dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

アメリカが貿易不均衡を解消できるように
各国に数値目標を設定させようとしたり、
中国の為替批判をしたり、していると聞きます。


しかし、そもそも、
貿易不均衡はなぜ解消すべきことなのか
よく分かりません。


貿易赤字国は損していて、貿易黒字国は
得しているのでしょうか?
そうも思いません。ここでいう赤字・黒字は
単に海外との取引の収支だけの話。
たとえば、A国が国内で500兆円の経済生産を
生み出し、一方、貿易収支は100兆円の貿易
赤字だったとすれば、国としては400兆円の
価値を生み出しているわけだから、(そして
そのために100兆円の資源調達などが必要
というだけのことなのだから)、貿易赤字という
側面だけをみても意味ないのではないでしょうか。


この点、教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

>たとえば、A国が国内で500兆円の経済生産を生み出し、一方、貿易収支は100兆円の貿易赤字だったとすれば



A国の消費者が100兆円の商品を消費したということです。またその一方で、外国の企業が100兆円分の生産を行ったということです。これは、外国の労働者が100兆円分の職について労働を行ったということです。

もしその生産がA国内で行われたなら、A国の労働者が100兆円分の職に就き100兆円分の労働を行ったはずなのです。
その労働が外国で外国人の労働者によって行われたということは、A国の労働者が100兆円分の労働を失った、100兆円分の職を失った、ということになるのです。

A国の経済が活発で人手不足の状況であるならかまわないのですが、不況で失業率が高い状況ですと、貿易収支が赤字であるということは国内の職を外国に取られてしまっていることになります。

米国が中国から輸入している製品を、米国内の企業が生産すると、米国内の労働需要が増え、失業率が低下するのです。しかし、中国政府が為替に過剰に介入して元安にし、中国製品の価格を米国製品より安くすることで、米国の対中国貿易収支が赤字になっています。このため製品の生産が米国から中国へと移り、中国の労働者がお金を稼ぎ、米国の労働者が職を失っているのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

なるほど、外国頼みにしている分を
自国でやれば、失業率が下がり景気が
よくなるはず、、、という考え方なの
ですね。

個人的には、(コストが安い、技術が
優れている等の)理由があって海外
頼みになっているのだから、それを
クレームするのは、筋違いのような気が
します。

お礼日時:2010/12/20 11:29

>したがって、500兆の経済生産を生み出しても、貿易赤字100兆ならば、500兆を超える海外の経済生産を輸入したということでしょう。



すいません。言葉足らずでした。仮に輸出が全量ならば、500兆の経済生産を生み出しても、貿易赤字100兆ならば、500兆を超える海外の経済生産を輸入したということでしょう。
    • good
    • 0

>A国が国内で500兆円の経済生産を生み出し、一方、貿易収支は100兆円の貿易赤字だったとすれば、国としては400兆円の価値を生み出しているわけだから、



貿易収支の赤字は経済生産として計算するのなら、純国外生産分に当たります。したがって、国内総生産(経済生産)を計算する際には計算に組み込みません。つまり、あなたの理解はいっしょにしちゃいけないものを、いっしょにするものではないでしょうか?

貿易に関して言えば、国内総生産はこの輸入したものに、付加価値が国内でつけられたときに、この付け加えた分をカウントするわけです。一方で、貿易収支の赤字は輸出から輸入をひいて、輸入超過になったものです。輸入超過分そのものを、国内生産、とは言わないでしょう。国内総生産は、その年に国内で生み出した付加価値ではありますが、その分が国内にそっくり残ったものを示しているわけじゃないんです。だから、簡単に引き算したら、間違うんじゃないかと思います。

したがって、500兆の経済生産を生み出しても、貿易赤字100兆ならば、500兆を超える海外の経済生産を輸入したということでしょう。つまり、差し引きマイナスの社会ということになり、400兆の価値は国内には残らないと思うのです。
    • good
    • 0

ごくごく簡単に言うと、質問者氏の疑問は正しい。



この問題は、根っこがどこにあるかと言えばアメリカ国内経済の問題です。
簡単に言えば、
1.貿易赤字とは、輸出より輸入が多い状態である。
2.ということは、貿易赤字解消(=輸入削減)により、その分は国内での生産が増えるはずだ
3.経済が活性化するはずだ
というわけです。

アメリカが不況になるたびに貿易赤字削減や他国との為替交渉を行うことは偶然ではありません。かつては日本が相手であり、現在は中国が相手になっただけの話です。


もちろん、中長期的には為替レートの変動により貿易赤字が解消されるか、国際的な資本移動により貿易赤字累積額が解消することになります。前者は円ドルレートの変動に、後者は特にバブル期の日本の買収などに例をみることができます。FDIも後者の一例と考えることもできますね
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!