秋葉原の事件でＡＥＤは有効だったのでしょうか

Question

事件に対する意見ではありません

ニュースなどで、ＡＥＤが足りないと走り回る…などという記事をみましたが
外傷で出血性ショック？とか、そのような状態で心肺停止の時にも
ＡＥＤが有効なんでしょうか
ＡＥＤは自動体外式除細動器なんですよね？
心房細動以外の理由であることが明らかで（完全に否定はできないかもですが）心肺停止していたら意味がないと考えてしまうのですが…
かなり普及していますが、まだ馴染みがないので勉強させていただければと思います
恥ずかしい質問とは思いますが宜しくお願い致します

elbrus · Accepted Answer

医療従事者として、秋葉原の事件の詳細を調べていたところ、気になる質問とその答えを見かけましたので、書き込みをさせていただきます。

　外傷が原因で心肺停止（ＣＰＡ）になった場合、ＡＥＤはそれはど有効ではありません。なぜならＡＥＤと電気ショックとは別物だからです。電気ショックは心拍を再開させることを目的にしているの対し、ＡＥＤは心室細動（ＶＦ）を起こしている心臓をいったん止めるために使用するものです。（もちろん、ＡＥＤですぐに再鼓動する場合もあります。）ですから、ＡＥＤで電気を通したあとにすぐ心臓マッサージをする必要があります。

　しかし、まったく無駄ではないとは思います。出血箇所の止血等を施したあとに使用（心臓マッサージ）すれば、再鼓動する希望もあります。

　重ね重ね言いますが、「現場で今できることをなんでも試す。」これが根本にありますので、決して間違いではありません。が、ＡＥＤが普及する陰でＡＥＤに対する誤解も増えています。ＡＥＤの使用は勉強したが、心肺蘇生法は知らない、という方が多いと感じています。これでは意味がないんですね。これからの課題だと考えています。

　長文になってしまいましたが、これから止血法なども詳しく勉強してみるのもいいかも知れませんね。

manno1966 · Answer

またまた失礼します。これを最後とします。

> 交通事故などで利用できるかは考えてもいませんでしたので…
呼吸と心拍が確認出来ない場合、心臓マッサージと人工呼吸というのが現在の一般的な救急治療ですね。
AEDは正常な心電波形と、停止した心電波形の場合は作動しません。
心拍は確認出来ないが、心筋の動きを細動として感知できるときは作動します。
細動している心筋があるなら、まだ拍動してくれる可能性がありますから。

気休めでしかないですが、「万に一つでも可能性があれば出来る事はしよう」と言うことです。

manno1966 · Answer

ANo.3です。
> 心肺停止していたら意味がないと考えてしまうのですが…
この部分に誤解があると思います。
テレビや映画等で、怪我や出血で心停止した病人に電気パッドを当てて心臓の鼓動を再開させている場面を見たことはないですか？
AEDはアレの簡略版です。
電気ショックが怪我や出血で心停止した状態を改善するのに有効なことは、これまでの数え切れないほどの症例から証明されています。

manno1966 · Answer

止まった心臓、不規則な鼓動等で機能していない心臓、それぞれ有効度は異なりますが、心臓に対するアプローチはＡＥＤしか有りません。
心臓マッサージはこれらに対しては無力です。単に血流を促すだけでしか有りません。

　実際に有効かどうか出はなく、全ての手段を尽くして救命活動を行ったと言うことでしょう。
心臓へのアプローチとしては有効なことが証明されている機器ですから。


また、ＡＥＤは中のコンピュータが使用が適正か判定して動作するという機器でもあります。
作動したと言うことは、機器が必要な状況として想定されている状況に合致していたと言うことの証明でもあります。
動作しなければ他の人の所に持って行けて台数が足りたけど、作動するとバッテリーその他からすぐ他の人というわけにはいかないですからね。そんなに何度も連続して使う機器ではないですから。
台数が足りないと言うことは、使用出来て、有効であったと言うことでしょうね。

jkpawapuro · Answer

救命として心停止があればとにかく心マと人工呼吸しながらAEDしかありえません。それが有効かどうかは一概には言えませんが、それがだめであったとしても残る選択肢はあきらめるしかありません。

無駄とわかっていても万にひとつの可能性を求めて活動する、救命の場合にはそういうケースも多いと思います。

kawakawakawa13 · Answer

有効ではなかったにしろ、無駄ではなかったと思います。
死因がトラックにはねられたこと、刺されて出血性ショックでと二通りありますが、ショック状態で心停止に至ったのなら、ＡＥＤの電気ショックで心臓の再鼓動も期待できたと思います。
大出血の結果の虚血性心停止かどうかの判定は、よほど経験を積まないとわからないと思います。
現場でトリアージの結果、「救命の見込みなし」と判断されたとしても、都心で、近くに大病院もあったのですから、少しでも救命のために努力したのだろうと思います。

秋葉原の事件でＡＥＤは有効だったのでしょうか

医療従事者として、秋葉原の事件の詳細を調べていたところ、気になる質問とその答えを見かけましたので、書き込みをさせていただきます。

またまた失礼します。

ANo.3です。

止まった心臓、不規則な鼓動等で機能していない心臓、それぞれ有効度は異なりますが、心臓に対するアプローチはＡＥＤしか有りません。

救命として心停止があればとにかく心マと人工呼吸しながらAEDしかありえません。

有効ではなかったにしろ、無駄ではなかったと思います。

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