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亜共晶合金の非平衡凝固とはどうゆう現象なのか教えていただけませんか?

A 回答 (1件)

平衡状態図はご存知でしょうか?


最も簡単な、金属Aとある溶質Bが共晶する系を考えます。
Bは金属でも非金属でも構いません。
共晶とは、液相から溶質Bの低い相(α相とします)と高い相(β相とします)が
同時に晶出する現象のことです。
同時に晶出するので、α相とβ相が交互に現れるシマ模様を作ったりします。
炭素鋼のパーライトが有名です。
液相からいきなりα+βが晶出するのが共晶組成ですが、それよりBの濃度が
低い組成(亜共晶組成)の場合は、液相からまずα相(初晶α相)が晶出し、
もっと温度を下げて共晶温度になったら、共晶(α+β)が晶出します。
これが亜共晶合金の平衡凝固ですが、急冷凝固させると初晶α相の組成が
異なったり、もっと複雑な系になると、平衡状態ではその組成では現れない
はずの相(準安定相)が安定相を差し置いて現れたり、といった平衡状態では
ありえない現象が見られます。
こういった現象が亜共晶合金の非平衡凝固です。
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この回答へのお礼

こんにちは。質問への回答ありがとうございます!わかりやすい回答ありがとうございました!また、回答の返信も早かったので非常に助かりました^^本当にありがとうございました!

お礼日時:2009/04/04 16:32

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