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クローンへの警鐘やコンドームの使用禁止などに見られるように、「神の意思」を尊重する観点から自然現象や偶発的事象一般への「人為的介入」を否定するカソリックですが、人類の都合で病原性細菌を殺す「抗生物質」や天然痘という地球上の「種」をひとつ絶滅に追いやった「ワクチン」などの使用について、何らかのカソリック協会側の公式見解はありますでしょうか?

前法王のヨハネパウロ2世がお亡くなりになる際、ご自身の意向としてあえて延命措置は取らず、神の意思に身を任せるよう側近たちに指示なさったとの報道がありましたが、法王を含め法王庁の人たちは風邪を引いても薬、特に抗生物質は飲まないのでしょうか?古来教会が病院を運営するケースも多いようですが、法王自身が延命措置を「神の意思に素直でない行為」と解釈しているとすると、そもそも医療行為そのものについてはどこからからどこまでが、「カソリック教会的に許される行為」の境界線となるか、興味があります。その試金石として表題の質問をさせていただきます。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

神のみが創造できるとされ、子供ができるのは神が祝福したことが原因っとしているんですね。


子供ができない夫婦は、神がその夫婦を呪っていることが原因で、子供ができない としています。

だから、神が祝福して子供を与える行為を阻む避妊は一切禁止ってなっているんです。


これがクローンと避妊行為の一切を禁止している理由。
信者が性欲を催した場合は、神の祝福が突然降りたわけで、近くにいる人と性交渉をするのですが、法律ではレイプってなっていますよね。
で、信者がレイプして女に子供をはらませた場合、それは神様の祝福がレイピストに降りたわけで、堕胎は禁止なんです。
レイプ犯の子供は神の祝福ですから、産んで育てなければならない。
これは絶対で、堕胎は許されません。
神に祝福されたレイプ犯の男の子供を産むのがメスの役割。


で、中世では病気になることは、神から呪われていると考えられていたので、医者にかかるのではなく、神に謝罪するべきだとされたんです。
従って医療を受けていれば、失明したり手足を切断しなくてよかった人々も、キリスト教の言う通り医療にかからず、自宅で神に祈った結果、身体障害者になっていたようなんですね。
すると、それは神からの罰だから、神からも報いを受けるべきだってしたんです。



しかし、時代は変り、避妊行為は今もってダメだが、その他の医療を受けることは認めているし、キリスト教派閥でも病院を運営しているところもある。
が、カソリック系病院は堕胎手術は受けないでしょう。


ヨハネパウロ2世は尿路感染したという報道がなされたのを記憶しています。
尿道から入ったバイキン(便には沢山の菌が入っており、これが尿道より体内に侵入したのでしょう)を殺す抗生物質の投与。
抗生物質を投与して菌を殺さないと、体は菌を殺そうと発熱をします。
熱を発するので、エネルギーがそっちに奪われるし、高熱を出すために水分を体内から出す。
脱水になり、高齢で体力が弱っている人は、これで命を落すこともある。
そうならないように ただちに抗生物質を投与すべきなんですが、、、、

数日間 同様の報道が続いていたので、抗生物質の投与を拒否して、死を早めたと思えます。

神が命を奪いたいという意志を持ったら、人間はそれに逆らわず従うべきって信仰を貫いたわけですね。


精神障害や身体障害に途中でなった場合、神がそれを望んだから、もしくはその人が悪人だったので、神が罰を与えたという考え。
神様は根拠なく人間を苛めず、必ず理由があり、人の命を奪ったり、体を不自由にするのも、神の計画であり、時には懲らしめて改心させるために、精神障害や身体障害にしてしまうこともある という考え。

ノアの箱舟も人間が悪だったからという理由でしたよね。
スマトラ島沖地震も阪神大震災で死んだ人も、悪人だったから神が滅ぼしたという考え。

身体障害や精神障害になってしまった人は、自分の悪を認め、誠心誠意神様に謝罪し、それが聞き入れられたら、神様は元通りにしてくれるという信仰。

確か、ダビンチ・コードや天使と悪魔の元ネタの本にも、そのような信仰心の紹介があったと思います。


>そもそも医療行為そのものについてはどこからからどこまでが、「カソリック教会的に許される行為」の境界線となるか

ちゃんとしたマニュアルは無いと思います。
そして、カソリックの考えは、どんなひどいことをしたとしても、解告して「あなたの罪は許された」と聖職者から宣言されたら、罪は消えるとされます。
従って、何やってもいいとなり、大量殺人ができてしまったという歴史があります。


キリスト教は、神が定めた食物規定を否定しています。
食物規定の内容を見ると、確かにその動物は人間に害を与えるウイルスの宿主で、人間に感染するのを防ぐために、食べてはダメだと古代の人が決めたのだと思えます。
(ブダインフルエンザなど今流行していますが)



キリスト教は神が定めた食物規定を否定していますよね。
律法のほとんどを否定しています。
これはもう 神を信じていないとしか思えないので、信仰は無いとしか思えないのですが、、、、
理解に苦しみます。


律法を守ったユダヤ人と、律法のほとんどを否定したキリスト教徒。
ヨーロッパでチフスが大流行したとき、キリスト教徒ばかりかかったため、ユダヤ人が悪さしていると思われた。
何故ユダヤ人はチフスにかからなかったのか。
律法が彼らを守ったから。
どういうことか?
律法には1日1000くらいの規定があり、それを全部信心深いユダヤ教徒はやっていたわけです。
その中に何かをやるたび手を洗うという規定があった。
信心深いので律法を守ってやっていたので、病原菌がついても、発病する前に清い水で洗い流されていたので、体内に入らなかったわけです。

律法を否定したキリスト教徒とと律法を守ったユダヤ教徒の違いが如術に現れたケース。
ちゃんと理由があって食物規定がひかれていたわけですね。


従い キリスト教は、最初から神を信じず、神が言ったとされることをことごとく否定している団体なので、あとは「自分こそ地上の神の代理人だ」って主張する教皇の考え次第。
信者にとって、律法を否定し自分の言うことのみ信じろという教皇が実質信者にとっての神なので。
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回答になってないかもしれませんが、考え方としてキリスト教は信者の過ちを許します、つまり全ては神の思し召しであるということです。


線引きはあって無いようなものというか、同じカソリックでも宗派によって異なると思います。
有名なのは『エホバの証人』の輸血拒否などですが、キリスト教に限らず所謂原理主義といわれる人たちはそこらあたりの寛容性がありません。
知り合いのイスラム教徒は酒を平気で飲みます、良いのかと聞くと、「アラーは寛容だ、許してくれる」と言ってますよ。
ローマ教皇庁も最近はガリレオ裁判は間違いだったといったように、科学も神の創りたもうた世界の一つであり、キリスト教と矛盾しないという見解に変わってきてます。

ヨハネパウロ2世は晩年患っており、認知症の気配もあったそうですが終身職である教皇を生前に辞した前例が無い為に辞任したくともできませんでした。
カソリックの本丸に於いて自殺は論外ですので、神の思し召しを都合良く解釈して延命措置を拒否したものと思われます。
病気で死に掛けた教皇がプロポリス(天然の抗生剤ですね)を飲んで助かったとかいう話もありますし、生命を弄ぶと解釈できるような行為以外は「認めない」と言うわけにはいかないんじゃないでしょうか。
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