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日本産の食料品は高く、中国産などの海外産の食料品は安いとニュースなどでたまに聞きます。これについて自分なりに少し考えてみたのですが、やはり日本人の人件費が高いために日本産食料品は高く、中国などは人件費が安いために中国産食料品は安いのでしょうか。

A 回答 (9件)

人件費も高いのですが、そもそも生産するためのコストも高いんです。


日本の物価は総じて高いので、その物価でいくら安く作ろうと思っても東南アジアの低い物価にはかないません。

それに、日本の流通にも問題があります。
日本では世界にも珍しい、卸、仲卸、問屋など、中抜けする業者が多くいます。
これのおかげで経済を実体以上に膨らますことができたという利点がありましたが、
国際競争社会になると、その利点がそのまま欠点になりました。

さらに言うならば、戦後の農地改革があります。
アメリカ主導で大地主から、小作人に農地を分割して売却したわけですが、これにより大規模農業が日本でできなくなり、
その結果、効率的に農業を営めなくなってしまいました。
だから、原材料となる農作物なども国産は結局高いんです。
米や国産の野菜が高い理由がこれです。

つまり日本の食品は、安くできない仕組みなんです。
人件費だけであれば、仕組みさえよくなれば、アメリカのように大規模農業で生産コストを落とせたんですが・・・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど。確かに物価が高いということも日本産が高い理由としてあげることができますね。このことにはまったく気がつきませんでした。

お礼日時:2008/07/04 11:10

>時給の最低額が約91円ってすごい安いですね!


>これほどまでに中国の人件費が安いとは知りませんでした。

いや、高くなったんですよ。
人件費は20円くらいだったんです。日本の1/50

今では日本人パートの1/10
それに当局へのロイヤリティだの税金だの払うと結構いい値段いきます。
今では誰も安いなんて言いませんよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
91円で驚いていましたが、昔は20円だったんですか!?
確かに1/50→1/10だとかなり値上がりしていますね。

お礼日時:2008/07/07 01:25

日本とタイの米生産コスト構造を比較した資料がありますが、これによると、物価や人件費の差だけでなく、日本の農業生産は、農機具費や農薬・肥料代が過剰に投入されているのではないかと結論付けられています。


http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bit …

開発途上国では、安い労働力を生かして、機械や薬剤に頼らない農業で生産コストを抑えることができる。
他の先進諸国では、経営規模を拡大して機械化することによって生産コストを引き下げている。
これに対し、日本では経営規模拡大が進まないのに機械化を推進したため、農地面積当たりの農機具費などが過剰投資となって生産コストを引き上げていると考えられるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
経営規模についてはまったく考えていませんでした。確かに農家一人当たりの農地面積が広いほうがコストが低く抑えられそうですね。

お礼日時:2008/07/06 16:12

人件費は理由の一部にはなりますが、それだけではありません。


人件費が高いのが理由がどうかを判断するには、
日本と同等以上に人件費が高い欧米と
日本の食料価格を比較してみればいいでしょうが、
先進国の中でも日本の食料価格だけが突出して高いです(A)(B)。

土地利用の問題もあります。
日本の耕地面積は狭く農業人口は欧米の水準よりも多いため、
農業人口1人当りの面積が狭く、1人当りの生産性が低く抑えられます(C)。
アメリカやオーストラリアのように、1人当りの土地面積の大きい国は、
コスト面で有利になって輸出国となります。

日本の農業輸入のうち先進国から入っている割合が半分強であり、
必ずしも人件費の安い国から仕入れているわけでもありません(D)。
発展途上国は、日本以上に過剰な農業人口を抱えているため、
人件費は抑えられますが、1人当りの面積は非常に狭く、
農業の生産性も低くなっています。
穀物の輸入元はアメリカのシェアが大きくほぼ先進国です。
中国でも、大豆やトウモロコシなどの穀物は、
アメリカなどの先進国からの輸入が増えています。
他方、野菜や水産物は遠方からの輸送コストがかさむため、
近隣の国からの輸入量が多くなります。

日本政府がカロリー自給率と農家の雇用を守ろうとして、
国内の穀物価格を高値に定めて外国の穀物を排除しようとしたのも、
食料価格が高い重要な原因となっています。
総合的な物価水準がそれほど高くない韓国でも、
農業保護のために一部の農産物価格だけが異常に高くなっています。

なお、食料の消費者価格に占める農業の人件費の割合は意外と小さいです。
日本の食品工業、運輸業、卸売小売業といった
流通面の機構は効率が悪く生産性が低いです。
消費者にとって食料価格が高いのは、
これらの産業の人件費が重石になっている面も大きいでしょう。

(A)食料と総合の物価水準の違い(2005年、世界銀行より)
(世界=100とした時の指数、大きいほど高い)
日本 食料物価241 総合物価(GDP)146
韓国 食料物価165 総合物価(GDP)96
イギリス 食料物価144 総合物価(GDP)146
オーストラリア 食料物価137 総合物価(GDP)132
ドイツ 食料物価133 総合物価(GDP)138
フランス 食料物価133 総合物価(GDP)142
香港 食料物価127 総合物価(GDP)91
台湾 食料物価121 総合物価(GDP)75
アメリカ 食料物価112 総合物価(GDP)124
中国 食料物価75 総合物価(GDP)52
タイ 食料物価70 総合物価(GDP)49
フィリピン 食料物価68 総合物価(GDP)49

