No.3
- 回答日時:
こんにちは。
明日が雛祭り当日となってしまいましたが、回答します。
回答No.1の方が雛祭りそのものの由来は説明していらっしゃるので、わたしはひなあられの由来を。
回答No.1の方が書いているように、お雛様は普段子どもが遊ぶ人形から派生した部分があります。よって、この人形に野山など見せてあげようと、人形をつれて外に出る風習があったようです。その際に携帯食料として餅(一説には雛祭りで飾る菱餅)をもとに作ったあられを持って行ったのが、ひなあられの始まりだとか。ひなあられの色については、菱餅を基にしていたという説では桃色が『魔よけ』、緑が『健康』、白が『清純』を表しているとしています。また、桃色・緑・黄色・白の4色のひなあられも多いですが、これは四季を表しており、1年を通しての幸せを祈っているという説もあります。
ちなみに、関西では主にしょっぱいか甘辛い味で、丸い形の大きめのもの。関東では甘い味で、お米のような形の小さめのものが主流です。
ちらし寿司については元々は特に雛祭りの行事食ということではなかったようです。ただ、見た目も華やかで、縁起の良い食材をたくさん入れられるために定着したという部分が大きいです。ちらし寿司に入るエビは『生命』、レンコンは『見通しのよさ』などを表しています。入っている食材は、地方によってかなり違うようですし、ちらし寿司ではなく、押し寿司などの地域もあるようです。
No.2
- 回答日時:
この回答を書いた後に思い出したことですが、祖母(但馬地方)が歌っていたわらべ歌で、歌詞は忘れてしまいましたが、以下のような内容でした。
田んぼでタニシが昼寝をしていると、カラスに捕まってしまった。
タニシはカラスに、「おまえの姿を見てみれば、黒い衣に黒の袈裟、黒の頭巾をちょと被り、くちばしなんぞ見てみれば(失念)棒にさも似たり」と言っておだてる。
カラスは喜んで元の田んぼに放してやり、他のカラスに見つからないようにと跡を濁して飛び去る。
するとタニシは「おのれ、烏よ糞烏、おまえの姿を見てみれば、破れ衣に破れ袈裟、破れた頭巾をちょと被り、くちばしなんぞ見てみれば肥混ぜ棒にさも似たり」といって悪態をつく。
カラスは悔しそうに「おのれ、見ておれ、三月の節句には煮染めにしてひいなのご馳走にしてやるぞ」と言い返す。
長くなりましたが、歌から察するに、どうやら昔は雛祭りにタニシを食べる風習があったようです。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
三月三日の桃の節句はつぶさには上巳(じょうし)といい、一月七日の人日(じんじつ:七草の節句)、五月五日の端午(たんご:菖蒲の節句)、七月七日の七夕(しちせき:笹の節句)、九月九日の重陽(ちょうよう:菊の節句)と並ぶ、五節句の一つです。
六朝時代(5世紀ごろ)の荊楚地方の風俗を記した『荊楚歳時記』では、三月三日に清流の近くで流杯曲水の飲(杯を曲水に浮かべて、流れ着くまでに詩を作る風流事)を行ったそうです。
もともと上巳は陰暦三月第一の巳の日でしたが、『宋書』巻15、礼志2では、魏より三月三日と定められたそうです。これは、水辺で災難を払い、招魂を行う儀式でしたをでした。
この上巳が日本に伝わり、『日本書紀』では大宝元年(701)より三月三日の行事となりました。神亀五年(573)三月以降は曲水の宴が行われ、一時停廃しますが嵯峨天皇が復活させ、『御堂関白記』では藤原道長が私事で曲水宴を行い、このとき払いの道具として人形(ひとがた)を取り入れました。
人形の払いは古くから行われた俗信で、自分の罪を人形に託して肌にすりつけ、息を吹きかけて水に流すというものです。
現在でも上巳の人形は「流し雛」の風習として残っています
この払いの人形と、幼女の遊び道具の小さな人形とが結びつき、中世以降では上巳の人形が立派なものとなっていき、流すばかりでなく飾り棚に置かれるようになり、江戸時代には宮中を模した雛人形となります。
雛人形を飾る風習は、もともと「ひひな遊び」といい、平安時代に幼女が小さな人形で遊びことに由来します。「ひひな」は本来は常の遊び道具であり、上巳とは無関係でしたが、前述の払いの人形と結びついたことで、室町時代には払いのために上巳に人形を贈答する風習が生まれます。
もっとも、「ひひな」を贈答するのは三月三日に限ったことではなかったのですが、江戸初期には三月三日の雛遊びが定着するようになり、娘の成長を祈って飾る現在の形に近づき、文化文政年間には江戸でも雛祭りが盛んに行われるようになります。
また陰暦三月は温かくなりため、磯遊びや山野遊びが行われ、そこで採った貝類や山野草を雛料理として用います。特にハマグリ、アサリ、イガイなどは「雛の貝」として重用されます。節句は仕事を休んで一日遊ぶことができる日なので、磯遊びや山野遊びと上巳が結び付き、宴席が用意されたのでしょう。
宮中では供物として菱餅、草餅などが用意されます。草餅は本来はハハコグサ(母子草:七草の一つゴギョウ)を用いるのですが、江戸時代にはヨモギが主流になります。『荊楚歳時記』にも三月三日に母子草餅を作るとあります。
またさいの目に切り干した小さな餅を炒ったものが作られ、これが雛あられとなります。
ちらし寿司が行事食となるのは近世になってからですが、貴族が好んだ飾り飯(着色した飯に、乾物類や茸などを混ぜたもの)に由来するようです。
酒は中世は桃花酒であったのが、中世末には民間で白酒を用いるようになります。
【参考】
『荊楚歳時記』(平凡社)
『国史大辞典』7巻 項「じょうし」(吉川弘文館)
『日本大歳時記』各項「桃の節句」「上巳」「雛祭」(講談社)
『図説江戸時代食生活事典』(雄山閣)
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