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一個前の質問を見ていて疑問に思ったことがあります。9,11の事件など、飛行機ハイジャックが行われた場合、なぜ飛行機の乗客は抵抗しなかったのでしょう?いくら武器を持っているとは言え、多数対少数です。多少の犠牲はあるにしろ、全員が死亡するより随分ましだと思います。人間の命の多寡で物事を判断するのは 自分でも少しあれですが、何で抵抗しなかったのでしょう?もしくは抵抗していたのですか?

A 回答 (6件)

自分が助かることを前提には誰も動けないことになります。


質問者さんもご指摘の通り、多少の犠牲が出るためです。




つまり、その多少の犠牲に自分がなる可能性があるのです。
また、他の乗客が呼応してくれなかったら、無駄死にです。
さらに、"刃物を持った人間"を前にしてきちんと動くには
訓練が要ります。警官や軍人のように訓練を受けていない限り、
そういう場合に"何をしたら良いのか?"を考え付く人間もやはり少数でしょう。
このように「自分が助かるため」には「動かない理由」が
いくらでもあります。






ただし、これだと自分勝手な人間になってしまいますよね?
例外的に存在する"正義感の強い人間"にはそのような
社会批判に耐えられない、ということもままあります。


そこで多くのハイジャック犯は、刃物だけではなく
「爆弾を持っている(仕掛けている)」という情報を乗客に与えます。


何故わざわざこんなことをしているのかと言うと、
乗客には動かなかったことに対して後になって
言い訳が出来る合理的な"理由"が必要となるのです。
「多少の犠牲を覚悟して犯人を抑えに行ったら爆発で
他人を巻き込む可能性があった。」後でこう証言すれば、
"正義感の強い人間"の体裁は保たれるのです。







このようにして、情報を共有していない乗客の間では
「非協力ゲーム」が成立し、均衡が生じます。
制度が無い人間集団は同じ行動を取れないのです。
自分の利得(この場合は生命の保全です)を追求する前提では
誰も動けなくなるのです。彼らを薄情と非難するのは少々的外れで、
これは人間・生物として当たり前の心理です。


その上での対策としては、こういう状況に対する知識を事前に持つことです。
訓練を受けた人が居れば、率先して動く(犠牲になる)パレート効率
という方法でも解決することができるのですが、
ハイジャック発生時にはこう動く、という基準を決めて
乗客全員が把握していれば「暗黙の了解」が生じて
統一行動が取れるようになります。
残念ながら、こういった知識は未だ共有されていないのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

経験者って・・・ハイジャックに遭ったことがおありでしょうか?確かに僕が行動したとしても無駄死になる可能性はありますね。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/01/29 11:33

911のハイジャックでは犯人は武器として刃物を使用しています。


銃火器は使用していません。
当時は一定の大きさ以下の刃物は持ち込み可能だったため
その規定を悪用しています。
西側諸国の空港では銃火器の機内持ち込みはまず不可能ですが
中にはワイロ次第でどうにでもなるところもあるようです
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この回答へのお礼

西側諸国って東はおKなのですか?

