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冬用登山靴の購入を検討しています。

・なるべく軽いものにしたい。できれば片足1キロ以下。
・厳冬期の北アは想定していない。八ヶ岳、南ア、奥秩父まで。
・所有のアイゼンは、セミワンタッチ式。
・アイスクライミングは想定外。
・日本(首都圏)で試着の上、購入可能。

以上の条件でお勧めがあったら教えてください。
これまで、ゴローのS8で頑張ってきましたが、足が冷たくて。。

A 回答 (5件)

 No.3のJagar39です。

ちょっと補足します。

 靴を選ぶ時に着目すべき仕様ですが、まずアッパーは軽量タイプをお望みでしたらナイロンか皮とナイロンのコンビの靴になるでしょう。
 No.2に挙げた中では、シリオの712-GTXとスカルパのサミットGTXがオールレザーの靴で、他はナイロンとのコンビシューズです。
 重量はサミットGTX、クリスタロXプロ、エキスプローラーが1kgを越えています。ま、ほぼ1kgジャストくらいなのですが。
 この中での最軽量はクラックセーフティの760gです。これ、本当に軽いです。私はこの靴を履いて、「靴はある程度重い方が安定するし疲れにくい」という"定説"が真っ赤な嘘だということを思い知りました。
 スーパーフリクションウインターが770gなので、ほぼ同じ重量です。
 多分この辺りが冬山対応靴としては最軽量クラスでしょう。

 ライニングについては、No.2で挙げた靴は全てゴアテックス仕様です。
 ただ、バリエーションがあって、単なるゴアテックスとゴアテックス・デュラサーモ、ゴアテックス+シンサレートなどがあります。
 デュラサーモというのはライニングの内側を起毛地にしたもので、「中綿」を入れているわけではありません。なので保温力は単なるゴアテックス+α程度です。シンサレートは薄い中綿を入れているので、より保温力は高いですが。

 No.2で挙げた中では、スーパーフリクションウインター、サミットGTX、エピックプラスGTX、712-GTXがデュラサーモ、スーパーフリクション、クラックセーフティ、サミットライトGTX、タワーGTXが単なるゴアテックスです。また、エキスプローラーはゴアテックス+シンサレート、クリスタロXプロはゴアテックスにプリマロフトという中綿を組み合わせています。

 で、どの仕様を選ぶのかということですが、まあ個人差もあるので一概には言えないのですが、厳冬期の北アなどの長期山行をやるのであればシンサレートなどの中綿入り or デュラサーモ、北アでも山小屋利用だったり短期山行が主体であれば、プレーンなゴアテックスでもOKかも、といったところです。
 また「冬専用靴」であればデュラサーモでも良いのですが、夏も使おうかというのであれば、プレーンなゴアテックスの方が良いかもしれません。5月くらいの残雪期でも、デュラサーモなどはけっこう暑苦しいです。
 選ぶソックスとの兼ね合いもありますから、いろいろ考えるところですね。

 ソックスは私が現役バリバリだった20年前と比べると、本当に信じられないほど良くなりました。ソックスだけでなくアンダーウエアもそうなのですが、同じような素材を使っても編み方でこうも劇的に性能が変わるのかと。
 昔、あんな保温力がないタコなソックスに革1枚の重登山靴で冬山をやっていたことを考えると、今のソックスであればプレーンなゴアテックスの靴で(当時はゴアテックスの靴はまだなかった)お釣りが来るはず・・・と思ったりします。
 ・・ま、3000mの稜線で1日行動すると足の指は黒くなってましたけどね。テントでちゃんと手当てしないとちょっとヤバかったです。今でも手足の指は1本も欠けてないですが。

 まあそんなわけで、もちろんデュラサーモやシンサレートが必要ない、と言っているわけではありませんが、どうしてもこれでなければ、ということもない、くらいに考えてます。

