
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
想像で恐縮ですが、当初は、硝酸を構成する元素の1つと窒素が同じ元素だと言うことが分からず、その時の呼び名がそのまま現在にも通用しているからではないかと考えています。
漢字の「硝」は、元もと天然に入手できる「硝石」のことを意味しています。そして、硝酸は、硝石と明礬(または緑礬)と化合して得ていましたので、「硝」の字が使われたのだと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%9D%E7%9F%B3
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%9D%E9%85%B8# …
一方、窒素は、実験によってその性質を調べているときに生物を窒息させることから「窒」という漢字が用いられたのだと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%92%E7%B4%A0# …
その後、硝酸には窒素が含まれていることが分かったのでしょうが、既にそれぞれの呼び名が定着していたので、硫酸や炭酸などの他の酸との呼び方から外れたまま残っているのだろうと思います。
この回答へのお礼
お礼日時:2008/10/01 20:35
想像とは思えぬ説得力です。感服いたしました。ありがとうございます。
やはりドンピシャの答えというのはないんですかねぇ?
もう少し他の方の意見を待ってみます。
丁寧にリンクまで張って頂き感謝感激です。
No.2
- 回答日時:
#1さんの回答でだいたい合ってると思います。
既にそれぞれの呼び名が定着していたかどうかは、少し微妙なところで、国によっては、窒酸と言ったり、硝素と言ったりするところもあるみたいですね。英語の nitrogen を直訳すると、硝素になります。
「硝酸」派
硝酸(日)
Salpetersa"ure(独)
salpeterzuur(蘭)
acide nitrique(仏)
nitric acid(英)
「窒酸」派
acide azotique(仏)
азотная кислота(露)
「窒素」派
窒素(日)
Stickstoff(独)
stikstof(蘭)
azote(仏、ふつうはこっち)
азот(露)
「硝素」派
nitroge`ne(仏、あまり使わないと思う)
nitrogen(英)
日本語の硝酸と窒素は、オランダ語かドイツ語に由来してるみたいですね。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
アスピリンの逆滴定
-
以前初期の酸蝕症ではないかと...
-
クエン酸でも取り除けない水垢...
-
エポキシ樹脂の燃焼による発生物質
-
クエン酸とミネラルを摂りすぎ...
-
酸蝕への異常な恐怖 私は酸蝕症...
-
窒素なのに硝酸?
-
メチルオレンジ(アゾ染料)の...
-
フェリシアン化カリとフェロシ...
-
【無機化学】難溶性の塩の見分け方
-
お金に付いた緑青を取るには
-
HAc酸性のHAcって何ですか??...
-
ルイス酸の強さについて
-
ステンレスと硫酸の相性について
-
酸クロ反応におけるTEAについて
-
アミド結合は酸を加えて加熱す...
-
TLCについて
-
絵の具の臭い?
-
アルカリ性は肌を侵す、では酸...
-
(高校分野)CO2やSO2は...
おすすめ情報