(B)農業生産者価格(2001-3年平均、FAOより)
(1トン当たりの生産者価格)
日本 コメ1919ドル 小麦1345ドル トウモロコシ1073ドル 大豆1698ドル
韓国 コメ1141ドル 小麦512ドル トウモロコシ463ドル 大豆1984ドル
オーストラリア コメ145ドル 小麦145ドル トウモロコシ119ドル 大豆254ドル
中国 コメ145ドル 小麦127ドル トウモロコシ112ドル 大豆261ドル
イギリス コメ-ドル 小麦120ドル トウモロコシ-ドル 大豆-ドル
アメリカ コメ118ドル 小麦119ドル トウモロコシ88ドル 大豆210ドル
ドイツ コメ-ドル 小麦106ドル トウモロコシ115ドル 大豆-ドル
フランス コメ310ドル 小麦105ドル トウモロコシ111ドル 大豆197ドル
カナダ コメ-ドル 小麦88ドル トウモロコシ105ドル 大豆196ドル
タイ コメ112ドル 小麦-ドル トウモロコシ97ドル 大豆234ドル
フィリピン コメ165ドル 小麦-ドル トウモロコシ125ドル 大豆259ドル

(C)耕地面積と農業人口(面積は2000年、人口は2004年、FAOより)
(耕地面積は永年作物地や牧草地を含まない。農業人口は農業経済活動人口)
アメリカ 耕地面積176.0万km2 農業人口279万人
中国 耕地面積137.1万km2 農業人口51001万人
オーストラリア 耕地面積50.3万km2 農業人口44万人
カナダ 耕地面積45.8万km2 農業人口35万人
フランス 耕地面積18.4万km2 農業人口75万人
タイ 耕地面積15.9万km2 農業人口2019万人
ドイツ 耕地面積11.8万km2 農業人口84万人
イギリス 耕地面積5.9万km2 農業人口49万人
フィリピン 耕地面積5.7万km2 農業人口1294万人
日本 耕地面積4.5万km2 農業人口217万人
韓国 耕地面積1.7万km2 農業人口194万人

(D)日本の食料品/動植物生産品輸入元(2007年、JETROより)
アメリカ 1兆5883億円 26.6%
中国 9120億円 15.3%
EU 6992億円 11.7%
オーストラリア 4596億円 7.7%
タイ 2956億円 5.0%
カナダ 2419億円 4.1%
ブラジル 1798億円 3.0%
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
具体的な数値によって説明していただけたので、結構わかりやすかったです。

お礼日時:2008/07/06 16:16

付け加え程度ですが、基本的に人件費が高いというのは円が高いため結果的に人件費が高いという事です。

グローバル化が急激に進んで来た事で、中国は逆に元が安い事を上手く利用して経済発展をとげている訳です。というより日本がかつて成した事を今中国が、10倍以上の規模でやっているという事です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
言われてみると、確かに「元」と比べると「円」は高いですね。

お礼日時:2008/07/06 16:14

農業経済の原則をかきましょう。



土地の価格、地価と呼びます。地価を固定資産税評価か書くとするか、不動産売買価格とするか、はさておきます。
地代、土地の使用料は地価の5%、税金は5%です。そのほかに設備投資(農機具代等)があります。一般には、売上の5%が土地使用料です。
地価が、設備投資のようなほぼ半永久的(法定償却期間内)に使える資材の投資額になります。

マルクスの考え方、設備投資1、消費財(材料など)1、人件費1の合計3の投資をして、、、という景気循環説を取ると
地価の3倍の売上が、その土地で営業して行くために必要な金額です。

日本の固定資産評価額と中進国・こうしんこくの固定資産評価額を比較すれば、日本の農産物が高いのは当たり前です。

人件費がどうのこうのではなく、拡大再生産をして行く上での投資の原則で考えてください。

土地の使用量を税金を含めて地価の10%、機械や建物の使用料金(償却)を90%
材料費を100%
人件費を100%
合計300%、地価の三倍の売上が必要です。
財務報告は、上場会社では入手可能でしょう。全資産と売上の関係を調べてみてください。同程度の地価に対する売上が農家でも必要です。
農地面積あたりの生産量は、大体決まっていますから変更できません。
こうしんこくですと面積あたりの生産量が少ないです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど。そのような考え方もあるのですね。

お礼日時:2008/07/16 18:08

やはり,人件費が安いからです. 器械化するより, 人手を使った方が安いからです.


一番の問題は,安全性に対する考えが全く無い事です. ですから今度のうなぎのように,どうせ他人が食べるもんだからと,禁止薬剤を平気で使うんです.
輸入商社が承知して買うのもいけないんです.だから自分達は決して安い食品を口にしません.
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
やはり人件費が安ければ、それだけ値段が下がりますよね。

お礼日時:2008/07/04 11:13

中国の人件費が安いから。



例えば、わかりやすいとこだと、マクドナルドの時給。
中国ビジネス街の上海ですら、時給の最低額が5.8元≒91円だ、そうです。輸送・燃料費、管理費等を加味しても人件費が安いので、どうしても中国品が増えた、のですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
時給の最低額が約91円ってすごい安いですね!これほどまでに中国の人件費が安いとは知りませんでした。

お礼日時:2008/07/04 11:07

人件費もありますが、信用が一番だと思います。


餃子事件がきっかけになって最近中国産のものは売れなくなってきてますが、
多少高くてもお金を出して安全を買うのが日本人の文化だと思います。
国産はそれだけ信頼されているということですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
やはり日本は中国などに比べると人件費が高いから日本産は高いのですね。

お礼日時:2008/07/04 11:12

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