 あとはソールの仕様です。
 冬靴ですからもちろんカチカチに堅い設定に決まってますが、その中では712-GTXは比較的柔らかい設定です。もちろん普通のトレッキングシューズと比べると堅いですが、履いて体重をかけると僅かに曲がるのが感じられます。しなる、くらいの感覚です。
 それに対して最も堅いと感じるのは、ガルモントの2モデルでしょうか。前に履いていたマウンテンライトはまさに「完全剛性体」かと思うほどの剛性感でしたが、試し履きした限りではエピックもタワーも同じくらい堅いです。
 ハンワグやローバー、スカルパのモデルは、ガルモントほどの剛性感は感じません。堅さ自体はたいして変わらないのかも知れませんが、ソールの形状の違いに依るのではないかと思っています。
 ガルモントのソールってかなりフラットなんですよね。ここまで堅くてフラットだと、平地ではかなり歩きにくく感じます。私は木道を1時間歩いたら股関節がおかしくなりました。
 ただ、アイゼン歩行にはフラットな方が絶対的に安定するんですよね。

 ハンワグやローバーのソールは、爪先に少しカントがついていて「爪先上がり」になってます。なのでソールが非常に堅い割には歩きやすいです。私のクラックセーフティは近所の低山歩きに履いても快適なくらいです。

 というわけで、アイゼン歩行の頻度によってもソールの考え方が少し違うということは意識して試し履きした方が良いと思います。

 私的に最も魅力的なモデルはハンワグのスーパーフリクションウインターですね。基本的な構成はクラックセーフティとほとんど同じで、カットの深さとライニングが違うくらいの靴なので、少なくとも私には間違いなくマッチする靴でしょう。
 なんといっても軽いのは良いです。軽い靴がどれだけ疲労低減や安定した歩行に有利か、履けば判ると思います。

 他にもこれまでに挙げた靴と似た性格のモデルはたくさんありますので、いろいろ悩みながら選んでください。
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この回答へのお礼

広範で詳細な情報を有難うございます。
まさにご指摘の通りで、最近、冬用のカテゴリーを銘打っているにもかかわらず、新素材を用いた驚くほど軽量な靴の掲載が目を引き、その辺で迷っています。
また、「銘柄にこだわらず、実際に装着しての購入判断」とのご指摘も肝に銘じたいと思います。ただ、これまでもそうなのですが、店頭で試着したときに、明らかに合わないものはすぐそれと判断できるのですが、数種類試着してみても、例えば「全く寸分の狂いもなく、踵が浮いたりしない」なんてことはほとんどなく、「まあ、こんなものかな」と選んでしまうことが多く、実際に現場に行かないと、真の意味でのフィッティング確認は難しいように感じています。

お礼日時:2008/10/09 12:32

こんばんは


私はゴローの「エグリー」を使っています。
簡易の二重靴です。ゴアテックスを貼ったウレタンのインナーが付いています。通常の冬山で足が冷たいと思ったことはありません。アイゼンもバッチリです。オーダーでなくても、足に合わない場合は店である程度合わせてくれますので安心です。。S8をお使いの方ならおわかりかと思いますが。底の張替えは3回ぐらいは大丈夫ですし、何よりも加水分解で壊れることがありません。手入れさえ良ければかなり長く使えます。スイスガルーサーの裏だし皮ですから手入れさえ怠らなければ防水も心配ありません。35年ほど前、先代が健在で店に出ている頃でしたが、ゴローで造った、確かあれはドイツの皮だったと思いますが、未だに水漏するようなことがありません。
参考まで。
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 靴は「指名買い」はしない方が良いギアです。


 というのも、どんなに先端的な技術を投入されて造られた素晴らしい靴でも足に合わなければどうにもならないからです。足の形ってかなり個人差があるので、10人中9人が「素晴らしい!」と絶賛する靴でも自分の足には合わない、ということが割とよくあるのです。

 もうひとつ。冬山用の靴では「アイゼンと合う」というのも重要な条件です。靴を先に買えば「靴に合うアイゼン」を探せばいいだけなのですが、靴の買い換えなどでアイゼンが既にある場合は靴選びが少し面倒になります。これもけっこう合わないことがよくあるのですよ。
 というわけで、靴を選ぶ際に手持ちのアイゼンもショップに持っていって、気に入った靴があったらアイゼンと合わせてみる、という作業が必要になります。アイゼンと合わなかったら・・・別の靴を探すか、いっそのことアイゼンを買い換えるか、ですね。

