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カテゴリ一覧で「アート」を見つけてこのことを思い出す私も私ですが・・・

前世紀、高校に通っていたときのことです。
美術で版画制作をしているときに教師が
「お前らな、いずれ銅版画を買うこともあろうから、覚えておけ。
まず、版画には必ず鉛筆で総印刷数と、通し番号を分数で付ける。鉛筆を使うのは変質しないためである。
続いて通し番号であるが、これを4分割した場合、
・第1クオーター(以下Q)はインクののりが悪いからダメ。
・第4Qは版が潰れだしているのでダメ。
最上なのは第3(2だったかも)Qである」と教授してくれました。

さて、諸賢にお伺いしたいのは
1)そもそもこの知識は本当に正しいか。正しいのなら不詳の教え子が忘れてしまった最上のQはどっちで、それは如何なる理由によるモノか
2)この知識は、他の版画、木版やシルクスクリーンにも応用が利くのか
の2点です。

なお、質問子は結局、銅版画を買うような余裕はなく、当面この知識が正しいのか試す機会はありませんが・・・

A 回答 (1件)

刷りの善し悪しも作品のうちだと思えばそんな見方もできるのでしょうが


それでも一応は作者がチェックして
自分で納得できないものははねるでしょうから
あまり気にすることでもないと思います。
私も銅版画をいくつか作りましたけど
最初と最後の部分は外に(売りに)出すのは避けました。
中にはシリアルナンバーの書き方が気に入らなくて出さなかったものもあります(笑)。

ま、購入したものをいつかは高値で売ろう、という魂胆なら
シリアルを気にする選び方もあるのでしょうが
ご自分が気に入った作品として購入するのなら
あまり気にすることでもなさそうに思います。

あえて自分の経験から言えば
4分割した場合ではインキの盛り方が分かってくる第3Qが最良でした。
ただ、知人の中には
まず上がりのチェックを済ませてから
あらためてシリアルを記入する人もいました。
つまり、番号順に刷られた、という訳ではない場合もあります。

それでも中には、刷りの程度はともかく若いシリアルが欲しいという人もいました。
「試刷り」だけを集めている人もいました。
きっとその人たちは作品の中身や刷り上がり以外の部分で
価値を見つけているのだろうと思います。

ただ、それはそれとして
やはり最初の部分は版とインキの馴染みが悪いとか
最後の部分は版が疲労してくるとか
そうした意味で自分(作者)が求める上がりにならないのは事実です。
これは木版画など版が一点ものの版画には同じことが言えます。
が、シルクスクリーンなら版そのものを新たに作れますから
そういった事はあてはまらないのかもしれません。



それでも、その先生、
芸術作品に接する場合には
シリアルの見方よりもっと大切なものがあることを教えるべきでした(笑)。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大体あってるが、あんまり気にしなくていい、という事でしょうか。

>まず上がりのチェックを済ませてから
>あらためてシリアルを記入する人もいました。
>つまり、番号順に刷られた、という訳ではない場合もあります。
そういうケースもあるんですね。作家ごとのマイルールって感じでしょうか?

なお、先生の名誉のために
もっと大切なモノもご教授頂きました、とは申し加えておきます。

まあ、もう一つ明確に覚えているのは
「人はいかにバブルに狂ったか」という雑談で、これはこれで趣がある話ですが、美術眼とは関係がない(笑)。その辺は生徒の出来がダメだった、ということで・・・

お礼日時:2009/05/19 01:27

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