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私高圧設備を勉強しているものです。
高圧(特高)設備の計器用変圧器の種類で質問が2つあります。
三相用でいえば、
(1)三相用非接地変圧器(VT)
(2)三相用接地形変圧器(GVT)
(3)コンデンサ形変圧器(CVT)
の3種類あり、(1)は線間変圧し、(2)・(3)は電圧相接地相変圧するというのは分かっているのですが、それぞれの用途のイメージが沸かなくて悩んでます。

そこでそれぞれの用途・使い分けを教えてください。

あと(2)は変圧器1次側(6.6kV側)の一相を接地するので間違いないですよね?
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

「特高需要家」と「高圧需要家」を例で述べます。



高圧の場合、電力会社側では配電線と対地間に接地変圧器(GVT)を設けて電路の選択地絡保護を行っています。
このため需要家が接地変圧器を設けると電力会社側の保護継電器の感度を低下させ選択地絡保護が困難になるため、特殊な場合を除いて高圧需要家では接地変圧器を取り付けることは禁止されています。

このため非接地方式のコンデンサ型変圧器(CVT)が用いることになります。

よって特高受電設備の場合はGVTを用いて高圧フィーダの選択地絡保護を行います。
一方高圧受電設備の場合はCVTを用いて高圧フィーダの選択地絡保護を行います。

この辺でキーを置きます。
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VTは1次側の線間電圧に比例した2次電圧を得られるので、電圧計で電圧を直読みしたり、トランスデューサで電圧を取り込んで監視・記録したりします。


保護継電器としては、電圧が異常上昇したときに負荷設備を保護するための過電圧継電器、停電や短絡時の電圧低下を検知するための不足電圧継電器などを接続します。

GVTは地絡時に発生する零相電圧を検出するためのもので、地絡過電圧継電器を接続します。
1次側の中性点(スターの真ん中)を接地します。
東京電力神奈川支店の「技術レター」
http://www.tepco.co.jp/kanagawa/setsubi/letter/l …
の第27回(pdfファイル)に概略の説明があります。

コンデンサ形はよく知らないのですが、CTVはVTに相当するコンデンサ形を言うのでは?
上記「技術レター」の第8回にあるZVTとかZPDというのが、GVTに相当するコンデンサ形ではないかと思います。
特別高圧では、巻線型であるVTよりも、CVTが用いられるみたいです。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1225809.html
(質問:コンデンサ形計器用変圧器について)
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この回答へのお礼

つまり(1)は線間電圧の変換で(2),(3)は零相電圧検出用ですね。
あと(2)と(3)の違いはコストだと認識しようと思います。
ありがとうございました。大変勉強になりました。

お礼日時:2009/01/14 23:33

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