準・究極の選択

災害に備えて、水道水を備蓄しようと思いますが、飲める期間はどの位か教えて下さい。夏場と冬場では違うと思いますが宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

水道水には消毒用の塩素(カルキ)が水道法により蛇口で1リットル当たり0.1mg以上の濃度を保つように規定されています。


水道水を溜めた場合、この塩素は、時間と共に自然に蒸発抜気し、ドンドン濃度が薄くなります。
水温や光の量によりバラつきはありますが、夏場で24時間から冬場ならば72時間で全量無くなります。
塩素が無くなった水道水は、常在細菌類が繁殖し飲水には不適当になります。

したがいまして、夏場で12時間以上経過した水道水の生の飲水はオススメできません。
体力の無い幼児やお年寄りには危険です。
ただし、煮沸消毒が出来る場合は半永久的に飲水が可能です。
煮沸消毒が出来る場合は、水中で繁殖した細菌類を死滅されることが出来るので食中毒などの心配はありません。

実際は水道水の保存環境にもよりますが、6ヶ月~1年を経過すると独特の臭み(かび臭さやコケ臭さ、泥臭さなど)を感じるので飲みづらくなります。
明るく25℃以上になる場所に保存した場合は、細菌類の繁殖が旺盛で早く臭います。
冷暗所に保存したほうが、臭いの発生は遅くなります。

以上より、10リットルのポリタンクなどに水道水を保存した場合は、半年くらいで交換するのが良いでしょう。
同時に、カセットコンロと予備のボンベ、小さな鍋も準備されることをオススメします。

なお、マイカーをお持ちの場合、夏場は非常用の水タンクを常備場所をマイカーのトランクにすることで、自然に熱殺菌できます。
牛乳の低温殺菌と同じ、60℃、30分以上で非常用の水を殺菌できます。
トランクに余計なものを積むと燃費が落ちます。
マイカーで出かける際は非常用水タンクを下ろしましょう。
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この回答へのお礼

x530様、お礼の通知遅くなり申し訳ありません。丁寧かつ専門的で詳細な回答有難うございました。大変参考になりました。

お礼日時:2008/07/13 20:56

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