
こんにちは、高校1年生です。羅生門のテストが9月の16日あたりに迫っています。羅生門についていくつが質問があります。またできるだけいろいろなサイトで調べましたがありませんでした。なのでお願いいたします
1 「六分の恐怖と四分の好奇心」についでてすが、老婆の正体が知りたいということでしょうか?知りたいけど怖い。強迫観念のようなものでしょうか?
2 「合理的には、それを善悪のいずれに片付けてよいか知らなかった。しかし下人にとってはこの雨の夜に、・・・・・それだけで既に許すべからざる悪であった。」のところですが、ここがさっぱりわかりません。なぜ許すべからざる悪なのでしょうか?
3 下人に押し倒されてその後の老婆の態度、「両手をわなわなふるわせて、肩で息を切りながら、目を眼球がまぶたの外へ出そうになるほど。」ここでの老婆の気持ちはどのようなものですか? 恐怖?怒り?
4 最後の部分で「老婆の短い白髪をさかさまにして、門の下をのぞき込んだ。」 ここは何か意味しますか?
すみません、たくさん書いてしまって。ぜひ回答お願いします。
A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
1~3については、NO1の方のお答えに同感です。
4については、視点をそれまで作者の視点で書かれていたものを、老婆の視点にする(のぞき込んだ)ことで、その後の描写を臨場感のあるものにしようという意図があるとも考えられます。
またこの作品は、作者がいきなり登場して、下人の心理状態を解説してしまいます。読者は、作者に誘導されて、この小説を読み進めるしかなくなるわけですが、最後の最後に来て、老婆の目から見た外の「黒とうとうたる夜」が描かれることで、作者から読者は見放されてしまうのです。「下人の行方はたれも知らない。」と下人も夜の闇の中に放り出されてしまいますが、読者も視点のよりどころを失ってしまうわけです。下人がこの後どうなるかは、それまでに作者に導かれた人間観によって方向性は示されてはいるものの、読者が自分の視点で(自分の人間観あるいは世界観で)、想像をするしかないことになります。
なるほどですね。老婆の白髪にはそんな意図があったのですか。羅生門は深いですねw。テストまえにこのような難しいことを教えてくれてありがとうございました。感謝します。
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
羅生門に詳しいというわけではないのですが、文学というのはこれが正解!というぱっきりしたものはなくいろんな人の解釈であると考えていますので……「羅生門」いま久しぶりに青空文庫で読んできました。ので私の考えるところを。。。
1.そうですね、老婆の正体というか、老婆がいったい死体を前にして何をやるんだろうという、怖いけど知りたい、こわいもの見たさってことですよね。
2.誰かに命ぜられたまっとうな仕事であるとか、標準的な死体処理の一環であるとか、そういう何かちゃんとした理由があって老婆が死体の髪の毛を抜いているのかもしれないですよね? でも下人はその理由を知らない。だからただ単に下人の感覚でもって判断して、これはぜったいいけないことに違いないと思った、ということでしょう。つまり死体を放置してあるような荒れ果てた羅生門(ろくでもない場所)で、この雨の夜(ろくでもない時間)に、何か(しかもその「何か」が死体の冒涜に近いことと思われた)をしている、それだけでもう下人にとっては「悪いことをしている」と信じるに足る出来事であったのでしょう。
3.いきなり太刀を突きつけられた恐怖や、下人が何者であるのかがわからない恐怖も大いにあるでしょうし、自分の仕事をじゃまされた怒りも混ざっていると思います。
4.特に何を意味しているとも思いませんが、羅生門の外の黒い闇と、老婆の白髪がコントラストになっていて、一種ビジュアル的な不気味さを醸し出していると思います。
テスト頑張ってくださいね。欧州在住、翻訳者のおばさんからでした。
早速の回答ありがとうございました。おかげで霧がだいぶ晴れてきました。さっそくノートにこのことをまとめてみたいと思います。
本当にありがとうございました。
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