作った上で合成(GTL)しており、当時は人造石油と言われていました。
石炭から造るものは現在CTL(C=Coal)と言われ、天然ガスから作るものがGTL、発酵等により有機物から造るものがBTL(B=Bio)と言われますが、造られたものとしては同じものです。
現在天然ガスの大産地であるカタールでは、GTL工場が続々と建設されており、欧州向けの軽油はかなりそのGTL軽油で賄われる予定です。
存在自体が環境問題の火薬庫ではありますが、メタンハイデレードまで視野に入れれは、液体燃料が枯渇すると言うことは無い(その前に人類が滅ぶ)と言えるでしょう。
GTL軽油は合成製品なので、製品のバラツキが少なく、無臭であるなど石油より優れた特徴を持っていますので、使用に対しての課題はあまり無く、むしろその性状を利用した進化設計が期待される優れものではあります。
No.11
- 回答日時:
本当は「バイオエタノール」って言っても「トウモロコシ由来」に限らないんだけど>#9, やつらがやってることはテクノロジーレベルが低い (= コストを下げて経営優先) からなぁ....
まじめに「廃棄物からバイオ燃料」を研究してるところもあるんだけどね. 最近でも「海藻から燃料」というのが新聞に載ってました. こっちの研究だと... 日本?
No.10
- 回答日時:
石炭から石油を作る石炭液化技術など
http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/nenshi/yearbook …
他には微生物のボツリオコッカスが光合成により、重油を作れる
又シュードコリシスティスは、光合成により軽油を作だせるとの事
No.9
- 回答日時:
石油の前には石炭を使っていました。
日本にも炭鉱がたくさんありました。現在は殆どが閉山されていると思います。何故石油が石炭に置き換わってしまったのかを考えずに「石油がなくなれば石炭がある」と言っても解決にはならないでしょう。
液体と固体の違いが大きいです。
炭鉱での採掘と石油井戸での自噴とを比べてみればエネルギーコストの違いが分かります。トラックまたは貨車輸送とパイプライン輸送を比べてみるのもいいでしょう。タンカーを使うときも石油だとパイプを通して積み込めますが石炭だとそうは行きません。
石炭液化(地下で液体に変えて自噴させる)というアイデアが出されたことがありますが多分実現していないでしょう。でもこういうことが実現しない限り石炭は石油に代わることが出来ません。(私が石炭液化という言葉を初めて聞いたのは40年ほど前のことです。)
前の回答にもありますが資源の問題はお金の面でのコストよりもまずエネルギーのコストが重要です。あるエネルギーを得るのにどれだけのエネルギーを必要とするかです。
採掘、運搬、精製、加工、・・・全てのエネルギーを考える必要があります。廃棄物処理のエネルギーも考える必要があります。
苦労してある物質を収率10%で得ることが出来たとします。残りの90%分の物質をどうするかの見通しが立っていないとこの10%の物質は利用できません。
現在、石油を使っていますが硫黄分を取り除いています。その硫黄がどうなっているかはあまり関心がもたれていません。硫黄がどんどんたまるので新たに鉱山から硫黄を掘り出す必要がなくなっています。日本にたくさんあった硫黄鉱山は全てつぶれてしまいました。
#6では電気自動車はガソリン、ディーゼルに代わりうるものではないと書かれています。原子力の利用は全て電気を通じてです。電気自動車がダメであれば原子力もダメだという事になります。
原子力も採掘、運搬、精製、加工、廃棄物処理と全てのエネルギーを計算していくと石油に比べてどれだけメリットがあるかは疑問です。普通は得られるエネルギーだけについてしか議論されていません。
(運搬用の特別の容器が必要であればその製造コストも考える必要があります。)
とうもろこしを原料とするバイオエタノールは食料と競合します。もう既にトラブルが生じています。これだけ短期で競合が問題になるようでは資源としては「?」です。
#5に「数百年、数千年」とありますが桁が違いすぎます。
考古学的時間ではなくて地質学的時間のはずです。「数百万年、数千万年」だとまだ分かります。古生代の石炭紀は3億年前です。
No.7
- 回答日時:
第二次大戦中、ナチスドイツは石炭を元に人造石油を作ってました。
技術手術的には可能で、今でも石炭や天然ガスから石油(灯油/軽油)を製造するプラントは、あるそうです。
ただ、それなりにコスト的な問題や原料の供給などあるようですね。
今のペースで原油高が続けば、そう言った製品の開発なども進展するかも。
No.6
- 回答日時:
世界の経済システムが石油を基本に成り立っているので
代替燃料や代替推進システムが世界中に広まることは不可能です。
内燃機関からモーターに変えた場合
トルクや瞬発力の点でレシプロ・ディーゼルを超える性能のものは
存在しません。
だからわざわざ不便になることはしないので普及しないのです。
さらに石油メジャーが経済を動かしているので
代替燃料が普及されると困るのです。
そのため自民党に代替燃料を積極的に普及することに対して
有形無形の圧力をかけています。
資源がない日本で、クラゲや赤潮などの有機物を処理して
可燃性ガスやバイオ有機燃料を作れば
日本の周りに原価0の材料があふれていて
燃料を輸入する必要などなくなるのですが
それでは困るので、暗に妨害工作をしているのが現実なのです。
太陽光発電で電池を充電した電気自動車は
性能が悪いので近距離用の限られた用途で普及するだけにすぎず
大型トラックやバスなどの用途には性能的に採用は不可能です。
それが分かっているから石油メジャーが強気なのです。
No.5
- 回答日時:
石油の生成原因がまだ完全には解明されていないそうです。
高い温度や圧力が影響していると考えられるようですし、時間的にも数百年、数千年を経て生成されたと考えられているようですので、やはり工業的に生成するのは無理なのでは?
参考URL:http://www.st.hirosaki-u.ac.jp/~ujiie/petroleum_ …
No.4
- 回答日時:
作ることは出来ます
電力を得るために電力を使用するとどうなるでしょうか?
これと同じことです
物を得るために物を消費しても消費しただけのものを得ることは出来ません
何を作るにしても消費した物を上回る価値のものが出来なければ意味が無いのです
石油そのものは付加価値が低いのです
1万円の物を得るために2万円を支払う人はいないのと同じです
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