
独居の母は「臨終の際、余計な治療は一切不要」と常々申します。身内が交代で様子見に行っていますが「あんたたちの誰かが来ている時、私が突然倒れても、絶対救急車は呼ばないで。こときれるまで1日でも2日でも放っておいて」と最近繰り返すようになり、心底それが希望なのだとは察します。しかしいざ本当にそうなってしまった時、それはマズいのではないかというのが全身内の一致した見解です。即、救急車!という事態を目の当たりにし、その場に居合わせた者がいくら本人の希望であると承知していたにせよ、何の処置も施さず放っておくことなど許されるのでしょうか? 事実が発覚した後その者が咎められ、最悪、罪に問われるのでは、とまで懸念します。母は「じゃあその旨、あとで揉めないよう一筆書いておく」とは言いますが、たとえ書面があったにしても、その通りにするのは難しいのでは、と思うのですが。母のこの希望はやはり無理があるでしょうか?
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
往診をしてくれるかかりつけ医をつくっておけば可能な選択肢だと思います。
お母様がもしも倒れられた時には、救急車ではなくそのかかりつけ医の先生に連絡して往診してもらえば良いのです。積極的な治療を望まないという点について、本人・家族と医療者側のコンセンサスが得られていれば、そのまま病院には行かず自宅で看取って貰えるでしょう。
かかりつけ医が到着した時、仮に心臓が止まってしまっていたとしても、それ以前の24時間以内にその先生が診察をしていて、死因が持病によるものと判断がつく場合には、かかりつけ医の先生はそのまま死亡診断書を作成することができます。しかしその条件に当てはまらない場合は、かかりつけ医の先生も死亡診断書を作成できず、警察に連絡する必要が出てきます。
最近は自宅の畳の上で看取られる人がほとんどいなくなっていますが、本来、皆が皆病院で亡くなる必要は無いと思います。
長年暮らした自分の家で人生の最期を迎えたいという願いは当然のものであり、「余計な治療は一切不要」というお母様の希望も、法律が許す限り叶えられるべきものと私は思います。
具体的なご教示、まことにありがとうございます。ご回答の最後の段落は、母の望んでいることをそのまま代弁してくださっているようで救われる思いがいたしました。
ここまでの皆さまのお答えを拝読して共通してわかったのは、やはり「かかりつけ」のお医者さま、というのが重要であるということですね。きょうだいたちとも相談し、きちんと考えるようにします。
----------------------------------------------------------------
質問欄が繁雑になるので最初記述しなかったのですが、実は最近、父と伯母(母の姉)が、たてつづけに彼岸に渡りました。高齢の2人は、奇しくもどちらも脳梗塞で突然倒れて救急車で病院搬送され、意識戻らぬまま数ヶ月を病床で臥して過ごした末の最期でした。母の言葉を借りると(不適切な表現で恐縮ですが)「なまじ『中途半端に』治療を施してしまったために、何ヶ月も本人・周りの人間とも辛い思いをしてしまった」という経緯がありました。身近な人物をばたばたっと2人もこのように失ってしまったため、なおさら母のこの「信条」が強まってきているのでしょう。
今回のご回答の数々、ほかの身内たちにも見せて話しあおうと思っています。
皆さま、お忙しい中、丁寧にお答えくださり、ほんとうにありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
一切の蘇生処置をしないことを、「DNAR」と言います。
これは、あくまで、末期の持病により心肺停止状態になった場合、蘇生処置や延命処置をしないことです。
生前時に掛かり付けの医師にその旨を伝えておく必要があります。
そうすれば、死亡後もその医師により死亡診断書が発行されます。
しかし、持病もなく健康な人がそういう状況になった場合や、持病により一定期間かかりつけ医がいない場合、難しい点があります。
家の中でも、変死扱いとして、死亡原因を調べるため、警察などの検死が入ることになります。
その結果、放って置いた家族などが事情聴取を受けることになります。
そのことをお母さんに説明してみては、いかがでしょうか。
>一切の蘇生処置をしないことを、「DNAR」と言います。
これについては存じませんでした。今ちょっと調べてみましたが、なかなか
デリケートな問題のようで、もう少し勉強してみます。
家の中での変死については、折しも過日、ご近所で実例がありました(老齢の御主人が家で事故死し、その場にただひとり居た実の娘さんが、随分時間をかけて警察の取り調べを受けました)。充分気を付けねばなりませんね。
いろいろ記述していただき、参考になります。どうもありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
おそらくお母様の言う通りにして亡くなられた時に警察が入るでしょう。
近くに往診とかしてくれる病院は無いのでしょうか?
