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日本の学生はなぜ、就職活動や会社訪問の時、みな同じような“リクルートスーツ”と言われるようなものを着て行くのでしょうか。それはいつごろからの習慣なのでしょうか?海外ではそんな決まりごとはないのに、なぜ日本にはあるのですか?誰か詳しい方教えてください。

A 回答 (6件)

昭和30年代から40年代にかけては高度成長の走りでアルバイト代、仕送り額の上昇などで学生の懐状況(初任給昭和35年1万2千円→昭和44年3万円)もよくなると同時にファッションにも目が行くようになりました。

このため、学生服姿が一般的な物から応援団など一部の人だけになり、就職のときだけ学生服を着るという乖離状況が話題になり、学生側を就職のためだけにわざわざ用意することが苦痛になると同時に企業側も折からの求人難を背景に人物本位を強調するようになり、自然と学生服は少なくなりました(企業側は特に学生服という指定はありませんが、学生側には面接は学生服という「常識」がありました)。昭和44~5年の全国的な学生運動のあとはすっかり、就職試験から学生服はなくなりました。
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 昭和30年代前半までは大学生でも学生服が普通でした。

半々になったのは昭和42、3年です。普段、学生服を着ていなくても就職試験時には友人から借りるなどしていました。新興業種や私立大生には稀にスーツ姿があったぐらいです。社長が個人で面接をして採用する会社ですとどんな格好であっても責任は社長が負うことになりますが、担当者であれば目立つ格好をした人物を採用して、協調性がないとか服装と関係する欠陥が後でわかりますと、担当者の責任になります。だから、責任を回避するためにはリクルート姿の新人を採用すれば無難といえます。
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この回答へのお礼

詳しい情報を有難うございます。30年代前半の学生服というのはガクラン(詰入り)のことですよね?それがどういう経緯でスーツに変わっていったかということまではわかりませんか?目立った人を採用して、その人が欠陥人だったら、担当官の責任になるという話は納得させられました。

お礼日時:2002/12/07 01:57

スーツそのものの存在が疑問な訳ではないんですよね?



元々スーツにはそんなにバリエーションが無いというのが根本の原因でしょう。
基本的には紺系の安物スーツ以外に着れるものとしては(まぁ別に紺でなくてもいいけど他にと言ってもおとなしい色しかないですし)、高級ブランド品か、ホストが着るような派手なスーツぐらいしか選択肢が無いわけで。
ちょっとリッチにオーダーメイドで何て選択肢もありますが、見る人が見ないと安物との違いは分からないですし。

まだ社会人一年生にもなってない、自分の稼いだ金で買った訳でもないのに、ブランド物に身を固めるのは見識を疑われますし、これはスーツに限らず例えばブランド物のバッグとか、お金を節約して節約して貧乏ったらしく生活しながらバッグだけブランド品なんてのは逆にみっともない訳で。
またホストのような派手スーツってのもまぁTPOをわきまえろと言うか、別に就職活動に関係なく日常的に着こなす人は(ホスト以外には)少ないでしょう。

最近ではというかかなり前から、スーツに余りにもバリエーションが少ないからとカラーシャツが流行るようになって、こちらは普通に会社に着ていく人が多いですし、また就職活動時でもそんなに違和感のない光景になってるかと思います。


海外でも別に決まりごとはないですが、スーツと言えばどこも似たりよったりですよ。そんなにバリエーションはありません。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます!確かにブランド物で身をつつんで就職活動というのもいけてるようでいけてないのかもしれませんね。ところで僕はスーツそのものの存在が疑問なわけではありません。なぜリクルートスーツと呼ばれるものができたのか、そしてなぜ学生はこぞってそれらを着て就職活動をしにいくのかということが気になったのです。そして、海外では就職活動はどうなっているのだろうという疑問も湧き上がってきました。

お礼日時:2002/12/07 01:50

中米や南米で採用の面接をしたことがありますが、同じ色ではなくても皆スーツを着て普段のラフな服装で来る人はいませんでした。

又アメリカの一流企業で男子社員が同じ色の(紺?)スーツを着ていたのを目撃した事があります。

知らない会社へ実社会を知らない学生が緊張して面接を受けに行く。チャンスは一回しかない。服装の自由を訴えるチャンスがあるかどうか分からない。結婚式の招待者の服装は自由でいい筈だが、そうでもない。つまらぬことで悩むよりとりあえず皆に合わせておけば少なくとも減点にはならない。プラスにもならないが・・・

何時頃からの習慣か? 
戦前のことは分かりませんが、集団見合いのような就職風景が見られるようになったのは1960年代、日本が輸出を中心に高度成長期を迎え始めた頃の、学卒大量採用の頃ではないかと思います。(当時は未だ多少服装の自由が残っていたけど)当時はまた地方から中学や高校卒業生が貸切列車で就職のため東京や大阪方面へ着いていた時代です。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただき、ありがとうございました。意外と昔からこのような習慣ができたのですね。だれがこういう風な習慣をうながしたのでしょうね。スーツ会社ですかね。スーツ会社にとって見れば大きな収入源ですよね。

お礼日時:2002/12/07 01:45

アメリカの大学に1年留学したとき、就職活動中のアメリカ人が授業で


就職活動をテーマにプレゼンしました。

印象的だったのが、
紺のスーツを着て身だしなみを整えてことばづかいを正し面接しよう。
そうすれば意中の企業に就職できる
なんてことを言っていました。

その学生しか知りませんが、日本人だけでないかもしれません。
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この回答へのお礼

アメリカの事情を教えていただいてどうもありがとうございます。アメリカの就職活動はどんなかんじなのかわかりますか?日本みたいに学生がいっせいに同じ時期に会社を受けに行くのでしょうか?そしてその時の服装はみなスーツなんでしょうか?

お礼日時:2002/12/07 01:41

いつからかは分かりませんが30年前にもそうでした。


これから社会の一員になりますと言う消極的な意思表示では無いでしょうか。
とにかく日本人は横並び、みんな同じなら安心と言う民族ですから・・・
そう思っている人達が採用する訳ですし、ある種の ”踏み絵” だと思います。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。日本人の特質なんでしょうね。「みんな同じ」
まだまだ日本らしさはいろんなところで残っているのですね。

お礼日時:2002/12/07 01:38

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