音大を出て、5歳の娘に自分でピアノを教えています。
ピティナのコンクールのことでご意見をいただきたいのですが、A2クラス(幼稚園児)で、子どもをコンクールに出場させることは、その子のピアノ演奏の習得においてプラスになるのかマイナス?になるのか、あまりどちらの効果もないものなのか・・・と、娘を出そうかどうか迷っています。曲を弾きこなすこと自体はそれほど苦ではありませんが、本人は舞台で弾くことを嫌がっているように感じます。
1か月も同じ曲を弾くと、普段であれば合格になるくらいの仕上がりになり、この先、7月までずっと同じ曲を弾かせるのもどうなのかな・・他にも教えたいこともあるのにな、という思いもあります。
掘り下げる、完璧に(ピティナ向けに?)弾く・・とは言っても、まだ5歳の子だし、そこまで厳しく追求して、得られるものはどのくらいのものなのか・・などと、いろいろ迷いがあります。
娘がやる気であれば、楽しみついでに・・とも思いますが、嫌がっているのを説得してまでコンクールに出したい・・と考えるのは、やはり親であり先生である私の自己満足なのかなとも思ったりしています。私自身は卒業後、15年くらい教えてきましたが、ピティナとは無縁でした。なんでもいいのでご意見をお聞かせください。
よろしくお願いします。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは
私も過去に、自分の子供を指導しました。私と、同じような苦しみを味わっておられるお母様、ですね!
たくさんの生徒さんを教えてこられて、色々感じておられるとは思います。
5歳の子供って、まだピアノを始めてそんなに年月がたっていないので、テクニックの差はあまりまりませんよね。でも、小さいのに豊かな音楽表現が出来る子と出来ない子っていうのは、この年でもすでに先生からみるとわかりますよね。5歳なのに、入賞出来る子っていうのは、そういう子達です。小さい曲しかひきませんので、大人のように毎日8時間も練習するということはありませんでしょ。
だから曲の仕上がりはどの子もだいたい同じぐらいよくできているんです。どこに差がでてくるかというと、きれいなクレッシェンドができるとか、手首が柔らかく使えるとか、、そういう才能の片鱗を見せてくれる子が、入賞できるのです。
お子さんがそういう類の子供さんでないなら、出てもがっくりするだけで、精神的には、ピアノの勉強にはマイナスになると思います。
もし、そういう才能をお持ちなら、入賞も望めるので、出られるとこれからのレッスンに弾みがつきます。
少し、大きくなられると、コンクールもまた違った意味あいが出てきます。
才能だけでは入賞できないですし、それこそ8時間文句もいわないで練習できる性格も必要になってきます。教授のレッスンを受け、完璧な準備をしないといけませんし、本人の強い意志と家族の協力がないと出場も難しいですよね。
親がピアノの先生だと、「でるからに入賞を」と思ってしまいます。親の気持ちの負担が大きくなりすぎるので、しんどいですよ。
音大に行かせるつもりがないのであれば、コンクールとは無縁の音楽生活を送らせてあげられるのが、楽しくていい人生を送ることにつながるのではありませんか。
近くの楽器店主催の気楽なちいさなコンクールにでも出て、慣れるという方法もありますよ。レベルが低いので、簡単に入賞でき気分よくレッスンを続けることができます。
とは言っても、真剣に練習することに変わりはありませんので、プラスになるのではないでしょうか。
ご回答、ありがとうございます。
親が自分の子に教えることは本当に難しいですよね。他の先生に預けた方がいいのかとも考えたり・・でも自分の思うようにレッスンを進めたいという気持ちもあり、なかなか手放せません。
コンクールを受ければ、やっぱり「でるからには入賞」と思うでしょうね。きっとしんどいと思います。
年齢相応の課題曲が弾きこなせる程度の力をつけさせながら、本人が受けたいと言ってきたら受けてみる・・くらいに構えていた方がいいのかなと思えるようになってきました。
キリがない世界ですものね。のめり込む前にいろいろ考えることができて良かったと思います。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
自分の子供を他の先生に預けるというのも、なかなか難しいものです。
よっぽど信頼のおける先生仲間でもいれば別ですが、そうもいきません。実際問題、その先生が自分よりレベルの高い学校を出ておられたらまだしも、そうでなかったら納得できないし、また、たとえば、近所でとても評判のいい人格も立派な良い先生がおられても、その人が声楽出身者だったら、絶対預けないでしょう?私は、母校が開いている子供の音楽教室に通わせるか、また私自身が中一から教授のレッスンを受けましたので、そのどちらかにしようと決めていました。で、後者にしたのですが。
本当に葛藤ばかりの苦しい毎日でした。
いっそ、他の楽器をさせる方が楽しいかも。他の子供さんより、音楽的素養もおありでしょうから、何をなさっても、人並み以上に上達されますよ。
再度のご回答、ありがとうございました。
娘をどうにかして他所の先生に預けようと思えば、まわりにいないこともありません。が、やっぱり自分でみたい、という気持ちが強いのだと思います。あとは、進路に関することやレッスンの進み方(コンクールやグレードや上の先生のレッスンに行くことを勧められたり・・)ということで自由がきかなくなることが嫌なんですね。
娘には深く音楽を理解する力や演奏する上での基礎力などは身につけてほしいと思っていますが、音楽の道に・・とは考えていません。あまりに厳しいことが分かっていますし、お恥ずかしいですが、親が私にしてくれたこと(経済的負担など)を、娘にしてあげられる自信もありません。このような気持ちでいるので、ピティナに対して全力でぶつかっていくことに迷いや疑問が出てきてしまったり、自分の大学時代の恩師につかせるのを躊躇してしまうのだと思います。
いっそのこと、他の楽器の方が私の気持ちもすっきりするのかもしれませんね。質問以外のことにもいろいろ相談に乗っていただき、ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
親の立場から
私自身もツェルニー40までやりました。
我が子はA1から参加しました。
上の子は何がなんだか分からないまま、先生に勧められるまま受けて予選落ちが最初です。
普段○がもらえる以上に弾けたのに通過できなかったことが悔しいというか、理解できなくて泣きまくりました。
下の子は4歳下で、上の子のコンクールを見てきましたから、どんなものか分かった上で自分から希望しました。
受けたい=受賞したい、小さいうちはただそれだけだったように思います。
一度、入賞すると、コンクールは蜜の味?
