教科書で習うような偉大なる哲学者っていますよね。
ソクラテスとかアリストテレスとか。
彼らが、もし現代日本を生きたら、どんな人生を送ると思いますか?
当時と同じように人々の尊敬を受け、社会の指導的立場に立つのでしょうか?それとも現代人からすると頭が固すぎて社会不適応になるのでしょうか?
僕は、社会不適応、あるいはそれに準ずる状態になるんじゃないかと想像しますが、皆さんはどうお考えでしょうか?
※現代に来ても、彼らの基本思想は当時と同じであると仮定してください。これは彼らが現代に適応してしまって軟派化してしまうのを避けるためです。
No.3
- 回答日時:
[偉大なる哲学者が現代を生きたらどうなるか?] ですか。
偉大なる哲学者はいつの時代でも実際にいますよ。普通に生活してますよ。あるものは大学で教鞭をとっていたり、あるものは宗教家だったりしますね。同時代に大哲学者と認めるものはごく少数ですから有名でもないのが普通ですね。少し有名になると多数から反感を買いますから静かに生きたり活動してますね。一般的に大哲学者と呼ばれるのは100年から300年ぐらいあとですね。殆どの人は気づきもしませんね、お隣のおじさんやおばさんかもですね。ちょっと有名だと誹謗中傷が激しいので凡人は怖くて近づけないでしょう。いつの時代でもそのように大哲学者に直接教えを請えないのが凡人の証明ですね。凡人からの脱却のチャンスはいつの時代でも用意されてますね。かって哲学者としてのイエスは「魚をとっているときか!魂をすなどるときぞ!」なんていいましたが、平和で豊かな日本では大哲学者がでる環境がありますね「日々の糧で満足しているときか! 大哲学者をさがせ!」といっときましょうね。
ご回答ありがとうございます。
普通に生活しているんですか。だとするとそういう人たちは、「哲学の世界」と「現実の世界」の二重生活を送ってるんですかねぇ。
哲学者とはできるだけ例外を排して「真理」を求めようとする人で、融通の利かない(あるいは理屈をこねる)人だと思いますから、あまり日常に適応している(現実世界に妥協する)イメージは無いのですが、これ自体変な先入観なのかもしれませんね。
普通っぽい人がその内にすごい思想を秘めているかもしれない、ですか。そうなると、普通っぽい人にも大哲学者である可能性があるわけですね。
ご回答ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
ある程度、哲学はいるでしょう。
某社長が、マザ-テレサを敬愛していたり。
でも、昨今は、槍玉を上げ、自分をそのかさの中に入り、後ろから突付く人が多いです。
かさの中から突付く人が多いので、人がシンジラレナ-イって事でしょうか。
だから、表に出たくないですね。
たたかれるだけ。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
哲学者は人により考え方や生き方がバラバラなので、独断と偏見で「適応可能者ランキング」と「適応不能者ランキング」を作ります。
あくまで独断と偏見です。異論のある人もいるでしょうが、基本的には質問者様からの質問にしか応えません。意見の異なる人は、淡々と違うランキングを作るなり、自説を述べるなどして下さい。●適応可能者ランキング
1位:ヘーゲル
たった200年前の人物で、理論と現実を高いバランスで統合し、あらゆる他者の意見を理解でき、しかも社交的な性格。弱点は、理科系的知識が古臭い上に、自然科学的思考より理念が先行しがちであること、景気循環の概念に到達していないので経済学的にはペシミストであること(景気は悪くなる一方と考えていた節がある)
2位:キケロ
演説の才能をもった政治家でもあり、過去の哲学史のまとめという折衷的な立場で、分かり易い哲学者。時代がはまれば、政治家として成功できるタイプ。ただし、生きていた時は、ローマがもはや小さな都市国家であることが出来ず、広い領土を支配するためには、民主制を捨て帝政に移行しなければならないという歴史的必然に真っ向から反対し、政治的敗北を喫している
3位:キリスト
偉大な宗教家は、えてして社会的・政治的センスも優れているものだが、キリストはまさに、その典型例。ローマ帝国の属州だったユダヤ人国家には反ローマ過激派もいたのだが、キリストが政治的中庸を説き、政治的にも優れたセンスを持っていたので、キリストを反ローマ過激派として告発しようとする試みは、ほとんど失敗してしまう。あの、「神の物は神へ、カエサル(皇帝)のものはカエサルに返せば良い」とは、何か宗教的に深いことを言っているわけではなく、単に「ローマによる寛大な属州支配がそんなに不満か。税金くらい払え」という意味でしかない。また、ハムラビ法典以来の「目には目を、歯には歯を」という復讐原理に基づく刑法が公然と残っていた状況で、「右のほほを殴られたら、左のほほを差し出せ」と教えたのは画期的。イスラム刑法が現代でも復讐原理で出来ているのと比べ、キリストは2,000年も前に、それを論駁していた。