危ない時に医師に自宅まで来てもらい最後を看取ってもらえば何の問題も無いと思いますが。
あとは現在かかりつけのお医者様に相談してみてはどうでしょうか?
ありがとうございます。
よく考えると、比較的近くにある「整形外科」と「耳鼻科」には、時々診てもらっている、ということを思い出しました。ただどちらも、あまり臨終時にお世話になる、という性質の医院ではないですよね。でもお2人とも親切なお医者さんたち、と聞いていますから、今度一緒に行ってとりあえず相談してみようと思います。
No.4
- 回答日時:
お母さんには、はいはいと返事をしておけば良いと思います。
で、その時には、救急車なりお医者さんを呼ぶなりは、家族の勝ってです。
もう、意識朦朧としている時に、家族が自分の意思どおりに行動しているかなど分かるはずがありません。
後は、家族が後悔しないように、家族として出来るだけの事をすれば良いと思います。
沢山のお話を聞きます・・・
が、いざとなった時、普段の言動とは違って助けを求めるのが、人と言うものらしいです。
ですから、普段ははいはい・・・その時になって、救急車をと言われたとしても、心変わりか・・などとは思わずに、救急車を呼べば良いと言うことです。
誰しも、想像していることと、現実に起きる事の間にはギャップがあります。
お母さんの意見は尊重するにしても、今と現実になった時にはギャップがあって当たり前・・・です。
>はいはいと返事をしておけば良いと思います。
母を要領良くあしらうのが上手い長兄などは、この通りにしているみたいです。普段はそうしておくことが、無難で賢明な対応なのかもしれませんね。
ご回答、ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
未必の殺意と取られるかもしれません。
救急車を呼ばず、救命処置をしなければ
必ず死ぬ事がわかっているのに、
それをしないのは、殺意があるとみなされるかもしれませんね。
お母様が末期がんでどんな事をしても助かる見込みがないなら、
尊厳死が出来るかもしれません。
少しでも助かる希望があるなら、治療は必要だと思います。
母本人は、
少しでも助かる希望がある、イコール大部分は希望が無い、したがって処置したって望み薄・無意味、
と考えているので厄介なのです。でも、あとで親族が咎められて困るというのでは母も不本意でしょうから、その点説得していこうと思います。
早速のご回答、ありがとうございました。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
どうして精神科医ってヤブ医者...
-
「やらない善よりやる偽善」の...
-
既婚者ですが、病院の先生に恋...
-
医師(歯科医師含む)が患者に...
-
診察終了時間ぎりぎりに来院し...
-
日本語になってない会話
-
仮病と診断書
-
「在院患者延日数」とは、どう...
-
インフルエンザと嘘をついたの...
-
お薬に詳しい方お願いします
-
未経験で入った医療事務。泣け...
-
がんの免疫療法がノーベル賞を...
-
診断書再発行は出来るのでしょ...
-
ドクハラを受けた時の心のケア
-
酸素治療をしていて、酸素ボン...
-
CT検査などの画像は誰のもの?
-
服薬指導について。
-
今でもなんで「カルテをドイツ...
-
歯科疾患管理料について
-
レポートでの呼び方
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
どうして精神科医ってヤブ医者...
-
既婚者ですが、病院の先生に恋...
-
「やらない善よりやる偽善」の...
-
医師(歯科医師含む)が患者に...
-
医療事務の人はなぜ偉そうにし...
-
病院の先生に対しての呼び方
-
担当医を好きになってしまいました
-
診察終了時間ぎりぎりに来院し...
-
小児科医の嘆き。
-
自慢話ばかりする男性の心理
-
仕事を1週間で辞めたいです。...
-
医者に、「あたたは人の気持ち...
-
お医者様に聞きたいです ある医...
-
医者の診察に患者が弁護士を同...
-
医師としての将来に希望が感じ...
-
病院の赤字を改善するには(銚...
-
こんな医者に会いました
-
医療費負担と医者の収入と患者...
-
余命告知のデメリットについて。
-
不倫の元妻を助けたくない
おすすめ情報