ピティナ以外も色々。
ピアノを弾くことの意味が、賞をもらうことになってしまっていたように思います。
先生も親も本人も、何のためにピアノをやっているのか麻痺してきます。
コンクールを受けると確かに上達します。
でも、小さいうちにコンクールを追いかけるのも考え物です。
小学生時代、コンクール荒しのような子の多くが、中学生になって、もしくは中学受験で姿を消していきます。
今になって思うことは、賞をもらうことが一番の目的になってはいけないということです。
でも、その時には、頭に血が上っていて分からないんです。
下の子は、中学生になって、ピアニストになれないなら、ピアノをやっても仕方ないという極端な選択をしました。
今年のコンペは、見学に連れて行かれてはどうですか?
本選も。
来年は、自分もあの舞台で弾きたいと言えば、A1でデビューすれば
いいのではないかな。
A1A2は指導者がいかに作り上げたものを子どもに忠実に真似させるかの競争のような気さえします。
ご回答ありがとうございました。
ピティナのコンクールを経験されたお母様のお話、とても参考になりました。私も一度コンクールを受けてしまうと、どんどん私の気持ちの方が熱くなっていくのが想像できるので、そうなったら親子ともにしんどいな・・という思いもあり、悩みます。
いろいろ考えてみましたが、こういうコンクールもあるんだよということを子どもには伝えておいて、子どもから「受けてみたい」という言葉が聞けたときに受けさせるようにした方がいいんじゃないかな・・と思い始めています。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
同業者です(笑)
ピアノ(に限らずですが)は一生かけて触れあって行くものだと私は思っています。もちろん小さい時からバリバリ?弾いてコンクールに出るお子さんもいらっしゃるでしょう。
おそらく そういうお子さんは持って生まれた性格で、人前で何かをする事が快感となる性格なのだと思います。
5歳と言えども もうお子さんの人格的な部分はお母様に見えていらっしゃるはずではないかと。
先は長いです。じっくりとお子さんの音楽性を育て上げて まずは音楽の楽しさ(もちろん 楽しさを得る為の苦労は当たり前として)を植え付ける?事と、しっかりした基礎を身に付けさせる事が先決ではないかな…(生意気な事をすみません)と思いますが。
その上でお子さんが自発的にコンクール出場を希望した時、初めてお子さんにとってコンクールが勉強の場となり得るものが大きなものとなるのではないでしょうか。
5歳というと 本当に可愛い時ですよね。舞台に立つ姿も一番可愛い時期だと思います。 今は発表会の舞台に立たせるくらいがベストかな なんて感じます。
私自身、生徒を育てる時の感覚が『一生の付き合い』というスタンスなので 発想がのんきなのかもしれません(^^;
でも幼稚園の時から育てた生徒が 社会人になってもピアノを楽しみ私のもとを訪れてくれる(レッスンを受けに…です)事は 私のスタンスが決してひどく間違ってはいないのかな…と感じています。
お子さんが一生ピアノを心から楽しみ 愛していかれる事を願っています。
色々生意気を申してすみません。。m(__)m
ご回答、ありがとうございます。
生徒さんが大人になってもピアノが大好きで続けている・・ということは、本当に理想的なことで、ピアノ教師の願いですよね。
自分の子にピアノを教えることがとてもしんどく思えたときもあり(ついエスカレートしていってしまい、私の方が欲を抑えられずに難しいことを注文してしまったり)、ゆっくり歩いていこうと本も易しいものに戻したりして工夫をしてきました。
ゆったりした気持ちで!と自分に言い聞かせてやっていましたが、ついつい力が入ってしまうのです。娘にも私の心の中は見えているようで、知らないうちにプレッシャーや義務感みたいなものを感じさせてもいると思います。去年も課題の4曲を練習しましたが、発表会で弾くだけにしました。今年も悩みながら4曲練習しているところです。
もう少し考えようと思います。
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
難しいですね。
まだ5歳のお子さんなら自分の意思表示も定かではないでしょう。嫌がっているように見えても親が言えばきっとがんばって練習もするでしょう。
コンクール出場はトータルで考えるとプラスの面も多いと思います。でもそれは本人のやる気がある場合のことで、無理をしてまで出場することがプラスにつながるとは思えません。
私なら、子供が嫌がっているようなら出場はさせないかもしれません。
でも一度チャレンジすることも良いことかもしれませんね。
コンクールを経験したことでお子さんの気持ちに変化が出てくる可能性もありますよ。
早速のご回答、ありがとうございます。
本人はコンクールに出ることを「嫌だ」と言うものの、説得したり私が強く勧めれば「受けてみる」と言うのだと思います。もちろん、コンクールがどんなものなのかもわからないと思います。
出たとしても、親(先生)にやらされている格好になると思いますし、きっと私の方が一生懸命になってしまうでしょう。
でも、コンクールを経験することで本人の気持ちの面も変わってくることもあるでしょうね。もうしばらく悩みそうです。
ありがとうございました。
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