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No.4ベストアンサー
- 回答日時:
「苦労は買ってでもしろ」は、目下の者へ言うものであって、
聞いた者は、ありがたく聞いてすぐ忘れていい格言です。
作者は、目下の者に、きつく、つらい仕事をやってもらいたいにすぎません。こんなことを言うやつは苦労を買ってやったことはないのですよ。苦労を買う聖人はとても浮き世を生きていけません。
話は分かりますよ。苦労から学ぶことが多いし、経験が不可欠なことも解ります。しかし、苦労そのものに人生を支える力なり知恵などあるわけがありません。
そうですよね。やはり、上からの言葉のニュアンスがありますね。このなにか体裁のよい、かっこつけた言葉に、ひそやかな悪意と欺瞞を感じずにはいられません。いらない苦労を買った後、どういう悪影響があるか、少しでもまじめに考えるべきなのです。そして、自らその実験台を買ってみるべきなのです。
No.9
- 回答日時:
NO7です。
確かに偉い人ほど苦労を重ねることになります。
更に現代社会は複雑で難しく、なかなか得難い苦労をする場合が多いです。
ですので、自分の許容量、器にあった苦労をすればそれで良いのだと思いますが、苦労したほうが良いことは間違いないので、無理がきく若いうちに、金を払ってでも苦労しておくべきで、それだけの値打があるということだと思います。
まあしっかりしたものが内にあれば、大抵の苦労は身になると思います
。
なかなか難しいですよね。リスキーです。一歩間違えれば奈落のそこへ行っててしまうこともありますから。自分の度量を図った上で選ぶことでしょうかね。
No.8
- 回答日時:
#5です。
成功から教わることは、それによって自らを破壊へと導く可能性が失敗から教わることよりはるかに大きいので、それを同日に語ることは出来ません。質問者さんもご存知だと思いますが、たとえば、急降下爆撃という今までに存在しなかった全く新しい攻撃法が日本人によって発明され、日本開戦のまさにその日にそれを披露して、真珠湾とインド洋でそれまでの常識を破って歴史的に初めて飛行機によってアメリカの戦艦とイギリスの戦艦を同時に沈めたとき、日本はその成功からいろいろなことを教わりました。その後の日本の飛行機攻撃によるアメリカ軍の繰り返しの敗北と失敗から、アメリカもいろいろ教わりました。どうやら人間が物を教わるときには、楽しい目に会った時よりも辛い目に会った時の方が心の随までしみ込むようです。アメリカではこの敗因により、今までの戦争の形態とは全く違った飛行機の時代がやって来たのだと肝から認識しました。そこで、アメリカは生産体制の主体を戦艦から航空母艦および飛行機に切り替えて、その後の戦闘にのぞみました。一方、成功から教わった日本軍では、その経験から教わったことが骨の髄までしみ込まず、自分たちが戦争の歴史を変えてしまったと言う認識を本当の意味では理解できませんでした。その証拠に、その後の日本での戦費に関する予算編成でも相変わらず戦艦の製造が大多数を占め、飛行機の製造は副次的とされてきたことでも判ります。その結果は、日本の敗戦、日本人の自信の喪失、アメリカに代表される西洋崇拝と同時に日本文化否定を信条とする所謂文化人の跋扈、それを真に受ける一般国民等々と言う惨憺たる目にあってしまったのです。そのお陰で、戦後60年以上経っても東京上空の制空権はアメリカ軍に盗られっぱなしで、東京の横田米空軍基地の飛行路を邪魔しないようにと、首都圏の民間飛行場を成田などというとんでもない遠くの所に作らされてしまい、我々一般国民が大変な不自由を強いられていることは、質問者さんもご存知でしょう。
世の中、白黒で判断できる程単純には出来ておりません。確かに成功で教わることも在りますが、問題はそんなことがあるかないかではなく、成功した場合と失敗した場合で、人間は良きに付け悪しきにつけどちらの方がより深く反省できるかです。上の例はほんの一例ですが、成功で大いに教わるなら、失敗からはその何千倍も何万倍も大いに教わります。宇宙のごみにしてしまって質問者さんがあとで後悔しないように祈っています。
「成功」というものが、なにか取るに足らない、軽視すべきというと大げさですが、失敗よりは過小評価するという傾向があるようですね。つまり、痛い目にあわないことは、どうしても「ああそうか」で終わってしまう。それがすばらしい萌芽を宿していても。というか、政治的に大衆や権力中枢を動かしえない、その動機にかけるということかもしれません。つまり、餌よりは鞭。おっしゃるとおり敗戦は痛い価値観の蔓延を生じてしまいました。成田のいきさつはそんなところだったのですか!無知でした。もう成田なんて行きたくないなぁという風に常に思っています。
しかしなお、「この格言は信ずるに値しない」という格言はごみでしかないでしょうね。
No.7
- 回答日時:
人生というのは苦労の連続で、面白いこともないというのが実情ではないのでしょうか。
ですので、若いうちに苦い思いや、辛いことを経験すれば、有り難く思えたり、良い思いを人生で経験したりも出来る ということではないでしょうか。
智慧がついたり、とてつもない苦労を乗り越えれば、人の役に立つ人間になり、本人も幸せになれるようになる場合もあると。
苦労無しで過ごした場合、「本当の値打」というものが味わえなくなるよ という意味だと思います。
