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大原美術館にてマルセル・デュシャンの「L.H.O.O.Q.」を見ました。
その横に
これに学ぶ芸術とはなにか
のような説明が書いてありました。
館内地図みてなかったので
戻れると思っていたのですが、順路なるものがあって
見に戻れませんでした。
戻っても怒られないのかも知れませんが、
「順路→」と書かれてたので…。
もう一度読みに行きたいのですが、遠いためなかなか行けませんし、
いつまで飾ってあるのかもわかりません。

そこで質問です。
「L.H.O.O.Q.」を見て考える芸術とはなんですか?
私は否定的であれを芸術と素直に受け取れませんでした。

宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

はじめまして。


すでに見られていると思いますが、ウィキペディアでみると

『L.H.O.O.Q.』(1919年)
『モナ・リザ』に、ひげを書き加えた作品。作品名の「L.H.O.O.Q.」はフランス語で続けて読むと、「彼女の尻は熱い (Elle a chaud au cul、彼女は性的に興奮している)」と同じ発音(エラショオキュー)になる。

とありますね。
大原美術館には、2度行ったことがあるのですが、この作品があったのかどうか、記憶に残っていません。

マルセル・デュシャンは、私が高校を卒業した年の『美術手帖』に、『遺作』が特集され、すごく興味を持った作家です。
芸術家とは、表現者です。真面目な芸術家ほど、どう表現するか、もっといい方法があるのではと、常に迷い彷徨っています。
私に言わせれば、デュシャンは「かきまぜ屋」。好きな作家ではありませんが、美術界に大きな影響を与えた作家には違いありません。
私の県の「県展」に、私の先輩が便せんに「この美術館全体が私の作品」と書き、この便せんを壁に張って欲しいと添え書きをして出品しました(出品になるのかどうか)。結局、認められませんでしたが、審査委員会は大もめになったそうです。
もう40年も昔の話になってしまいましたが、これもデュシャンの影響でした。
だれもが「表現とは何か」で迷い、今につづいています。その迷いにつけ込んだのが、デュシャン。迷いがつづく限り、デュシャンの存在は不動といえそうですね。
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このような言葉ではありませんでしたか。


現代美術の父”とも“ダダイズムの巨匠”とも呼ばれ、20世紀美術に多大な影響を与えた人物です。従来の芸術家の概念からはずれた破天荒な行動で、一般社会からも常に注意を集め続けたデュシャンは、実は何につけ懐疑の人で、芸術を根底から疑って独創性というものを信用せず、偶然に事を委ね、作者の存在すらも否定しました。たとえば既製品であっても誰かがそれをさして、芸術であると呼べばそれが芸術作品になるのだ、というのです。
一方で、20世紀の美術の中でデュシャンほど多くの対話を誘発してきた作家はいません。デュシャンの活動は、さまざまなかたちで引用され、翻案され、また批判の対象ともなってきました。今日の作家にとっては既製品を使うことだけでなく、他人の作品の流用や転用もとりたてて珍しい表現手段ではありません。むしろ、美術の伝統的な規範を拒絶したはずのデュシャンの方法論自体が、皮肉なことに現代美術の新たな伝統になりつつあります。
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