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ルネッサンスからバロックと時代が経つにつれて短調が少なくなっている気がします。なぜでしょうか?

http://www.geocities.jp/pianistkibun/gakusya/him …

A 回答 (4件)

素人音楽ファンの単なる思いつきですから、半分冗談だと思って気楽にお読み下さい。



単調の曲だと、食事やお酒がおいしく感じられないからではないでしょうか?

No.1の回答者さんも書かれているように、音楽の目的が時代の変遷に伴って「宗教」から「ターフェルムジーク」や「ディベルティメント」に移っていった事が大きかったのではないでしょうか。安易な発想で恐縮ですが... m(__)m
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長調の音楽が多いのは、その時代ヨーロッパに広まった「啓蒙思想」の影響があるそうです。


ルソーなんかで有名な啓蒙思想ですが、これは人間や社会が本来理性的で明るく良きもので、理想に向かって進歩しなければならないし、またそうできるものである、といったような思想です。
ですので、その時代の音楽もその影響を受け、人間のどろどろした面や恨み悲しみといったマイナスの感情をあらわすものより、すっきりとした様式にのっとった明るいノーブルな雰囲気のものが好まれた、ということらしいのです。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%95%93%E8%92%99
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原因として楽曲の様式が変化した事と調性論の確立、時代を通して長三度の響きを好んだ事などが挙げられます。


長三度の響きは短三度より良いとされ、ルネッサンス期からピカルディーの三度やドリアの六度の形で多用されたので短調曲でも多種類の長三和音が用いられたので響きが良好とされ、積極的に短調で作曲されました。つまりまだ教会旋法の時代であって、調性論にみられる主和音、属和音、下属和音、下中和音、上主和音といった機能和声的な考え方が確立していなかったためです。
しかし、教会旋法が長短二つの旋法に集約されると調性論が発達し、ドリアの六度、続いてピカルディーの三度が廃れるとともに短調曲での長三和音の種類が減り、暗く響きの悪い雰囲気の短調曲のイメージが定着していった、と考えられます。

こうして17世紀初期では楽曲の7割が短調であったのも17世紀末には長短調とも半数になり、18世紀中期には殆どが長調になりました。

また、対位法は歴史的に教会旋法の中で発達したものであり、旋法的性格を持ち、複数の調性を縦に内包するので対位法で書かれている曲には短調が多いです。これは線的な響きの場合、短三度の響きの悪さもある程度緩和されるからです。当然、対位法的書法の衰退とともに和声的書法が発達し、長三度の響きをメインに持ってくる長調曲が大半を占めるようになりました。
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宗教色が薄れていったからです。

古典派(モーツアルト、ハイドン)に限って言えば、サロン音楽だからです。
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