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私は高校生のとき、イギリス国教会はトップがローマカトリック教皇からイングランド国王にかわっただけで、組織的にも教義的にもカトリックと変わらないと教わったのですが、ということはいわゆるピューリタンとは全然違うものになりますよね? イギリス国内には国教会風の教会とプロテスタント風の教会があって、神父もいれば牧師もいるということですか?

A 回答 (5件)

ちょっと下の回答でミスです・・・


女性主教と同性愛者主教は別人ですね・・・。どちらもアメリカ聖公会ですが。ちなみに同性愛者主教はオバマ大統領就任演の際に祝福の祈りをあげた人だったりします。
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この回答へのお礼

いかにもオバマらしいというか。民主党の支持基盤の一つになってきているってことですかね。どれくらいの数の信者がいるのか、調べてみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/15 01:46

聖公会派はピューリタンではないというのはすでに別の方が詳しく解説しているので。


イギリス国教会(後の聖公会派)の成り立ちについては質問者さんの考えどおりで、ぶっちゃけ教義もカトリックとプロテスタントの中間と解釈されることが多いです。
また、組織構造にいたってはほとんど丸ごと流用しています。一般信徒が一番下にいて司祭と助祭(聖公会では司祭と執事)がいて小教区を管轄し、それら小教区を司教(主教)が司教区(主教区)として管轄し、さらにそれらいくつかをまとめて大司教(大主教)が大司教管区(大主教管区)が管轄する・・・でその頂点にいるのが教皇(国王)という具合で、アイルランドやイングランドなど、カトリックの監督区がもとからある場合、形もほとんど変えずに使っています。
教義については、最初期は中道主義でほとんど同じだったのですが、後にカルヴァン系の影響を受けてもいますので、いまではちょっと違います(ですので「カトリックとプロテスタントの中間」)。
また、ここ100年でさらに違いは明確になっています。特に女性、同性愛に対するアプローチは聖公会派はかなりリベラルです。カトリックでは女性は聖職者(司祭以上)にはなれませんが、聖公会派ではなることが出来ます。またいくつかの大教区(他の質問に対する回答でも言いましたが、聖公会は世界中に分派というか支部があるのですね。アメリカならアメリカ聖公会、日本なら日本聖公会等)では同性愛者に対する祝福(カトリックでは同性愛自体が基本ダメ)をしていたりします。
ただ、これらは大教区ごとにかなり温度差があり、アフリカなどの地域は極めて保守的である反面、アメリカ聖公会(世界で最もリベラルともいわれるキリスト教派)では女性の、しかも同性愛者の大主教がいたりします。で、それが反発しあっていまでも聖公会派はかなりすったもんだしている、という状況で、さらにリベラルな主教区、リベラルじゃない主教区がその支部の中身でも分かれていてもうとても分かりにくいです。ちなみに日本聖公会は「女性司祭についてはあくまで緊急時のみ」という見解でしたが現在は普通に任命しています。しかし、教区によっては任命しない所もあるなど、これまた対応が割れています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
女性司祭、また同性愛についてかなり寛容な態度をとっているというのは驚きです。なんだか宗教も現代のニーズに合わせて多様化しているみたいで面白いですね。勉強になりました。

お礼日時:2009/05/15 01:43

>現在の聖公会はほとんどピューリタンと教義においても組織においても変わらないということですか?



聖公会は、ピューリタンではありません。
ピューリタンの系統を引くのは、会衆派(Congregational 同志社伊達学の設立母体)、バブテスト(Baptists アメリカ最大の教派 関東学院・西南学院の設立母体)、クェーカー(Quakers)になります。
その他、厳密にはピューリタンではありませんが、ピューリタン的な性格を持つ教派(メソジスト、ペンテコステ、アドベンチスト、ホーリネスなど9があります。
ピューリタン及びピューリタン的教派のほとんどが、アメリカを拠点にしており、イギリスなどのヨーロッパでは、少数派になっています。
ピューリタン的な考え方は、「聖書に忠実に」を信条にしている、一種の宗教原理主義勢力で、会衆派を除き、福音派(エバンジェリカル)を称しています。
国教会(聖公会)の考え方に満足せずに、より宗教的真実(現実からの決別)を求めたのが、ピューリタンで、イギリスのピューリタン革命の中心となったのは、会衆派になります。
会衆派は、カルビン派の考え方に感化された勢力が、国教会をカルビン派のような考え方に変更しようとした際に、信徒の長老指導を認める(長老派)か、認めない(会衆派)か、で分裂し、会衆派がピューリタン革命を起こします。
イギリスでの王政復古後弾圧され、イギリスでは勢力を失い、アメリカに拠点を移します。
バブテストは、ピューリタン革命前の弾圧の時、オランダに逃れたピューリタンが、オランダのアナバブテスト(再洗礼派)の影響を受けて成立した教派になります。
クェーカーは、ピューリタン革命期に、会衆派から分裂した教派です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。結構頭の中を整理できました。

お礼日時:2009/05/15 01:38

・イギリス国教会はトップがローマカトリック教皇からイングランド国王にかわっただけで、組織的にも教義的にもカトリックと変わら



かったが、その後の宗教改革の影響で、変革されプロテスタント教会となりました。

聖公会(国教会)の中にも、
オクスフォード神学部などカトリックに近い典礼を重んじる高教会派と
大衆伝道を重んじる福音主義の低教会派がある


イギリス国内には
神父のいる
カトリック教会(人口の約1割)、
牧師のいる
聖公会(国教会、約3割)
長老派(カルヴァン派、スコットランドの主流)
メソジスト派(福音主義を唱え、国教会から独立)
バプテスト派
などのプロテスタント教会
双方、多数ある

ピューリタン(清教徒)は
16世紀後半17世紀の
国教会の、当時の教会指導層に
カルヴァン派を模範とした宗教改革の徹底を
求めた勢力。
一時はクロムウェルの清教徒革命により
国教会とイギリスを、完全に支配した

この回答への補足

ありがとうございます。
その後の宗教改革の影響で、変革されプロテスタント教会となりました。
牧師のいる
聖公会(国教会、約3割)
とありますが、ということは現在の聖公会はほとんどピューリタンと教義においても組織においても変わらないということですか?

補足日時:2009/05/06 20:18
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回答します。



英国の宗教は、主にカトリック系から影響を大きく受けた「英国国教会(イングランド)」と、英国国内に住む「スコットランド」や「アイルランド」系のプロテスタント系(=これを清教徒)の宗教に分かれます。

英国の歴史は、「ローマ帝国」によって征服されブリテン島と呼ばれた時代から、北欧のノルディック王国に征服された時代、そしてスコットランド、イングランドの統合を経て現在に至ります。

英国においてグレートブリテンでは、カトリック系の寺院が存在し、これが英国国教会と呼ばれる長老派です。実際に、ケンブリッジ大学・オックスフォード大学の神学部は英国国教会系です。

これに対して、スコットランドのエジンバラ大学の神学部はピューリタン系です。

今を遡ること、数百年前・・・「エリザベス一世」と「アン王女」の時代は反対だったのですが、今はそうなっています。

ただし、あくまでも区分的なものに過ぎず、とりあえずどちらの会衆も、「ローマ・カトリック」から言えば「ピューリタン」なのだそうです。

では。

この回答への補足

ありがとうございます。ではおおざっぱにいって国教会とピューリタンの違いはカトリックとピューリタンの違いと考えてもいいのですか?

補足日時:2009/05/06 19:23
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