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大学の卒業制作で「日本社会」をテーマに「人間の無関心さ」を表現しようと思っています。

”毎日残酷な事件がある中、人々はそれを他人事のように見ているのではないか?また、それでいいのだろうか?”というものです。

大学の教授に相談した所、「日本はじつは年々凶悪事件が減っている」「まれにない平和な時代」「報道されているのは、ほんの1割の世界」と言われました。

私がまだ年齢・考え共に幼く視野が狭いから、社会に反する考えを持ってしまうのかもしれません。しかし9割の平和で、総合的に「良い社会」とは思えません。残りの1割はどうでも良いの?と考えてしまいます。

難しい質問なのかも知れませんが、今の「日本社会」について意見をお聞かせください。また海外も同じなのでしょうか?宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

卒業製作と書かれてますが、論文ではないのですね? どういう作品を作るのでしょうか? 小説? 映像? 絵画?



いずれにしても、論文ではなく表現行為ですから、9割とか1割とかの大ざっぱな全体像はあまり関係ないし、そういうことにこだわっていたらつまらなくて表層的なものしかできません。

> 私がまだ年齢・考え共に幼く視野が狭いから、社会に反する考えを持ってしまうのかもしれません。しかし9割の平和で、総合的に「良い社会」とは思えません。残りの1割はどうでも良いの?

教授が言ったのはそういう意味での1割ではないと思いますよ。様々な、凶悪事件を含む犯罪のうち、実際に報道されるのは1割くらいのもんだ、ということではないですか? 大ざっぱな数字ですが、だいたいそんなものだと思います。

それに凶悪犯罪があるから悲惨だとか、ないから平和だとか、そういう問題でもないでしょう。いつのまにか日本の貧困率はアメリカを抜いて先進国ではトップになってしまいました。

> また海外も同じなのでしょうか?宜しくお願いします。

総合的に見て日本の治安はずば抜けていいです。

ただ、家族間の殺人など、強盗とかの利益目的よりも、恐ろしく深い怨恨が動機の事件や、逆に単に「殺したい」的な無差別殺人が、犯罪全体のなかに占めるパーセンテージのなかでは多いようです。あともっと気にしていいのは、自殺の多さで、年間三万人を超えているというのは、かなり異常です。パーセンテージから言えば日本が一位、ハンガリーが二位とか、そんな感じでしょうか? 「西洋はキリスト教が云々」とか知ったかぶりをする人が出て来そうですが、ハンガリーはカトリックが国教ですから、宗教とかで片付ける話ではないですし、やはりそんなに自殺したがる人が多いというのは、病んだ社会でしょう。

以上、卒業制作が作品だとしたら、恐らくまったく役に立たない話でした。で、これから役に立つ話。

> 難しい質問なのかも知れませんが、今の「日本社会」について意見をお聞かせください。

あなたがどう考えているかしか、あなたの作品にとっては問題になりません。

例えば自殺者数が年間3万を超えると聞いてもなにもピンと来ないでしょう。テレビで硫化水素を合成しての自殺が連日報じられてますが、それもあなた自身には関係ない他人事ですし、そのこと自体は責められることでもありません。ニュースはなぜその人が自殺したのかまで伝えてくれませんし、だいたい本人が死んじまってるんだから分かりません。なぜ自殺したのかを考えようにも、顔も知らずどんな人生を歩んで来たのかも知らない他人です。それはもう、どうしようもなく。気の毒だ、「心の痛み」とか「サインを見逃した」とか月並みのことはいえますが、そんなもんで作品になるかどうかと言えば、違うでしょう。

「人間の無関心さ」と言ったって、安易なセンチメンタリズム以上に関心を持ちようがないのもまた、人間の限界です。別に「社会」が無関心なのでも、「世の中の大勢の人」という “あなた以外の人” が「無関心」でそれは悪いこと、というのではありません。あなた自身も「無関心」ですし、無関心でしかあり得ないのです。知りようがないのですから、関心を持ちようがないのです。あなたがそれを望もうが、望むまいが。

まずそこを出発点にすれば、なにかの作品にはなると思いますよ。たとえば、それでも「無関心」を拒否しようと思った時、あなたに何が出来るのか? その手段を思いついたとして、その行為が本当に意味を持つのか? それこそ「人間の無関心さ」についての、とてもディープな作品が。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

制作に関しては、今のところ立体と映像を使って表現したいと思っています。

細かく丁寧に回答して頂き、ありがとうございます。インターネットを通して、人の意見でこれだけ感動したのは生まれてはじめてです。。。特に後半部分は、自分の中で納得できなかった面が納得出来た気がします。。。。

ディープな作品作りたいです!!この文章コピーして保存しときます!!本当に本当にありがとうございました!!

お礼日時:2008/05/13 17:09

残りの1割はどうでも良いの?と考えてしまいます<


と教授は如何でも良いと言ってました?