お礼日時:2009/01/29 11:35

少し長く書きます。


9.11のハイジャックでは、最初の方がおっしゃるようにユナイテッド93便の乗客は一丸となって、機体を奪回しようと試みました。 これは「The Flight that Fought Back」というドキュメンタリーになって、エミー賞にもノミネートされました。 残念ながら途半ばで墜落してしまいましたが。 93便のターゲットは議事堂かホワイトハウスだったと思います。 彼らの犠牲でアメリカの政治中枢は救われたということで、英雄として扱われています。
9.11以前、ハイジャックは主に政治目的達成の手段として使われてきました。 政治犯・テロリストの解放などが主な要求です。 ですので、要求が実現されるまで、乗客は大切な交渉の為の道具であり人質でした。 このことから、一般乗客のイメージとして抵抗しなければ解放される、給油時に治安部隊が突入して救助してくれる、というものがあったと思います。 実際、航空会社でも搭乗員にはハイジャック犯に抵抗しないよう指導しました。
9.11は、機体そのものを乗客もろとも目標に突入させるという、従来では考えられなかった目的でハイジャックされた初めてのケースです。 当時、そのようなことを想定している人は、搭乗員も含め一人もいなかったと思います。 ユナイテッド93便の乗客が抵抗したのは、携帯電話で貿易センタービルやペンタゴンへのハイジャック機突入のニュースが乗客に入った為です。 この機も同じ運命を辿ると判ったため、決死の抵抗を試みたものと思われます。
今でも共通しているのは、基本的にハイジャック犯は金銭目的ではなく政治目的ということです。 政治目的のテロは信条に基づいて行動しますので、話し合いや道理が通る相手ではありません。 また爆発物を身につけている場合もあり、下手をすれば機体もろとも道連れにされる可能性があります。 航空会社、機体装置レベルでも、ハイジャック対策はかなり進んでいます。 ユナイテッド93便のようなケースを除けば、抵抗せずに治安機関による解決を待つのが現在でもリスクの最も少ない方法と言えるのではないでしょうか。
尚、余談ですが映画でよく出てくる、飛行中の機内での発砲によって機体に大穴が開いて乗客から何から吸い出される(explosive de-compressionと言います)、というのは現実にはあり得ません。 小さな穴があくだけです。
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この回答へのお礼

長文ありがとうございます。9・11がそれまでの常識から外れたものであるということは理解しました。
華氏911によるとそのときブッシュはある小学校に訪問していたらしいので彼自身には危険はなかったみたいですね。

お礼日時:2009/01/28 08:45

9.11に関しては、謎な部分が多すぎます。


乗客が抵抗したか否かもなぞですし、そもそも旅客機ではなかったとの説まであります。
少なくともほかのハイジャック事件に関しては、コクピットの中で行われたことで、他の乗客にはどうしようもなかったことです。どこかの航空機は機長が急に操縦桿を倒したため墜落したとか。乗客はどうしようもありません。
西鉄バスジャック事件では乗客も説得したとの話がありましたし、抵抗しなかったということは通常ないでしょう。もしくは抵抗できないくらいに相手が強かったかどちらかです。
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この回答へのお礼

まあ相手がチェホンマンとかだったら僕も抵抗しませんが(笑)
コックピットってそんなに簡単に入れるものなのでしょうか?

お礼日時:2009/01/28 08:39

某情報誌によるとその筋のテロ集団はかなりの訓練を積んでおり、


いくら数で勝っていても、素人が立ち向かえる相手では無いということです。
ましてそれまでのハイジャックはいつかは空港に降りて政府側と交渉するのが常套手段でした。
旅客機ごとビルに突っ込むなんて誰も考えません。

実際の現場は映画とは違います。
例え100人以上の人間がいたとしても、誰が自分の命を投げ出します。
震えている以外に何が出来ます。

現実味のある質問をしましょうか?
貴方やくざに絡まれて、戦おうと思いますか
多分貴方など泣いて謝るでしょう。
まして相手は武装して、人を撃つ事にすら躊躇いが無い相手です。
あまり幼稚な質問はしないほうがいいかと思いますが
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この回答へのお礼

質問に関してはプロフィールに書いたように子供の気持ちでしていますので、当然です。やくざに絡まれるのと状況は全く異なると思いますが、少なくても一対一なら負けないと思います。どうやって機内に火器を持ち込んだのか見当がつきませんが、抵抗しないのは理解できませんね。

回答ありがとうございました。少なくてもあなたには絶対勝てると思いますよw

お礼日時:2009/01/28 08:36

あれ?ニュースとか読まないのかな?(^_^;


ユナイテッド航空93便は乗客が奪還しようとしましたよ、目的を果たせず墜落しましたが。

いづれも、犯人が操縦席に入って鍵閉めちゃいましたからねぇ。犯人が飛行機を操縦した。
そーなると、外から開けられません。
ドアを壊して踏み入る道具もありませんし。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%8A% …
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この回答へのお礼

その頃は小学生だったので新聞を読んでいませんでした。悪しからず。

お礼日時:2009/01/28 08:29

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