人生は「苦」というのは多かれ少なかれ真です。なので、つらいことを無理やりこなして生きていくことで力がつく、心が豊かになるという面は否定できません。が、一方で、過剰ストレスやそれを消化しきれずに周りへのストレスに転化させてしまうということも、容易に起こりえます。つまり、こんな危険な格言は普通の人間の容量を超えたものじゃないかと思われたりします。
No.6
- 回答日時:
僕なりに思うところを書きたいと思います。
現実に即した実用しても問題の無いように定義付けしようと頑張ってみます。「苦」=たとえ苦しくても
「労」=自分に他人に自分と他人に役に立つ「仕事・身口意識による行為」なら
「役に立つ」=悩み苦しみを減らすこと、無くすこと。明るく平安な気持ちにすること。
「買ってでもしろ」=進んでしなさい。
まとめると。。
『たとえ苦しく感じても、自分に他人に自分と他人に役に立つ、悩み苦しみを減らすこと、無くすこと・明るく平安な気持ちにする「仕事・身口意識による行為」は忍耐強く、進んでしなさい。』
これで結構問題なくなった気がしますw
『どのようなことにも学ぶことが学べることがある』と言う励まし・もう一つの見方の提示の意味も含まれているように感じますね。
これのような定義無ければただの苦行推進者のように思われる危険性をはらみますね。「生まれて死ぬまで強烈に苦しい拷問受けることは善いこと?」のような疑問が出てきそうです。
このようなことを考えました。お役に立てば幸いです。
苦労の質ということですよね。おっしゃるような、ある程度生産的で自動的に明るみに迎えるような苦労、そして、それが自分の資質の範囲であるというものだとしたら、それは「苦労」とはいえない気がします。「苦労」とはもっと存在否定的なもので、強烈に破壊的な潜在性があると思います。もっともそれは私の独自な受け取り方かもしれません。なので、こういう「自分の資質の範囲で生産的で明るみに向かっていくような」苦労を買ってでもしろ、ということであれば、もっと言葉を足してもらうなり言い方を変えてもらわないと、大いなる誤解を生まざるをえないと思う。
No.5
- 回答日時:
人間は失敗をしたときにのみ物を教わりますね。
失敗無しに手に入れた知識は本物ではなく、自分の身になっていませんから。苦労をすると失敗も多くなります。ですから、その人間は益々大きくなれる可能性があるのです。先人達はその経験則に気が付いたからこそ、こんな格言を作ったのでしょう。万が一、苦労を買って出て、ただただ馬鹿を見た場合にも、その人は「苦労は買って出る物でない」という智慧を本当の意味で体得できたことにもなります。そんな結論は、買って出た経験のあるものでない限り絶対に出せるものではありません。成功にも、大いにものを教わりますよ。それは失敗とは違った種類の教訓になります。どちらも大切です。しかし、「この格言は正しくない」ということをわかるために何らかの苦労をかける「格言」など、宇宙のごみとして廃棄すべきではないでしょうか。
No.3
- 回答日時:
免責されないと思いますよ。
例えば、「隣の客は良く柿食う客だ、を十回続けて言ってから柿を食うと、ことのほか美味い」と言うのは、無意味に見えることも繰り返すと味が出るという格言です。が、格言通りにしようとして舌を噛んでも格言の反作用ではないので、私に責任は生まれません。と言うことではなくって、これを読んだ人も五分後には忘れてしまうので、「格言」にはならない。したがって責任は生まれない。ところが疑いながらも復唱する人が居るからこそ、それが「格言」となるわけだから、苦労云々の格言の責任は、あなたに附いたのです。真面目で謙虚な方がこれを読んで、苦労を背負い込んで、何の意味もなかったと二十年後にあなたに、賠償請求する人が三人は居るとにらんでいます。今から積み立てをすることをお勧めします。
ここで新たに、「不用意な質問は、苦労を産む」と言う格言が生まれたかな?
やはり、地下水脈的に影響力を持ち続けますね。そして、世の中の体制というのは、そのわずかではあるが、重大な影響力については考慮しない、免責するという姿勢をとります。それが、世の中の悪意なのか、自己防衛なのか、不親切なのかよくわかりません。
No.2
- 回答日時:
ことわざ、格言の類は常に両面性の性質を持っています。
「苦労は買ってでもしろ」は
自分にとって苦労となるほうを常に選択しなさいという意味ではなく、
苦労を常に避けるのでなく、苦労することにより後々よい経験をしたと思えることが多々あるという意味に捉えるべきでしょう。
荷が重い大役を嫌々やらされたことが、飛躍のきっかけになる人もいれば、
同じ事が自信喪失と人間不信に繋がる人もいます。
前者は「苦労は買ってでもしろ」はなるほどと思い、
後者は「適材適所」であるべきと思うでしょう。
両面性ですね。これが非常に曲者です。つまり、有効な集団もあるが被害をこうむる集団もある、そっちを省みないという姿勢です。
もっとも、苦労したことがよい経験になる場合もありそれは負荷がちょうどよかった場合でしょうが、過剰負荷で後遺症を残すということも大いにあるわけです。この、後者の「適材適所であるべき」と悟ること以外の被害が大きすぎるわけです。
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