数字と過去何年間のデータで文字に変換した物で
前もって今日は何割平和・悪など出せるものではないでしょう
其の日其の時間で善にも悪にもなる事で如何でもいいではなく如何し様もないが的確な表現だと思います

また悲惨な事件やいろいろな事を
「人々はそれを他人事のように見ているのではないか?また、それでいいのだろうか」とありますがこれも【気にしてる人もいます・それに対して動いてる人間もいます】ただまだまだ少ないですよね

日本社会を完璧に伝える人はいないと思います何故ならそれぞれの価値観が違うので1つはないので、あなたの思う【日本社会】も正解の1つと言う事です

ここで多くの人が質問・回答を繰り返していますこれも1つの【人間に対する関心】ではないでしょうか?

1つ提案ですが個人個人の日本に対しての気持ちがここでも覗けて参考になると思います政治や社会などのカテゴリーを見てると色々な展開があり勉強にもなりますよ
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

残りの1割~に関しては教授に言われた後、自分でモヤモヤと考えてしまったんです・・・。今度相談する際にまた話してみようと思います。

「気にしてる人もいます・それに対して動いてる人間もいます」この問題も人の数だけきっと、人それぞれなのでしょうね。。。何億と言う数の事を一人で考えているような気がして、自分ちっぽけだー!と思いました。。。

政治や社会などのカテゴリー見てみます!!ありがとうございました!!

お礼日時:2008/05/13 16:56

>日本はじつは年々凶悪事件が減っている



減ってるような増えてるような・・・。
何処を起点にして比較するかで変ってきますね。
例えば、全刑法犯罪件数を見ると、昭和47年(1,216,352)と現在(2,050,850)を比較すると増えてますけど、平成14年(2,853,739)と比べると減ってますね。

この辺りは、警察白書で確認して見てください。
http://www.npa.go.jp/hakusyo/index.htm


>しかし9割の平和で、総合的に「良い社会」とは思えません。残りの1割はどうでも良いの?と考えてしまいます。


えっと、報道なんかがセンセーショナルに取り上げる犯罪は確かにほんの1%にもなりません。
それだけを見て「犯罪が増えた」「治安が悪くなった」と考えるのは早計ですね。
多分、教授はその事を言いたかったんだとおもいます。
(昭和48年起点なら増加してますけど、もっと遡ると確か減ってたと思います。)

昨今は、とかく報道やネットなど通信技術の発展で色々な情報が飛び交っていますね。
その一方で、情報の受取手はいっこうに上達していないようです。
むしろ、氾濫する情報に踊らされて真実が見えない人や、自分の耳に快い情報のみを信じる人が増えてるかもしれません。(まぁ、統計なんて無いので想像の域を出ませんが)
これは、別に日本でも欧米でも変りませんね。(途上国は情報そのものが少ない社会にすんでいます)

ただ、欧米はこの現実を見つめて「情報リテラシー教育」に力を入れつつあります。
というのも、法律などによって情報規制するのは「言論の自由」を犯す危険があり、戦前の全体主義社会が出来る可能性があります。
「情報の発信源」を規制するのではなく「情報の受取手」の能力を鍛えようって発想ですね。
それによって、「多様な価値観・情報と共存し」ていこうって所ですね。
「情報リテラシー」って言うと日本では「PCやネットを使いこなすこと」なんて誤解してる人が多いですね(悲しいことに教師もそう信じ込んでるらしいです。)
本来は、PCやネット、TV、本、新聞など全ての情報取得ツールを使いこなして、正しい情報を取得・理解して、利用する能力なんですよ。
それには、技術面でカバーできる部分が多いんですよね。
つまり生まれ持った才能ではなく、教育で後天的に身につけることが出来るということ。


>9割の平和で、総合的に「良い社会」

これは、価値観の問題でしょうね。
全ての人類が平和で安心して暮らせる社会を目指すのか、ほぼ多くの人が平和で安心に暮らせる社会を目指すのか、自分さえ平和で安心に暮らせれば良いのか。
まぁ、政治というのはより多くの人が安心で平和に暮らせる社会を目指すモノというのが現実ですかね。
「全ての人類が平和で安心して暮らせる社会」の実現は、ソ連中心にした共産主義運動の失敗で理想に過ぎないことが露呈しましたしね。
「最大多数の最大幸福」という功利主義的立場が、主流じゃないですかね。

以上、私見ですが参考になれば幸いです。
卒業制作がんばってくださいね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

警察白書教えて頂きありがとうございました、こちらもデータが沢山ありそうなので時間かけてみたいと思います。

欧米の「情報リテラシー教育」が興味深かったです。日本もこういう教育をすれば、”凶悪”という思いは変わるのかもしれませんね。提供する側、見る側の事をバランス良く考えれば、きっと世界に対する視野も広がると思います。

生きている限り何かしら犠牲はつきもの・・・「最大多数の最大幸福」の考えもまた生きている人間として受け止めなければいけないものと思いました、とても参考になりました。本当にありがとうございます!!がんばります!!

お礼日時:2008/05/13 16:51

こんにちは。


>日本はじつは年々凶悪事件が減っている・・・これ初めて聞きましたけど?
http://61.117.156.245/toukei/keiji16/index.htm
せめてこの位は見て比較検討しなおされるべきではないかと思いますけど。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
多くのデータが記載されていますね、じっくり見て見ます!

お礼日時:2008/05/10 12:09

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