4位:日蓮
鎌倉仏教のうち、もっとも戦闘的なスタイルの論争を好んだ人物。仏門に入るというのは、本来なら世俗社会との関連を断つことを意味するが、「自分を育ててくれた両親に感謝して、何が悪いのだ」と主張。「鎌倉幕府の政策が間違っているから、蒙古が攻めてくるのだ」などと政治批判まで展開したほか、日本の仏教には神道から血をけがれと見なす悪い教えが混ざりこんでおり、月経を忌み嫌う傾向があることを批判、「月経があるから子供が生まれるのではないか」と、極めてまっとうな主張をした。日蓮宗が持つ、戦闘的スタイルの論争と政治への積極的発言という傾向は、日蓮宗から派生した創価学会にそのまま受け継がれており、日蓮が世俗的に成功した部類の人物に入ることを示している。
5位:ショーペンハウエル
書店でショーペンハウエルの箴言集がPHPから出版されていることに気づき、ぶったまげた。PHPを好んで読むような、世間的成功をおさめた大手企業役員やイヤミそうな特権階級ジジイの読者層を想像するだけで、げんなりする。ヘーゲルなら、もともと浅薄な議論を、さらに縮小再生産する本を出版する意味は、全く無いと言うと予想される。が、現に売れているのだから、適応可能者ランキングに入れるべきだろう。ショーペンハウエルはもともと、文化や時代の違いに左右されにくい思想の持ち主だと思う。
●適応不能者ランキング
1位:ルソー
哲学者としては天才だが、かなりキテレツな人物。露出狂であり、生まれた子供を孤児院の前に捨てたことを、自伝で告白している。当時も自伝「告白」の発表で、かなり物議をかもした。教育論「エミール」を書いている人物が、孤児院に子供を捨てても良いのか?
2位:サルトル
彼の本音は、所詮、この程度のもの。「オレは不幸者だ。だから頭が良いんだ。どうせ、お前のような幸福なばか者には分からんだろう」。はい、分かりません(笑)。分からない人の方が、多いと思います。そんな態度じゃ、世間では許されませんよ。
3位:ハイデガー
何のために存在したのか分からない哲学者。わざわざ簡単なことを難しく言い直しているだけとしか思えず、世俗的成功は絶望的。カントを学べば、はるかに簡単に、同じ問題が解決する。思考様式がそもそもおかしいのではないかというアドルノの指摘に、有効な反論が出来るか多いに疑問。支持者がいたのは分かるが、ナチ協力者という事実は消せないからね。はるか昔の日本の道元の議論が、実は自分とほぼ同じだと素直に認めたことだけ、プラス1点。
4位:フロイト
適応不能者であることに、フロイトの価値がある。フロイト心理学は本来、当時のウィーン上流階級の生活の偽善性(特に性生活の偽善性)を告発するものという性格を持っており、単なる心理学ではなく、社会思想でもあった。つまり、間違った世の中に適応できない人たちの心の痛みを分析することを視野に収めていた。残念ながらフロイト理論はアメリカで広く受け入れれられる過程において、本来の理念は忘れられ、本当は世の中のほうが間違っているというのに、その間違った世の中に上手く適応して人生の成功を得るにはどうしたら良いのかという、浅薄で紋切り型の議論に堕してしまった。アメリカにはそのほかにも、分離不安の犬にまで抗うつ剤を飲ませるという、気持ちの悪い文化がある。
5位:ローマ法王ピオ12世
ナチスがユダヤ人問題の最終的解決と称して、ユダヤ人をガス室送りで根絶やしにしようとしていたころ、各国からナチスを非難する声明を出すよう要請されながら、最後まで何もしなかった人物。「宗教は麻薬だ」と教えるマルクス主義より、ナチスのほうが良いと本気で考えていた狂信者。バチカンは今でも、この問題についての自己批判が出来ていない。バチカンばかりではなく、キリスト教系の保守派・右翼派には、たちの悪いものが多い。イスラム原理主義より恐い、キリスト教原理主義というものすらある。
ご回答ありがとうございます。
わざわざランキングまで作っていただいて、本当に本当に感激しております。おもしろく読ませていただきました。
やはり宗教家は強いですね。まあ現実にも新興宗教なんか盛んですし、創始者なんかは現実生活でも「成功」してますからね。日蓮がもし今いたら、門徒がバンバン増えてくのが目に浮かぶようですね。まあでもその「適応」にしてもかなり怪しい「適応」でしょうがね。
PHP出版じゃないですが、「現代は現世的成功を収める」ことが「偉大」であることの前提になりつつある感じがします。ルソーなんて露出狂で捕まっちゃったら、いくら思想的に卓越してても大学教授はおろか、サラリーマンにもなれませんよね。少なくとも、彼にとっては当時の方が生きやすかったのでは?
丁寧なご回答、どうもありがとうございました
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