
A 回答 (3件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.3
- 回答日時:
羅生門における利己主義は、単なる利己主義では無いですね。
一般的な自己チュー的な意味とは、一線を画します。
「生きるために止むを得ない犯罪行為は許容する主義」みたいな感じに言い換えて良いと思います。
究極に近い状況での『人間の本質』は、利己主義ではないか?と言う、性悪説的な視点・立場から、描かれた作品です。
それに対して、まず質問者様の考え方を整理したらどうですか?
賛成(肯定)するのか、反対(否定)するのか、立場を明確にすれば良いと思いますよ。
学校の宿題なら、まあ反対(否定)すべきかと思いますが。
さすがに文豪の作品で、作品だけを読むと、簡単に反論が出来るスキは無いですけど。
でも現実社会と対比すれば、下人の思考や行動は、単なる一例でしか無いですよ。
不況・就職難の昨今、現在の社会情勢と似た様な部分はあります。
必死で就職活動しても、なかなか内定が貰えませんが、これは主人に解雇された下人と同じ様な状況です。
「貧すりゃ鈍す」で、下人が利己主義者である犯罪者になるかどうか?と言う岐路に立つのと同様、「いっそフリーターとか、最悪ニートにでもなっちゃうか?」みたいな気持ちは、誰にでも芽生える一瞬はあると思いますし、実際にそう言う道を選択しちゃう人もいるでしょうね。
しかし現実は、ソチラが過半数では有りません。
人間の中には間違い無く弱い心も有るし、実際にその弱い心の前に負けてしまう人も居ます。
でもそれが全てでも現実でもありません。
現実の一部です。
世間に失望した芥川龍之介が、読者に共感を求め、一部を全部と思い込ませたくて書いたのか?
未来ある質問者様達に、反論して欲しいと思って書いたのか?
その答えは作者の中だけにしか無いし、読者一人一人の中に、無数に有ると思います。
読後、「確かに人間って、弱い生き物だなぁ」みたいな共感が有れば、肯定的に書いても良いし、「そりゃ弱い生物だけど・・・」って、反論したい気持ちがあるなら、たとえ文豪の作品でも、ケチョンケチョンに批判すれば良いですヨ。
No.2
- 回答日時:
下人の「利己主義」に「ついて」書こうと思うとむつかしくなります。
下人の行動について、自分がその場に目撃者としているとしたら、下人を非難できるかどうか、とか、具体的な考え方をするとよいのではないでしょうか。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報