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No.3ベストアンサー
- 回答日時:
例に挙げられたような、名詞+格助詞に付く「は」は、限定・強調・対比といった意味を表します。
つまり、「は」を付けることによって、付けない場合にはなかった下記の( )内に示すような意味を添えるわけです。海には行かない。(ほかのところには行く)
西へは行く。(北・南・東には行かない)
君とは会おう。(ほかの人とは会わない)
ところで、主格を示す格助詞「が」は、述部を補うもっとも主要な物事を表すというはたらきがあります。たとえば、
太郎が金メダルを取った。
の場合、金メダルを取ったのはほかの誰でもなく太郎であることを限定・強調・対比しているのです。
(このことは、「金メダルを取ったのは誰?」という質問に「太郎は取ったよ」とは言えず、「太郎が取ったよ」と答えなければならないことを考えてもわかります)
したがって、すでに限定・強調・対比の意味をもつ「(太郎)が」に、同じく限定・強調・対比の意味を添える「は」を付ける必要はない、というか、結局何が言いたいのか意味がわからなくってしまうので、「が」に「は」を付けるのは不可なのではないでしょうか。
この回答への補足
魅力あるお考えをお示しくださってありがとうございます。ただ、
主格を示す格助詞「が」は、述部を補うもっとも主要な物事を表すというはたらきがあり……限定・強調・対比している
この部分の証明が難しそうです。
もう少し考えた上で改めて御礼申し上げます。
No.5
- 回答日時:
> なるほど。
時枝誠記流の考え方ですね。そういう人を私は知りません。あくまで私自身の考えです。
> 質問者様が挙げられた例文の「宇宙は」は、「明らかに主語を示しています」と言えるのと
> 同程度に「明らかに主題を示しています」とも言えるのではないかというのが私の率直な感想です。
それはつまるところ、「主語」を「主題」と言い換えているに過ぎないからではないでしょうか。
「地球は惑星だが、冥王星は準惑星である」
これにしたところで、それぞれの「は」の前にある語は紛れもなく主語です。
ちなみに、宇宙以外にもう一つ例を挙げたんですけどね‥ ( ^^;
この回答への補足
どうも頭が悪くて我ながらいやになります。
そこでお願いですが、
主語
主格(あるいは主格補語)
主題(あるいは提題)
といった文法用語について、MockTurtle様ご自身の定義みたいなものをお聞かせいただけますか。話が脇にそれていることは承知ですが、やはり気になります。
ちなみに、肝心な述語部分が省略されている「朕ハ帝国政府ヲシテ‥」の例は不確例ということで知らぬふりを決め込みました。
No.4
- 回答日時:
> ここでおっしゃる「主語の表示」とは、「1主題の表示(提題、とりたて)」、
> 「2主格」、どちらのおつもりでしょうか。
無論 “この場合は” 後者です。確かに「は」は、特定、強意、対比など、全体的に見れば格助詞とは言えません。しかし、「朕ハ帝国政府ヲシテ‥」、「宇宙は広大だ」などの例は明らかに主語を示しています。辞書は格助詞に非ずと説明する手前、これを「主題の提示」などという言い回しで乗り切ろうとしますが、やや無理があるとの印象は拭えません。
逆に主格を表す「が」も、次のように複数の中からあるものを特定する場合があります。
「ガラスを割ったのは誰ですか!?」
「僕が割りました」
要するに、「が」・「は」いずれにしても、「100%○助詞」という色分けをするのは困難ではなかろうか‥ というのが私の考えです。
この回答への補足
確かに「は」は、特定、強意、対比など、全体的に見れば格助詞とは言えません。しかし、「宇宙は広大だ」などの例は明らかに主語を示しています。
↓
なるほど。時枝誠記流の考え方ですね。しかし、質問者様が挙げられた例文の「宇宙は」は、「明らかに主語を示しています」と言えるのと同程度に「明らかに主題を示しています」とも言えるのではないかというのが私の率直な感想です。
もう少し様子を見たうえで改めて御礼申し上げます。
No.2
- 回答日時:
> なぜ「は」は「が」に付かないのか‥
蛇足だからでしょう ( ^^
「私がは、kimosabe だ!」
この場合の「は」の用法は、主語の表示以外に考えられません。
この回答への補足
この場合の「は」の用法は、主語の表示以外に考えられません。
↓
ここでおっしゃる「主語の表示」とは、「1主題の表示(提題、とりたて)」、「2主格」、どちらのおつもりでしょうか。
もし、2だとすれば、「は」に主格用法があることを認めることになり、必然的にこの「は」は格助詞ということになりますが、それが回答者様のお考えと理解してよろしいですか。
No.1
- 回答日時:
主格「~が」と目的格「~を」は広い意味では連用修飾語の一種ですが、“名詞性”が強いので、「は」「も」「さえ」などの副助詞を附けるときには脱落します。
ですから、よく言われる“「が」と「は」の違い”は問題の立て方が正しくありません。
「は」の意義・用法を論じれば足りるのです。
そうでなければ、「私が行く」と「私も行く」では「が」と「も」の違いを論じなければなりません。
また、「お茶を飲む」と「お茶は飲む」では「を」と「は」の違いを論じなければなりません。
「が」格と「を」格の特殊性については、次のことも参考になるでしょう。
連用格に格助詞「の」を附けて連帯格を作るとき、
「~で」+「の」→「~での」
「~に」「~へ」+「の」→「~への」
「~と」+「の」→「~との」
「~から」+「の」→「~からの」
「~まで」+「の」→「~までの」
* 学校文法では「まで」をすべて副助詞とするようですが、「朝から晩まで」の「まで」は格助詞です。
これらに対して、
「アメリカが支配する」→「アメリカ(が)の支配」
「植民地を支配する」→「植民地(を)の支配」
で「が」「を」は姿を見せません。
この回答への補足
私の質問は、
~にはドウスル。
~へはドウスル。
~とはドウスル。
とは言えるのに、
~がはドウスル。
という言い方がないのはなぜか、ということです。
お考えがあればお聞かせください。
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