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はじめまして。
三相交流の電圧降下について質問させてください。


参考書には三相交流の電圧降下の公式が、
「e=√3RI」と書いてあります。

なぜこのような公式になるのでしょうか?


単相2線式の電圧降下の公式の意味は理解できるのですが、
なぜ三相3線式の公式には√3がつくのかが理解できません。

スター結線でもデルタ結線でもこの√3がつくのが不思議でしょうがありません。

図書館にいって調べたものの、参考書を見てもいまいちわかりませんでした。

ご教授お願いします。

A 回答 (2件)

Iは線電流、eは線間電圧、Rは一線あたりの抵抗、ですね。



RIはY結線1相あたりの電圧降下になりますので、線間電圧では√3倍になります。(負荷や電源がΔ結線になっていても、電線での電圧降下はY結線1相分に相当しています)

別の説明をしてみると、
たとえば、UV間での電線での電圧降下を見ると、
euv=RIu-RIv=R(Iu-Iv)となります。(Ivの前の符号が負になっているのは、Iu,Iv共に負荷に流れ込む向きを正にとっているため)
対称な三相だと、IuとIvは大きさが等しく、位相が120度異なっているため、
|Iu-Iv|=√3Iになります。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございました。

お陰様でいままでのモヤモヤがすっきりしました。

お礼日時:2008/07/16 22:57

>スター結線でもデルタ結線でもこの√3がつくのが



↓これが分かりやすいです。
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1996/00448/ …

あと、蛇足ですが、電圧降下の式は、抵抗RとリアクタンスXを含めた三相の電圧降下の式を覚えておくと便利です。
e=√3I(Rcosθ+Xsinθ)

リアクタンスがなければ、Xsinθがいらないので、
e=√3IRcosθ
負荷に力率がなければ、cosθもいらなく、
e=√3IR
単相2線式なら、√3の代わりに「2」が係数となります。
e=2I(Rcosθ+Xsinθ)
(単相3線式で中性線の電流がゼロの場合も同じ)

また、進み力率なら、+Xsinθの符号がマイナスになります。
e=√3I(Rcosθ-Xsinθ)

参考図
3・2・3 交流単相2線式単一負荷の電圧降下
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2005/00130/ …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
質問した内容についてはとてもよくわかりました。

あと一つ教えていただきたいのですが、
遅れ力率の場合は
e=√3I(Rcosθ+Xsinθ)という公式になり、
進み力率の場合は
e=√3I(Rcosθ-Xsinθ)というように、
Xsinθの符号が変わるのでしょうか?

現在、参考書を開いて勉強していますが、
どこにも説明が載っていません・・・。

お手数ですが、ご指導お願いします。

お礼日時:2008/07/16 22:54

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