 ということを前提にして、ご質問にマッチした良さそうなモデルをいくつか挙げておきます。

・ハンワグ (http://takadaboueki.com/hanwag.html)
 スーパーフリクションウインター、エキスプローラー

 私はハンワグのクラックセーフティを持っていますが、非常に軽量でフィット感も素晴らしいです。まああくまで「私の足」にですが。
 私にとっては久しぶりに120%気に入った靴なので、もし厳冬期用の靴を買うとしたら(今はもう厳冬期はやらないのですが)、スーパーフリクションウインターにすると思います。
 というか、クラックセーフティでも-10℃までは対応しているとのことなので、厳冬期の北八つくらいまででしたらこれで行くでしょう。
 冬の北八つは確かに気温自体は北アより低いくらいですが、北アの湿雪や日数などを考えると、やはり北アの方が総合的な条件は厳しいかと。
 まあ学生時代は、保温材なんて皆無の、ただの革1枚の「重登山靴」で2月の穂高とか行ってましたから、当時よりソックスも見違えるほどよくなっていますし、デュラサーモなどではない「ただのゴアテックス」でもまったくダメ、というわけではないでしょう。(でも、凍傷は日常茶飯事だったな・・)

・ローバー (http://takadaboueki.com/l_alpine.html)
 クリスタロXプロ

・スカルパ (http://www.lostarrow.co.jp/CGI/products/detail_v …
 サミットGTX、サミットライトGTX

・ガルモント (http://www.caravan-web.com/import/brand_garmond. …
 エピックプラスGTX、タワーGTX

 私はエピックプラスの前身モデルのマウンテンライトGTXというモデルをしばらく履いていたことがあります。アイゼン装着状態では非常に良かったのですが、普通の林道などでは苦痛そのもので、結局ハンワグのクラックセーフティに買い換えた経緯があります。良い靴でしたが、私の足にはもうひとつ合わなかったですね。

・シリオ (http://www.sirio.co.jp/)
 712-GTX

 このモデル、開発コンセプトが「四季の八ヶ岳」ですから、まさにドンピシャリかも知れません。ショップで試し履きした限りでは、ガチガチの剛性感溢れるソールではなく、ほんの少し柔らかく感じます。なのでまさに能書きどおりオールシーズン使えそうです。ま、夏山でもよく見かけますし。
 ただ、この靴はワイズが広すぎて私の足には合いません。
 同じ3E表記でも、シリオの3Eとガルモントの3Eはまったく違います。シリオの3Eだと私の足では中で僅かに遊ぶので、アイゼンを履いての斜面トラバースなどで安定しなさそうで嫌です。ガルモントの3E(前に履いていたマウンテンライト)は、強引に足をねじ込まなければ入りませんでした。(でもアイゼンを装着する靴ならこのくらいがベスト)
 ハンワグやローバー、スカルパはその中間くらいのワイズ設定でしょうか。スカルパは少しタイトに感じます。

 というわけで、あとはひたすら足とアイゼンに合う靴を試し履きして見つけてください。
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冬山初めて7年目です。

自分の体験をお話します。
山域はご質問者とだいたい似通っていると思います。1月八ヶ岳、2月奥多摩奥秩父、3月南アルプス、4月後立山や槍穂高という感じです。
購入は神保町のさかいやスポーツで、一般縦走という希望を伝えて店員さんに選んでもらったのがローバーのクリスタロF1というモデルです。これがとても調子が良くて信頼して使っています。電車でのアプローチや林道歩きも含めて満足しています。アイゼン歩行やスノーシューもこれ一足です。
予算5万円とお持ちのアイゼンを持参してショップで相談してみてはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

有用な情報を有難うございます。参考にします。

お礼日時:2008/10/09 12:24

冬用と言ってもいろいろありますよね~


寒さ対策ならデュラサーモ(中綿)入りを選ぶといいでしょう。
ゴアテックスは当り前としてもメーカーにこだわるよりは、おっしゃる通り試着してしっくりくるものを。特に八ヶ岳は北アより寒いですよ@厳冬期は。
そのエリアでも耐えうるもの、を念頭に探されたらどうでしょうか。
値段もいろいろ、5万円~なら厳冬期向きのいいものを探せるはずです。11月初旬のセールを狙ってというのも一考ですね♪
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2008/10/09 12:25

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